写真:Olive2015年にLCC専用としてオープンした成田空港第3ターミナル。10年が過ぎ、色々と進化し、利用客数も増え続けています。そこで今回は、第3ターミナルの特徴と利用時の注意点をまとめてみます。
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成田空港第3ターミナルとは?
成田空港内、第2ターミナルの西側に建設された第3ターミナルは、LCC(格安航空会社)専用のターミナルとして、2015年(平成27年)4月にサービスが開始されました。
LCCの利用率は、2017年には搭乗者の25%、4人に1人がLCCを利用しているという数字でしたが、現在では成田空港全体の旅客数のおよそ半分がLCCを利用しているという結果になりました。そのうち国内線利用者の9割はLCC利用者だというのですから、この10年でいかにLCCが利用者の間に浸透したかがわかりますね。
2025年8月時点で、第3ターミナルから運行されている飛行機会社は、チェジュ航空、春秋航空、ジェットスター航空、ジェットスター・ジャパン、SPRING JAPAN、フィリピンエアアジア、ハーンエア、イースター航空、エアロ航空となっています。
チェックインカウンターも増えてA~Hまでの8カ所となっています。以前運行していたPeachは、第1ターミナルに移動しています
第3ターミナルの特徴&注意点5点
【1】最寄り駅は、第2ターミナルがある「空港第2ビル駅」
電車で成田空港へ行く場合
第1ターミナルには成田空港駅があり、第2ターミナルには空港第2ビル駅がありますが、第3ターミナルには電車が乗り入れていません。ですから、空港第2ビル駅でおり、第3ターミナルへ移動するようになります。
移動方法は、無料のターミナル連絡バスでも徒歩でも可能です。バスなら約5分、徒歩なら、ゆっくり歩いても15分です。第2ターミナルと第3ターミナルの距離は約630m離れています。バスの運行は時間帯に寄りますが、3~7分おきで運行されています。詳しくはターミナル連絡バス運行時間でご確認ください。
車で成田空港へ行く場合
車で成田に行く場合、旅行中、車をどこに駐車するかで違ってきますが、一番直近の成田空港内に駐車する場合は、第2ターミナル直結のP2北駐車場が一番近い駐車場です。
割安な成田近辺の私営駐車場に駐車する場合は、送迎バスの乗降場所が、第2ターミナル前になるので、電車の場合と同じように、ターミナル連絡バスか徒歩で移動する必要があります。
高速バスで成田空港へ行く場合
東京シャトルなどの高速バスで行く場合は、直接、第3ターミナルに到着できるので、アクセスの点でいえば一番楽ですね。バス到着口からエスカレーターで2階へ進むと、第3ターミナルエントランスです。
【2】係員は少なめ
今では自動発券やWEBチェックインが主流となってきました。当初はチェックインなどスムーズに進めないこともありましたが、今では利用客が慣れてきたためでしょうか、以前ほど時間を要することは少ないように感じます。ただ、手荷物すべての重量チェックとタグ付け、預入荷物の重量オーバーなどによる説明や支払い作業など、制約が厳しい分、時間を要する場合もあります。係員も最少人数なので余裕をもって到着することをおすすめします。
【3】チェックイン締め切り時間が早め
国内線の場合、チェックイン締め切り時間は、ANAやJALは20分前までOKですが、LCCは30~35分前なので、要注意。国際線の場合のチェックイン締め切り時間も、50分前と少々早めなので、注意が必要です。
【4】搭乗口までが遠い
第3ターミナルは、本館とサテライトからなる建物なので、移動が必要です。300mぐらいの連絡通路を歩いて、サテライトの搭乗ゲートに向かうようになります。
【5】施設は必要最低限
一言でいえば、格安航空会社専用なので施設も必要最低限となっていて、簡素化されたターミナルです。でも、チケットが格安なぶん、必要な物さえ揃っていれば良いと割り切って楽しみましょう。
最低限とは言っても、ATM、ロッカー、外貨両替ショップ、郵便ポストに、SIMカード自動販売機、証明写真機まで設置されています。寿司からちゃんぽんにうどん、カフェも揃ったフードコート、土産店、書店も揃っています。24時間営業のコンビニもあります。施設やオープン時間については、店舗により違いますので、公式サイトにてご確認ください。
【6】荷物の重量制限に注意
フルサービスの航空会社に対して、LCCの魅力の一つは運賃の安さですが、受託荷物の重量制限が厳しいので、注意しなければなりません。航空会社によって違いがありますが、預け手荷物も機内持ち込み手荷物もサイズや重量に制限があり、超過した場合は、料金を支払うようになります。また、超過することが事前に予想される場合は、予約時に事前申請するのが一番安い料金で済むので、事前によく検討しましょう。
まとめ
以上のように、移動をはじめ、何かと時間を要するので、余裕をもっての移動が安心です。早めに到着した場合は、他のターミナルで食事やショッピングを楽しんでから、第3ターミナルへ移動することも可能です。その際、スーツケースを持ち歩くのが面倒ですよね。そんな時は、各ターミナルのコインロッカーもしくは、一時預かり所で預けることができます。第3ターミナルにあるのは、コインロッカーのみです。

- 成田国際空港第3ターミナル
- 成田市 / 空港
- 住所:成田国際空港第3ターミナル地図で見る
- Web:https://www.narita-airport.jp/jp/map?terminal=3&ma...








































