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龍国寺(りゅうこくじ)
祥雲山と号し曹洞宗に属する龍国寺。
龍国寺入口の細い階段を上っていくと、木のトンネルの中に赤い鳥居が並ぶ神秘的な光景が広がります。
木々の茂る境内は清々しい空気に包まれています。
龍国寺境内には加賀友禅の始祖・宮崎友禅斎の墓や友禅堂があるため、加賀友禅に関する祭典などが行われることもあります。
宝泉寺(ほうせんじ)
摩利支天山と号し真言宗に属する宝泉寺。
小高い丘の上にある宝泉寺の境内からは東山の黒瓦屋根の町並みを一望できます。
天候や立ち位置によって表情が変わると言われる遊戯観音(ゆうぎかんのん)像の前に座って瞑想する方もよくいるそうです。
遊戯観音像の隣にはご神木の五本松が立っています。
境内のいたるところに並んでいる石仏は一体一体に味わいがあり、見飽きません。
大日如来、釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、千手観音、虚空蔵菩薩、地蔵菩薩、不動明王など、宝泉寺境内は石仏の宝庫となっています。
- 宝泉寺
- 金沢市 / 寺
- 住所:石川県金沢市子来町57地図で見る
- 電話:076-252-3319
- Web:https://gohonmatsu.or.jp/
円長寺(えんちょうじ)
藤嶋山と号し真宗大谷派に属する円長寺。
円長寺はひがし茶屋街のバス停側入口近くにあります。
仏教の百科事典とも言われる一切経が収められた御輪堂を一周回すと、お経全て唱えたのと同じ功徳が得られると言われています。
現在は僧侶立ち会いでのみ解放されています。
加賀藩三代藩主・前田利常公の位牌を安置し前田家と縁の深い寺院である円長寺は、ひがし茶屋街の入口付近にあるため卯辰山山麓寺院群の中でも特に立ち寄りやすい寺院です。
その他の卯辰山山麓寺院群の寺社
他にも金沢五社のひとつである宇多須神社(うたすじんじゃ)や小坂神社(こさかじんじゃ)、金沢三大仏のひとつである釈迦如来立像を安置する蓮昌寺(れんしょうじ)など、魅力的な寺社がたくさんあります。
狭い地域に50以上の寺社が立ち並ぶ卯辰山山麓寺院群。まずは気になる寺社から散策してみましょう。
「心の道」めぐり 所要時間と参考情報
今回ご紹介した寺社(小坂神社~円長寺)を巡るのにかかった時間は、道に迷ったり住職のお話を聞いたりした時間も含めて2時間ほどでした。
平日はほとんど観光客がいない地域なので、静かに寺院群の散策を楽しんだ後にひがし茶屋街を通ると、すぐ近くにこんなに人がいたのかとその差に驚きます。
金沢観光でひがし茶屋街まで来たら、もう一歩足を伸ばして別世界を体験してみてはいかがでしょうか。
- ご紹介した寺社の境内は全て無料で自由に見学できます。
- 建物内を見学したい場合は許可が必要となりますので、各寺社にお問い合わせください。