中国
中国観光
アジアでダントツの数を誇る世界遺産の宝庫

ノスタルジックな中国を満喫したいなら蘇州がおすすめ

取材・写真・文:

佐賀在住
訪問エリア:12ヶ国

2017年7月14日更新

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写真:hithit

「上海は都会過ぎて…」そんな方におすすめなのが、上海から高速鉄道で約30分、車で約1時間半の蘇州。「天には極楽あり、地には蘇州と杭州あり」と例えられるほど、かつては栄華を誇った水郷の街で、今なお歴史的建造物が数多く残る場所。また、中国の風情が感じられる古い街並みを大事にしつつ、新しい文化も取り入れて魅力ある観光スポットとなっています。さらにディープな中国を味わいたいなら、蘇州から上海へ向かう途中にある周荘に立ち寄るのもおすすめです。

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レトロでおしゃれな人気スポット「平江路」

  • 写真:hithit
  • 写真:hithit

人気のスポット平江路は、水路に沿ってたくさんのお店が並んでいる地区。古い建物の景観を生かしたカフェや雑貨などのおしゃれなお店が注目を集めています。

特にこの地区に数店舗あるスターバックスは、日本にはないレトロなたたずまいがとても素敵。ぜひ立ち寄ってみて。

  • 写真:hithit古い建物を生かしたおしゃれなお店が並ぶ「平江路」
  • 写真:hithit
平江路
中国 / 町・ストリート
住所:蘇州市姑蘇区平江路地図で見る
スターバックスコーヒー 平江路店
中国 / カフェ・喫茶店
住所:20 Pingjiang Rd, PingJiang Lu, Gusu Qu, Suzhou Shi, Jiangsu Sheng, 中華人民共和国地図で見る

古き良き中国の雰囲気+モダンテイストが素敵なホテルに泊まろう

上海から日帰りのツアーもありますが、ライトアップされた美しい街並みを楽しみたいならぜひ宿泊を。平江路のそばにある、スコラーズホテルピンジャンフー蘇州(書香府邸 平江府)がおすすめ。

高級感のある館内はいたる所に重厚な木材をあしらいつつ、全体の雰囲気はモダン。まるでヌーベルシノワの一皿のよう。様々な体験ができるワークショップも行われています。

  • 写真:hithitノスタルジックな雰囲気にモダンを融合。ゆったりした時間が流れる
  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
スコラーズホテル ピンジャンフー蘇州
中国 / ホテル
住所:215006 中国蘇州沧浪区白塔东路60号地図で見る
電話:400-888-7388
Web:http://www.pingjiangpalace.com/

世界遺産に登録されている庭園の数々もお見逃しなく

蘇州には多くの歴史的建造物や庭園が点在していて、「蘇州古典園林」として世界遺産に登録されています。中でも広大な拙政園や奇岩で有名な留園など、その昔お金持ちが贅を尽くした庭園は一見の価値あり。芸圃は住宅街の中にあって、周辺の雰囲気も楽しめます。

  • 広大な敷地を誇る拙政園は中国4大名園のひとつ
  • 写真:hithit蘇州には見事な庭園がいくつもあって世界遺産に登録されています(留園)
  • 写真:hithit結婚式の前撮りでも庭園は人気の場所(芸圃)
拙政園
中国 / 公園・動植物園 / 庭園
住所:中華人民共和国 Jiangsu Sheng, Suzhou Shi, Gusu Qu, 东北街178号 邮政编码: 215001地図で見る
留園
中国 / 公園・動植物園 / 庭園
住所:338 Liuyuan Rd, Gusu Qu, Suzhou Shi, Jiangsu Sheng, 中華人民共和国 215000地図で見る
芸圃
中国 / 公園・動植物園 / 庭園
住所:Jiangsu Sheng, Suzhou Shi, 平江区文衙弄5号地図で見る

船でまた違った楽しみ方ができる山塘街

平江路から車で約15分の山塘街も、運河に沿った商店街が楽しい場所。橋の横にチケット売場があり、虎丘付近まで乗合船が運航していますので、船での移動も可能。徒歩とは違った景色に出会えます。料金は55元(約895円)。

  • 写真:hithit船で周るとまた違った魅力が…
  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
山塘街
中国 / 町・ストリート
住所:Shantang Street, 姑蘇区 蘇州市 江蘇省地図で見る

蘇州のグルメは日本人向き

  • 写真:hithit蘇州を代表する料理「松鼠桂魚」。老舗の「松鶴楼」が有名
  • 写真:hithit手前は魚のすり身のスープ、奥は蘇州麺。どちらもあっさりとして優しい味

水に囲まれているため魚料理が多く、味付けはダシがきいた薄味なので、日本人には食べやすい料理が多いです。特に魚を揚げて甘酢餡をかけた「松鼠桂魚」は、ぜひ一度ご賞味あれ。

上海へ帰る途中に立ち寄りたい「周荘」

  • 写真:hithit東洋のベニスと例えられる美しい水郷の都、周荘
  • 写真:hithit夜景の美しさに時間がたつのも忘れそう
  • 写真:hithit

さらに昔ながらの中国が色濃く残っているのが、蘇州の中心部から南東へ車で約1時間のところにある周荘の古鎮景区。貿易によって巨万の富を得た「沈万三」のお膝元として栄えました。その豪商が好んだ料理「万三蹄(豚の骨付肉の醤油煮込み)」が名物です。

  • 写真:hithit名物の万三蹄はレストランはもちろん、町中のあちこちで売られています(写真は沈庁酒家)
  • 写真:hithit
周荘 古鎮景区
中国 / 町・ストリート
住所:中華人民共和国 江蘇省 蘇州市 崑山市 周荘鎮地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

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東京育ちの帰国子女。紆余曲折あってなぜか今は佐賀県在住。小さい頃からどこへでもひとりで出かける冒険家の一面を持つ。海外でも事前に収集した情報をもとに積極的に自力で目的地に向かっていく傾向がある。モットーは「旅先の予定外は想定内、トラブルは学びの種」。絶景はもちろん、面白いこと、文化、グルメまで幅広く欲張りな旅をします。
http://hithit26.blog.fc2.com/

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