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軽井沢おすすめ教会③「聖パウロカトリック教会」
「聖パウロカトリック教会」は、1935年にイギリス人司祭・ウォード神父によって建てられた教会です。建築界の巨匠アントニオ・レイモンドが設計し、“崇高きまわりなきA・レイモンドが神に捧げたデザイン”と称えられた教会は、アメリカ建築学会賞を受賞した優秀建築物でもあります。
三角屋根と水平なファサードが美しいバランスを保ち、一度見たら忘れられない、印象深い外観です。教会堂に隣接して白い鐘楼が建っており、とても絵になります。ウエディングを挙げたカップルは、挙式の後にこの鐘を鳴らすことができ、人気の後押しになっているそう。
教会の左手の壁面には、聖パウロ像が掲げられています。聖パウロとは、教会の名に冠されたキリスト教の聖人の一人であり、右手に持っている長剣はパウロが剣で斬首され、殉教したことを示すシンボルとされています。
素朴かつ神聖さがあふれる堂内
「聖パウロカトリック教会」の堂内は、木がふんだんに使われたあたたかみのある雰囲気です。素朴ながら、祈りの場としての神聖さが感じられ、多くのカトリック信者を引き付けてやまないというのも納得。家族だけでアットホームなウエディングをしたいと考えるカップルにとっても、魅力的な教会となっています。
訪れるなら紅葉シーズンがおすすめ!
「聖パウロカトリック教会」を訪れるのに最適な時季は、紅葉が美しい秋とされています。教会を取り囲む木々が黄色や赤に染まる中、名建築のフォルムがさらに引き立ち、一枚の絵画のような風景に。SNS映えする写真の撮影にもぴったりの教会です。
- 軽井沢聖パウロカトリック教会
- 軽井沢 / ドライブスポット / 教会
- 住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢179地図で見る
- 電話:0267-42-2429
- Web:http://karuizawa-ginza.org/shop/stpaul_church/
軽井沢おすすめ教会④「ショー記念礼拝堂」
モデルコースの最後に訪れるのは、冒頭にご紹介した軽井沢発祥の父、アレキサンダー・クロフト・ショーが建てた教会「ショー記念礼拝堂」です。
こちらは「聖パウロカトリック教会」から徒歩10分ほどの距離ですので、車は「チャーチストリート軽井沢」に置いたまま、徒歩で向かいましょう。道中には高級別荘が建ち並び、それらを眺めながら散歩するのもまた楽しいもの。
林の中にひっそりと建つ礼拝堂
「ショー記念礼拝堂」はとても小さな教会で、道路から少し奥まった場所にひっそりとたたずんでいますので、ともすれば見落としてしまいそうなほど。目印は、教会へ続く小道に建つ宣教師ショーの胸像と、ショーの功績を称える十字架型の立て札です。
「ショー記念礼拝堂」の始まりは、ショーの別荘が礼拝堂として兼用されたことに端を発します。現在の教会の原形は明治28年に完成し、軽井沢における初の教会として多くの信者に親しまれながら、大正11年までに増改築を繰り返してほぼ現在の姿になったとされています。
一般住宅のようなこぢんまりとした教会であるがゆえに、かえって敬虔な祈りの場となったとも言える「ショー記念礼拝堂」。今もなお、悩みを抱える人々の声に熱心に耳を傾け、誰しもに開かれた教会として軽井沢の地元の方に愛されています。
- 軽井沢ショー記念礼拝堂
- 軽井沢 / 教会 / ドライブスポット
- 住所:長野県北佐久郡 軽井沢町軽井沢57-1地図で見る
- 電話:0267-42-4740
軽井沢の教会巡りモデルコース
- 「石の教会」見学(約20分)
- 移動(約5分)
- 「軽井沢高原教会」見学(約20分)
- 移動(約15分)
- 「聖パウロカトリック教会」見学(約20分)
- 移動(約10分)
- 「ショー記念礼拝堂」見学(約20分)
合計110分=1時間50分
教会巡りをする際の注意点
軽井沢の教会はかなり観光地化しているとはいえ、宗教施設であることは変わりありません。堂内では静かに見学し、礼拝等で訪れている信者の方の邪魔にならないようにしましょう。
また、外観は撮影OKでも堂内は禁止という教会も多いので、注意してください。挙式中などで教会内に入れない場合もありますので、あらかじめ理解しておきましょう。
おわりに
軽井沢の人気教会4選を巡るモデルコース、いかがでしたか? どの教会もそれぞれに長い歴史を持ち、その背景をたどるのも大変興味深いもの。車があれば、2時間かからずに4つの教会をすべて巡ることができますので、本記事を参考に軽井沢の教会巡りを楽しんでみてください。
また、「石の教会」「軽井沢高原教会」のすぐ近くにはハルニレテラスがあり、「聖パウロカトリック教会」「ショー記念礼拝堂」は、軽井沢で一番にぎわう軽井沢銀座から徒歩圏内ですので、これらの観光スポットと組み合わせたコースもおすすめです!