【和歌山・九度山】1,000年以上！女性を見守る女人高野・慈尊院

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• 高野山と深い縁がある町・九度山
•    高野山への途中駅！九度山
•    九度山の町に残る弘法大師の痕跡
• 女人高野！1,200年を迎えた慈尊院
•    乳がんのお守りも！あとを絶たない女性の祈願
•    弘法大師は孝行息子！九度山の由来
•    子を思う母の気分で？丹生官省府神社
• 町石が誘う！高野山への参詣道
•    高野山に導く石柱
•    およそ20キロの道を案内した犬・ゴン
• 弘法大師も食べたかも？みんな大好き九度山の柿
•    のどかな柿畑が広がる九度山
•    九度山の富有柿を召し上がれ！

町石が誘う！高野山への参詣道

高野山に導く石柱

• 写真：トラベルライター世界遺産記念の碑

慈尊院は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」、国の史跡「高野山参詣道」の一部とされています。

• 写真：トラベルライター町石道
• 写真：トラベルライター町石

高野山までをつなぐ道が、町石道（ちょういしみち）。慈尊院から丹生官省府神社への石段を登って一つ目の鳥居の右にある細長い石柱、これが町石です。石には「文永九年（1272年）十二月」と刻まれています。これが高野山までの道しるべです。

• 写真：トラベルライター丹生官省府神社の近くの町石
• 写真：トラベルライター丹生官省府神社の先の町石道

高野山までは町石という石柱がおよそ100mごとに建てられ、慈尊院から高野山奥の院にある、弘法大師御廟までのおよそ25kmの距離に216基の石柱が置かれています。空海が歩いたとされる高野山町石道は高野山への表参道なのだとか。

• 写真：トラベルライター町石（高野山・壇上伽藍）
• 写真：トラベルライター町石（高野山・奥の院）

町石道の終点・高野山の壇上伽藍や奥の院の中でも町石を見つけることができますので、高野山を訪れる方は、探してみてください。

• 写真：トラベルライター高野七口押印帳

ちなみに、和歌山県では高野七口押印帳というスタンプラリーもやっています。慈尊院や丹生官省府神社はもちろん、壇上伽藍や奥の院でもスタンプがあります。

およそ20キロの道を案内した犬・ゴン

• 写真：トラベルライター弘法大師と犬
• 写真：トラベルライター高野山案内犬ゴン

慈尊院にある弘法大師の像の傍らにある犬の像・ゴン。昭和60年代、参拝に訪れる観光客を慈尊院から高野山まで案内したといわれています。

• 写真：トラベルライター白と黒の犬の絵（丹生官省府神社）

高野山開創の物語の中で、犬は重要な存在。丹生官省府神社や金剛峰寺の襖絵にも描かれたりしている白と黒の二匹の犬は、弘法大師を高野山まではじめて案内した犬たちを描いたものです。

ゴンはその犬たちの生まれ変わりといわれていたとか...残念ながらゴンは2002年6月に他界したそうですが、ゴンのお話は『高野山の案内犬ゴン』という絵本になっているそうです。

弘法大師も食べたかも？みんな大好き九度山の柿

のどかな柿畑が広がる九度山

• 写真：トラベルライター柿畑が広がる九度山
• 写真：トラベルライター柿の畑から見た慈尊院

高野山開創前の古事記や日本書紀などにすでに記述されている歴史の古い柿。九度山の名産です。慈尊院の周辺も柿畑が広がり、秋には甘い富有柿が実ります。

• 写真：トラベルライター柿の九度山マンホール
• 写真：トラベルライター電柱の真田十勇士

九度山の町のマンホールのふたに柿。真田十勇士のキャラクターも良く見ると柿を持っています。幸村や十勇士も柿が大好きだったのかも？

九度山の富有柿を召し上がれ！

九度山駅と慈尊院の間にある道の駅では地元の新鮮な野菜や果物が売られています。産直市場よってってではこの土地で作られた農産物が売られています。秋には食べごろの富有柿が格安で販売されるので、柿好きにはたまらない！

• 写真：トラベルライター左から柿ミルク、柿エピ、柿パン

時期を逃してしまったという人も、柿を楽しみたければ、道の駅にあるパン屋さんに行くのがおすすめ。九度山の季節の味をパンやアイスクリーム、ジュースなどで楽しむことができます。

特に柿パンは絶品！ほんのり甘い干し柿やレーズンが、クルミ入りのパン生地で包まれ、とってもヘルシー。食べごたえもあって、1つ160円と手頃です。ちなみにランチはパスタセットが850円。サラダバーもついているのでお得です！