日立市かみね動物園は、小さいからこそ、なんだかほっこりするアットホームな動物園です。動物たちとの距離が近いのも魅力の一つで、ガラスや柵が最低限な分、動物の面白さや可愛らしさが存分に味わえます。今回は、みんなが楽しめるかみね動物園の魅力をご紹介します。
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日立市かみね動物園はどこにあるの?
JR常磐線日立駅からバス(日立駅中央口バス停2番)で神峰公園口まで約10分です。車では、常磐自動車道日立中央ICから国道6号線経由で5分ほどの小高い丘の中にあります。
園内からは太平洋を一望できる場所もあり、お子様連れにかぎらず、カップルでのんびりデートをするにもお勧めです。お弁当持参で訪れる方もたくさんいます。
かみね動物園のみどころ
小さな動物園ではありますが、70種500点もの動物がおり、キリンやゴリラやゾウなどの大型動物から、レッサーパンダやカピバラ、小動物ではウサギまでいます。
もぐもぐタイムは絶対にはずせない!
人間が苦手な暑い日や、寒い日はやっぱり動物も苦手なようで、物陰に隠れていたり、ぐったりしていて残念なこともありますね。季節的には、春や秋の過ごしやすい季節が、元気な姿を見られる機会が多いようです。
しかし、冬や夏だって動物園に行きたい!そんな時は、もぐもぐタイムがはずせません。当然ですが、お食事タイムになれば、何があろうと、どんな動物だろうと、元気です!ここでは、チンパンジー、カピバラ、トラ、ライオン、マンドリルの餌やりが見学できるほか、ヤギやニホンザルの餌は販売されているので、気軽にエサやり体験ができます。
ペンギン、キリン、ゾウ、ヒグマは時間限定でエサやり体験ができるようになっています。キリンの目線に立ってエサやりができるなど、間近に接することができる貴重な体験ですので、公式サイトで時間確認をお忘れなく。
ふれあい広場が楽しい!
日立市かみね動物園では、エサやり見学やエサやり体験以外にも、動物と触れ合えるふれあい広場があるので、こちらも要チェックです。ここでは、ウサギやモルモットの他、土日祝日には、巨大なニシキヘビを触ることもできます。季節によっては、ニシキヘビのぬけ殻が販売されていることも?!
また、平成30年11月には「はちゅうるい館」も新たにオープンしています。ふれあい時間も決まっているので、公式サイトや園内の掲示板で確認しましょう。
動物の行動展示がおもしろい!
行動展示とは、動物たちの行動や生態を理解した施設造りのスタイルです。動物が自ら活発に動いている様子を見学できるのは、動物園を訪れる誰もが楽しいと感じます。動物園では、放し飼いにされているリスザルゾーンや、市民も参加して森作りに関わっているチンパンジーの森、手が届くほどの同じ空間に佇むことができるカピ!バラエティハウス、頭の上の通路を横切っていくアライグマなど、工夫を凝らした展示に注目です。
学べる動物園
ここは「楽しく入って、学んで出られる動物園」をモットーにしている動物園なので、それぞれの動物に関する情報がしっかり掲示されています。動物たちを見ながら、それを読むだけで楽しく情報が入ってくるよう、いろいろ工夫されています。動物の資料館では、動物の骨や標本なども展示されているので、お帰りの際は覗いてみてくださいね。
さいごに
最近では、環境エンリッチメントという概念で、動物園の飼育環境を充実させて、動物たちの精神的、身体的な健康を向上させる取り組みに力をいれる動物園が増えてきています。
日立市かみね動物園は、市民ZOOネットワークによる、エンリッチメント大賞を2012年、2016年と2度にわたって受賞しています。下記でご紹介する書籍には、日立市かみね動物園も取り上げられているので、訪れる前に読んでから出かけると、一層楽しめると思います。
楽しい、嬉しい、気分がいい。動物たちがそう感じる環境をつくるためには、彼らの気持ちや本音を理解しなければなりません。もちろん言葉で伝えてくれるわけではないので、人間は使える限りの能力と感覚を総動員して動物たちによりそいます。~中略~ 魅力的な動物園をつくることは、動物の世界と人間の世界をつなぐ、大胆にして緻密な翻訳作業といえるのです。
出典:『動物翻訳家』より 片野ゆか 著 出版:株式会社 集英社
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- 日立市かみね動物園
- 茨城 / 遊び場 / 動物園 / 穴場観光スポット
- 住所:茨城県日立市宮田町5-2-22地図で見る
- 電話:0294-22-5586
- Web:http://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/