写真：Olive岐阜県の淡墨桜、山梨県の神代桜と並び、三大巨桜の1つに数えられている、福島県田村郡三春町の滝桜。その名の通り、桜の木の下に立つと、流れ落ちる滝のように、桜の花が天空から降ぎます。また三春には滝桜以外にも、美しく見事な桜がたくさん。町全体が桜の名所となっています。この春は、福島の三春へお出かけしてみませんか？
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三春の滝桜とは？
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三春の滝桜の名は、江戸時代から有名で、三春藩主の御用木として保護された後、1922年（大正11年）には、国の天然記念物に指定されています。
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桜の種類は、エドヒガン系のベニシダレザクラで、四方に伸びた枝から花びらが垂れる様子や、三春町の滝地区にあることから、滝桜と名付けられました。
滝桜の大きさと見ごろは？
三春の滝桜の大きさは、樹高13.5m、根回り11.3m、幹周り8.1m、枝張りは東西25m、南北20m。樹齢は推定1,000年を越える、大きなしだれ桜です。
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過去には大雪や2011年の東日本大震災により、枝が折れるなどの被害を受けながらも、毎年力強く花を咲かせています。その姿は、復興に向けた福島県のシンボルとなっており、訪れる人々に力を与えてくれています。
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滝桜の見ごろは、平均すると4月中旬から下旬にかけての時期ですが、気温差によって変動しますので、事前に三春町公式サイトのライブカメラで確認してからのお出かけをお勧めします。
ライトアップも見逃せない
毎年、滝桜は見頃を迎える週末の夜からライトアップされ、その美しさが、さらに際立ちます。桜の花が満開近くになる頃は、もっとも迫力があるので見応えも抜群。昼間とは違った幻想的な雰囲気を醸し出し、ライトに浮かび上がる夜の滝桜は言葉を失う美しさです。
※ライトアップ期間：例年4月中旬から下旬（満開時）の週末
- 三春滝桜
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- 住所：福島県田村郡三春町滝字桜久保296地図で見る
- 電話：0247-62-3690（みはる観光協会）
- Web：http://miharukoma.com/takizakura/
三春の桜は他にも！
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三春には、滝桜以外にも素晴らしい桜がたくさん。町内には桜の木が、なんと1万本以上あるのです。そのうち約2,000本がしだれ桜で、町全体が桜の名所とされているだけあり、道すがらあちこちで見かける無名の桜も、それは見事です。
芹ヶ沢桜
滝桜ほど有名ではありませんが、滝桜とはまた違った魅力を持ち、カメラマンに人気の桜がこちら。磐越自動車道からもチラリと見える芹ヶ沢桜は、滝桜の子孫とも言われており、樹齢は推定350年。
美しいしだれ桜とその手前の斜面に群生している、黄色い菜の花のコントラストが、春爛漫の風景で人々を魅了しています。
三春の滝桜近郊には、他にも見どころがありますので、こちらの記事も参考にどうぞ。
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