写真:SaoRi野付半島の地盤沈下や海水の侵入によって、消滅寸前といわれている絶景「トドワラ」。完全に消えてしまうまで残り僅かとなっているトドワラをみに、自然豊かな野付半島へと出かけましょう!
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トドワラとは?
北海道東部にある別海町の野付半島に位置する「トドワラ」。
トドワラとは「トドマツの原っぱ」からきた地名で、野付半島周辺の地盤沈下によって海水が侵入し、立ち枯れの森となっています。
その荒涼とした景観は「この世の果て」や「世界の終わり」と評され、特異な風景をみようと多くの人が訪れまます。
しかし、地盤沈下や風化は年々にすすむ一方で、枯れ木群も少なくなっていき、現存するトドマツは数本のみ。このトドマツもあとどのくらい立っていられるか判らず、消滅寸前の絶景なのです。

- トドワラ
- 別海町(野付郡) / 自然・景勝地
- 住所:野付郡別海町野付地図で見る
- Web:http://www.nemuro.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/kanko...

- 野付半島
- 別海町(野付郡) / 自然・景勝地 / ツーリング
- 住所:北海道野付郡別海町野付地図で見る
- 電話:0153-82-1270
- Web:http://www.aurens.or.jp/~todowara/
トドワラを見るには?
トドワラを見るには、野付半島ネイチャーセンターからトラクターバス、または徒歩で向かうのが一般的です。
他にも、尾岱沼漁港から出向する観光船でトドワラ桟橋まで行く方法もあります。
トラクターバスは季節限定で、観光船も運航期間があるので、事前に確認が必要です。どの方法で巡るにしても、野付半島ネイチャーセンターで最新の情報をチェックすることをおすすめします。
野付半島ネイチャーセンターからトドワラへ!
野付半島は日本最大の砂嘴(さし)として知られていて、細長い半島の全長は約26kmあります。
野付半島ネイチャーセンターはこの砂嘴上にあり、野付半島の自然や歴史、最新情報が紹介されているほか、売店やお手洗いなどもあり、トドワラ散策前に必ず立ち寄っておきたいスポットです。
ネイチャーセンターからトドワラへ向かう方法は徒歩とトラクターバスの2つがありますが、今回は徒歩で巡るトドワラについてご紹介します。
歩いて巡る際の注意点としては、湿地帯のため遊歩道がぬかるんでいることが多く、長靴やトレッキングシューズなどが便利です。
また、この地帯は非常に蚊が多いので虫よけ対策は必須!
遊歩道は自由に巡ることが可能ですが、街灯などは無いため暗くなる前に野付半島ネイチャーセンターに戻れるよう計画するのがおすすめですよ♪

- 野付半島ネイチャーセンター
- その他
- 住所:北海道野付郡別海町野付63番地地図で見る
- 電話:0153-82-1270
- Web:https://notsuke.jp/
徒歩約30分!消滅寸前のトドワラへ!
野付半島ネイチャーセンターからトドワラまでは片道約2km、徒歩30分くらいの道のりです。遊歩道入口は、ネイチャーセンターを出て右手に行くとすぐにあります。
遊歩道と並走するようにトラクターバス専用の道もあるので、そちらは歩行者立入禁止なので注意しましょう。
遊歩道は草原に囲まれた細い一本道で、野生のエゾシカの群れをすぐ近くで観察することができます。
草に囲まれた道を1.5kmほど歩いて行くと、トドワラ広場・看板に到着。トラクターバスの乗降場でもあり、お手洗いもあります。
ここからトドワラ展望台までは、約300mの木道が続いていて徒歩5分ほど。木道の道幅はせまく、すれ違う際はどちらか一方が待つか待避所に移動するかなどして譲り合います。
木道は途中で桟橋方面とトドワラ展望台方面へと分岐していますが、トドワラ展望台へ。木道を先端まで歩いて行くと、その先に見えるのがトドワラです!
かつての枯れ木群の面影はなく、立っているトドワラは数本のみ。この数本も近いうちに消滅してしまうといわれています。
もっと近くで見たいと思うかもしれませんが、木道から下りることは禁止されているので、ここからじっくりと消滅間近のトドワラを見学してみて下さいね♪
おわりに
消滅寸前の絶景「トドワラ」のご紹介はいかがだったでしょうか?
トドワラは残り数本しかありませんが、野付半島の豊かな自然や野生のエゾシカとの出会い、またナラワラ(ミズナラが立ち枯れた景観)は見ることができます。
近年の台風や海水温の上昇により急速に風化・減少し、消滅が進んでいます。トドワラを見たいとお考えの方は、完全に消滅してしまう前に早めに訪れてみて下さいね!












































