ケアンズ
ケアンズ観光
グレートバリアリーフの玄関口

ケアンズ発!テーブルランドを1泊2日で巡るモデルコース

取材・写真・文:

オーストラリア在住
訪問エリア:36ヶ国

2020年12月21日更新

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「次のケアンズ旅行は何をしようかな〜」とお考えのあなた!今回は、ケアンズ から一泊二日でアサートン・テーブルランド地方(高原)を回るモデルプランをご紹介します。ツアーとは違って、自分のペースで楽める、思い出深い旅になりますよ。

この記事の目次表示

【一日目】ケアンズ からマリーバを経由して、インノット温泉を目指す

マリーバを経由して、コーヒーワークスで休憩

まずは、ケアンズ市内から国道1号線キャプテンクック・ハイウェイ(Captain Cook Highway)をキュランダ、マリーバに向かって北上します。キャプテンクック・ハイウェイは、途中からケネディ・ハイウェイ(Kennedy Highway)という名前に変わります。

1時間弱でコーヒーの名産地として知られるマリーバに到着します。そのまま次の目的地であるグラナイトゴージ・ネイチャーパークに行ってもいいのですが、せっかくだから、コーヒーワークスで一休みしましょう。コーヒーだけでなく、素敵なお土産を扱うギフトショップや、チョコレート工房もあって、ついつい長居してしまいますよ。

コーヒーワークス
オーストラリア / 博物館 / カフェ・喫茶店 / おみやげ屋
住所:136 Mason Street, Mareeba, QLD 4880 Australia地図で見る
電話:74092-4101
Web:https://coffeeworks.com.au/

グラナイトゴージ・ネイチャーパークでワラビーと戯れる

マリーバから15分ほどで、グラナイトゴージ・ネイチャーパークに到着します。途中から舗装道路ではなくなりますが、ナビを頼りに行けば大丈夫です。

  • 写真:Booboo56

入り口でワラビーの餌を買って、公園に入って行くと、どこからともなく可愛いワラビーがやってきます。人に慣れているので、手から直接餌をとって食べてくれます。ここにいるワラビーたちですが、ワラビーの中でもマリーバ・ロックワラビーといって、絶滅寸前の希少な種類なんだそうです。

  • 写真:Booboo56

また公園の名称になっているグラナイトですが、これは火山活動によって作られた花崗岩のことで、公園内では写真のような岩場が見られます。岩場といっても、とにかくその規模が大きい!岩場のてっぺんから下界を眺めると、せかせかした日本の生活を忘れてしまえるかも。

広大な公園には小川や池もあり、孔雀やオウム、ブッシュターキーなどの姿も見られ、まさに自然いっぱい。足場が悪いので、歩きやすい靴で行きましょう。

グラナイトゴージ・ネイチャーパーク
オーストラリア / 公園
住所:Granite Gorge Nature Park, 332 Peglietta Rd, Chewko via, Mareeba, QLD,4880地図で見る
電話:07(4093 2259)

ランチ休憩で立ち寄るならヤンガバラ村かバーリン湖へ

ワラビーにお別れして、ケネディ・ハイウェイに戻ってから、国道52号線に入ります。ケアンズを朝8時ごろ出発すると、このあたりでお腹がすく頃なので、次の目的地であるカテドラル・フィグを見る前にランチに立ち寄りましょう。

52号線沿いにあるヤンガバラ村には、「ニックス」という名前の人気のスイス・イタリア料理のレストランや、遠い昔にタイムスリップしたような地元パブ「ヤンガバラ・ホテル」などがあります。

ニックス・レストラン
オーストラリア / スイス料理 / イタリアン
住所:33 Gillies Range Rd, Yungaburra QLD 4884, Australia地図で見る
電話:0740953330
Web:https://www.google.com/url?url=http%3A%2F%2Fwww.ni...
ヤンガバラ・ホテル
オーストラリア / ホステル / バー
住所:6 Kehoe Place Yungaburra, QLD 4884 Australia地図で見る
電話:074095 3515
Web:https://www.yungaburrahotel.com.au

また自然をもっと満喫したい人は、ヤンガバラ村からちょっと戻ったバーリン湖へ。神秘的な湖を見るだけでなく、樹齢千年以上の熱帯雨林の中を散策したり、遊覧船に乗ったりすることもできます。

  • 出典:commons.wikimedia.orgPhoto by Wouter Hagens, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons
  • 写真:Booboo56これが「ユリシス 」。この蝶を見ると、幸せになれるんだそうですよ。

ここでランチをいただくなら、湖畔にある「バーリン湖 ティーハウスカフェ」で湖を眺めながら優雅に、スコーンと紅茶の「デボンシャーティー」やランチを楽しみましょう。湖の駐車場からティーハウスまでの道のりには、花がいっぱい植えられており、幸せの青い蝶として知られる「ユリシス」が見られるかもしれませんよ。

バーリン湖 ティーハウスカフェ
オーストラリア / カフェ・喫茶店
住所:Gillies Highway, Yungaburra,North Queensland. 4884地図で見る
Web:http://www.lakebarrine.com.au/teahouse/
バーリン湖
オーストラリア / 自然・景勝地
住所:Lake Barrine, Queensland, Australia地図で見る

「絞め殺しのイチジク」と呼ばれるカテドラル・フィグを鑑賞 

  • 写真:Booboo56
  • 写真:Booboo56

ランチが終わったらバーリン湖から少し引き返して、「絞め殺しのイチジク」と呼ばれるカテドラル・フィグを鑑賞しに行きましょう。なぜ「絞め殺し」という名前かというと、この木は寄生虫ならぬ「寄生樹」で、鳥のフンなどに入ったタネが親木となる木にくっつき、親木からも栄養を取りながら成長し、最後には親木を枯らしてしまうからなのだそうです。

とにかく自分自身の目でその大きさを体験してください。このカテドラル・フィグの他に、気根(土の中ではなく、空気中にぶら下がっている根)がすだれのようになっている「カーテン・フィグ」も近くにありますから、そちらにも足を運びましょう。

カテドラル・フィグツリー
オーストラリア / 自然・景勝地
住所:Cathedral fig tree地図で見る
カーテン・フィグ国立公園
オーストラリア / 自然・景勝地
住所:Curtain Fig National Park , イースト・バロン クイーンズランド州 オーストラリア地図で見る
Web:https://parks.des.qld.gov.au/parks/curtain-fig/

最終目的地・インノット温泉でのんびり

カテドラル・フィグを見たら、来た道をまた戻り、レイクバリーンロード(Lake Barrine Road)に入ってマランダ(Maland)で国道25号線に入ります。その後、国道24号線、そしてまた国道1号線に戻って、1日目の最終目的地「インノット・ホットスプリングス」に向かいましょう。

  • 写真:Booboo56ここは浅瀬ですが、もうちょっと深いところもあるので、温泉を求めて川に入ってみてください。

温泉といっても日本の温泉とは違い、川の中の色々なところから温泉が湧き出しているスタイルです。なので、川に寝転んだり、暖かいところを探してスコップで穴を掘ってお湯を溜めたりして入るのですが、旅先で穴掘りをするのも、、、、ですよね。

なので、どうしても温泉に入ってみたいという人は「インノット・ホットスプリングス・レジャー・アンド・キャンピングパーク(Innot Hot Springs Leisure and Camping Park)」がおすすめ。屋外、屋内に温泉プールがあります。ただし、あくまでも温泉プールなので、水着着用です。

  • 出典:www.flickr.comこれは屋内温泉、そとにも温泉プールがあります。Photo by Ian Burt /https://CC BY2.0
インノット・ホットスプリングス
オーストラリア / 日帰り温泉
住所:Innot Hot Springs QLD Australia地図で見る
インノット・ホットスプリングス・レジャー アンド キャンピングパーク
オーストラリア / 日帰り温泉
住所:16018 Kennedy Highway Innot Hot Springs QLD 4872 Australia地図で見る
電話:07 4097 0136‬

宿泊は、キャビンステイかファームステイがおすすめ

先に紹介したインノット・ホットスプリングス・レジャー・アンド・キャンピングパークでは、キャラバンパークといって、テントやキャラバンカーでキャンプができるようになっています。

そのほか、キャビンと呼ばれる宿泊施設もあるので、そこに宿泊することも可能。トイレ、シャワー、キッチンなど全てが揃ったセルフ・コンテインド・キャビンや、キャンプ場内の共同トイレ、シャワーを使うバジェット・キャビンなどがありますから、旅の予算に合わせて選んでください。

  • 写真:Booboo56インノット・ホットスプリングス・レジャー・アンド・キャンピングパーク内のパブの様子。天井からぶら下がっているモノが特徴で、地元人にはよく知られています。

もう一つの宿泊のおすすめは「ファームステイ」。インノット温泉から車で10分ほどの場所にある「ウッドリー・ステーション」では、トイレ、シャワー、キッチンなどが揃った牧場内のコテージに泊まることができます。

ただし、レストランや温泉などの施設はないので、食材を準備していくか、他のレストランに行く必要があります。温泉に入りたい人は、先にご紹介したキャラバンパークの温泉プールを利用(有料で10ドル・約800円)しましょう。

  • 写真:Booboo56
  • 写真:Booboo56
ウッドリー・ステーション
オーストラリア / 貸別荘・コテージ
住所:Kennedy Hwy, Ravenshoe QLD 4888, Australia地図で見る
電話:0740970204
Web:http://www.woodleighstation.com.au

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この記事を書いたトラベルライター

頭の中は食べることばかり、元バックパッカー 
観光というより、暮らすように旅できるオーストラリア・クイーンズランド州にあるサンシャインコーストの魅力をお伝えしたくて、トラベルライターになりましたが、なかなか思うような記事ができず奮闘中。
旅行の目的は「食べること!」、旅行先で出会った美味しいものもご紹介していきたいと思っています。

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