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【オーストラリア】テイクアウェイの定番フィッシュ&チップスの種類とオーダー方法

取材・写真・文:

オーストラリア在住
訪問エリア:36ヶ国

2018年11月14日更新

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ファーストフードにもいろいろありますが、英国領だったオーストラリアでは、イギリス料理の「フィッシュ&チップス」と「ミートパイ」がファーストフードの代表格です。そのうち今回は、フィッシュ&チップスの種類とそのオーダー方法をご紹介します。

この記事の目次表示

お持ち帰りはテイクアウェイ

日本語の場合、お持ち帰りは「テイクアウト」と言いますが、オーストラリアでは、お持ち帰りすることを「テイクアウェイ(Take Away)」と言います。

フィッシュ&チップスはレストランやパブでも食べられますが、街中には必ずと言っていいほどフィッシュ&チップスのテイクアウェイがあります。チャンスがあればお持ち帰りして、公園やビーチで食べるオージースタイルを楽しんでください。

  • 写真:Booboo56

フィッシュ&チップスの種類と注文方法は?

①まずは魚の種類を選ぶ

  • 写真:Booboo56
  • 写真:Booboo56

上の写真にある、具体的なメニューを例にして見てみましょう。左の写真・左下側の最初にある「Fish」の下に並んでいるのは、魚の名前と切り身(一切れ分)のお値段です。

  • Whiting(ホワイティング)=キス $3(約246円)
  • Hake/Cod(ヘイク/コッド)=メルルーサ(タラの一種) $7(約574円)
  • Flake(フレイク)=サメ $8.5(約697円)
  • Barramudi(バラマンディ)=オーストラリアアカメ(スズキの一種) $8.5(約697円)
  • Snapper(スナッパー)=タイ $9(約738円)

扱う魚はお店によっていろいろですが、この5種類はまずどのお店にでもある魚です。

日本ではあまり食べないので、サメ⁉︎と思われる人も多いかもしれませんが、白身で柔らかく、結構美味しいですよ。バラマンディも日本では馴染みのない魚ですが、オーストラリアでは釣りの対象としても、食用としても人気No1の魚で、これもおすすめ。

右の写真のメニュー裏面にある通り、お得なセットメニューもありますが、その場合、魚の指定ができないことがあります。

②魚の調理法を決める

魚の名前の下にあるのが調理法です

  • Buttered(バタード)=パン粉なしの天ぷら風
  • Crumbed(クラムド)=パン粉をつけて揚げたもの
  • $1 Extra to Grill(グリル)=フライパンで焼いてもらうと、この店では$1(約82円)追加料金が取られます。
  • バタードフィッシュ。衣のサクサクさが鍵!
  • 写真:Booboo56グリルドフィッシュ、サラダ、チップスのセット。これで一人前です。

③店員への注文の仕方

魚の種類と調理方法を決めたら、その内容をそのまま店員へ伝えましょう。「One Barramudi、Buttered、Please」と言うように注文します。これだと魚だけですので、フライドポテトも食べたいときは「and Chips、Please」と言って頼みます。①で紹介したメニューの中にはChipsの表記も値段も出ていませんが、普通はSmall、Midium、Largeのサイズがあり、スモールで$2(約164円)前後です。

  • 写真:Booboo56クラムドフィッシュ二つにチップス。チップスはこれでスモール!レモンを絞って食べるのがオージー流。

お店によっては、店内にイートインのスペースがあるお店もあります。その場で揚げたて、焼きたてが食べられるのがいいですね。

魚以外のメニュー

魚以外のシーフード

Mussels(ムール貝)、Sea Scallops(ホタテ)、Crumbed Prawns(エビフライ)、Calamari Rings(イカリング)などのシーフードもあります。

バーガー類

面白いことに、フィッシュ&チップスのテイクアウェイのメニューには必ずと言っていいほど「バーガー」があります。お店によっては本業のフィッシュ&チップスよりも美味しいことがあるので、試してみるのもいいかもしれません。

スナック類

揚げ物を扱うお店なので、メニューにはチキンナゲットやオニオンリング、パイナップルフリッターなどのスナックもあります。この中で日本人に馴染みのないのが、オーストラリア発祥のスナック、「Dim Sim」「Chiko Roll」と「Kabana」でしょう。

「Dim Sim」は「点心」で、いうなればでっかいシュウマイの唐揚げ。「Chiko Roll」は春巻きのようなもので、小腹が空いた時にちょっと食べるスナックとして人気です。「Kabana」は日本で言うフランクフルトソーセージのようなものを素揚げにしたものです。

  • 出典:commons.m.wikimedia.orgこれがDim Sim、揚げた肉シュウマイのような味です。Photo by Fir0002 CC BY-SA 3.0 from Wikipedia Commons
  • 出典:commons.m.wikimedia.orgChiko Roll。中身はキャベツがメインの餃子のような味、外はカレーパンのパン生地をペラペラにしような味。 Photo by Gillbates55 CC BY-SA 4.0 from Wikipedia Commons

サンシャインコーストでは水揚げ場「The Spit」のフィッシュ&チップスがおすすめ

フィッシュ&チップスのテイクアウェイで特にお勧めしたいのは、魚屋さんの中にあるお店です。街中のテイクアウェイと違って、新鮮さを売りにしています。

例えばブリスベン近くの海沿いサンシャインコーストだったらMooloolabaに「The Spit」という漁船がとった魚を水揚げする場所があり、そこに魚を取り扱う業者が経営する魚屋+フィッシュ&チップスが集中していて、どの店も美味しいです。

The Spit
オーストラリア / その他スポット
住所:Parkyn Parade, Mooloolaba, Queensland 4557, Australia地図で見る

Mooloolaba Fish Market

今回はThe Spitの中でも筆者がいつも行くMooloolaba Fish Marketをご紹介します。一階が魚屋とフィッシュ&チップス、そのお隣の2階はちょっと高級なシーフドレストランになっています。

  • 写真:Booboo56グレーの建物の2階はシーフードレストラン、フィッシュ&チップスのテイクアウェイはこの左隣の黄色の建物です。

「Enter Cooked Seafood」と書かれた入り口から入ると目の前がカウンターになっていて、後ろの黒板がメニューになっています。下の左写真は、茹でたエビ類や鮮魚のコーナーです。注文時に自分の名前を伝えて会計を済ませます。外で待っていると名前を呼ばれて、横の窓口から受け取るシステムになっています。

  • 写真:Booboo56
  • 写真:Booboo56
  • 写真:Booboo56

その日に水揚げされた魚の種類や量によって値段やメニューは変わりますが、新鮮さは保証付きです。Reef Fishとあるのは、その日に水揚げされた魚のお任せです。

  • 写真:Booboo56

鮮魚も充実しています。クリスマスなどにはシーフードを求める人でごった返し、警察官が交通整理するほどの人気です。スタッフも明るく楽しい!

  • 写真:Booboo56

Mooloolaba prawnと呼ばれる海老も人気です。生海老も茹で海老も鮮魚コーナーで買うことができます。キロあたりの値段が表示されていますが、〜グラムと言って少量買うこともできます。

  • 写真:Booboo56
ムールーラバ フィッシュマーケット
オーストラリア / 魚介・海鮮料理
住所:LOT 201 Parkyn Parade, Mooloolaba QLD 4557地図で見る
電話:(07) 5452 4611
Web:https://mooloolahfish.com.au

おまけ:チップバティにも挑戦してみよう!

フィッシュ&チップスのお店にパンが置いてあることがあって、「何でパンが?」と疑問だったんですが、こんな風に食べるんですね。チップバティ(Chip Butty)というそうです。W炭水化物!意外に美味しいですよ。

  • 写真:Booboo56

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この記事を書いたトラベルライター

頭の中は食べることばかり、元バックパッカー 
観光というより、暮らすように旅できるオーストラリア・クイーンズランド州にあるサンシャインコーストの魅力をお伝えしたくて、トラベルライターになりましたが、なかなか思うような記事ができず奮闘中。
旅行の目的は「食べること!」、旅行先で出会った美味しいものもご紹介していきたいと思っています。

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