港町・神戸には、さまざまな宿泊施設があります。利便性を重視するなら三宮や元町といった中心市街地にあるホテルが良いですが、景色や環境の良さを重視するなら、郊外のホテルもおすすめですよ。今回は、素晴らしい海の景色が客室から楽しめるシティホテル「シーサイドホテル舞子ビラ神戸」を紹介します。
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シーサイドホテル舞子ビラ神戸とは
シーサイドホテル舞子ビラ神戸は、神戸市の西部、垂水区にあるシティホテルです。目の前には、淡路島と明石海峡があり、本州と淡路島をむすぶ明石海峡大橋を眺めることができる、景色の良さが魅力です。建物は14階建ての本館と、8階建ての緑風館からなり、レストランや売店、大浴場、屋外プールなどを備えています。
昼も夜も素晴らしい、客室からの眺め
筆者は今回、本館5階のツインルームを利用しました。高層階ではないのですが、それでもこのように素晴らしい景色です。
長さ3,911m、中間支間長1,991mの世界最大の吊り橋「明石海峡大橋」は、客室から見てもとても迫力があります。松林や瀬戸内海の青い海、そして美しい姿の明石海峡大橋を眺め、くつろぎのひと時をすごしてください。
夜になると、橋がライトアップされます。海の上に浮かび上がる橋の姿が、なんとも良い雰囲気です。高層階ならさらに美しく感じられるのではないでしょうか。
最上階のレストラン「キーウエスト」で味わうフレンチのフルコース
宿泊プランにもよりますが、夕食は和食、フレンチ、中華料理、バイキングなどから選択できます。筆者は、フレンチのフルコース「マリー」(通常価格5,150円)を最上階のレストラン「ダイニング&バー キーウエスト」でいただきました。
「マリー」は、前菜からデザート、ドリンクまで全8品程度のフルコースです。地の食材を活かした、季節感のある創作フレンチになっています。
新鮮な魚介類を使った料理は、やや薄味の上品な味付けで、素材そのものの味を楽しむことができるものです。メインは肉料理ですが、魚料理もいくつかあるので、白ワインを飲みながら食事を楽しむのも良さそうです。
メインの牛フィレ肉のグリルです。赤身ながら非常にやわらかく、オリジナルのソースで肉の旨みが引き出されています。
デザートも豪華です。チョコレート味の小さなシュークリームが盛り付けられ、まわりにはフルーツやアイスクリームが添えられています。紅茶またはコーヒーとともに、食事の余韻を楽しんでください。
その他、パンや冷製のポタージュスープもあり、大人の男性でも満足できそうな品数と量になっています。席についてから食事が終了するまでの時間は、混雑状況や食事のスピードにもよりますが、2時間弱ぐらいになるでしょう。小さなお子さんがおられる場合は、バイキングの方が退屈しないかもしれませんね。
日本料理 有栖川の朝食と、海の見える庭園の散策
朝食は、「日本料理 有栖川」の和食か、「テラスレストラン サントロペ」のバイキング料理が選べます。焼きたてのオムレツや、フレンチトーストなどの実演メニューがあるバイキングは人気がありますが、朝は和食でという方や、落ち着いた雰囲気で朝食を楽しみたい方は、「有栖川」でいただくのも良いですよ。
こちらの朝食は、焼き魚やだし巻き卵、納豆、味噌汁などがあり、これぞ日本の伝統的な朝食!といった感じです。炊き合わせやごま豆腐、そして、兵庫県瀬戸内海沿岸部の郷土料理「いかなごのくぎ煮」もあり、少し豪華な内容になっているのがうれしいですね。
ホテルには、きれいに手入れされた庭園もあります。特に天気の良い日の景色は格別です。朝食後は、遊歩道を歩いたり、ウッドデッキで記念撮影をしてみてください。