出典：twitter.com鎌倉はお寺や神社だけでなく、雑貨店やスイーツのお店など街散策が楽しい場所。でも見どころが多い分、スポットも点在しており、なかなか行きたいところ全部をまわりきれないのが悩み。そんな時にイチオシしたいのが「レンタサイクル」です！そのおすすめのワケと、実際に筆者が自転車でまわった一日モデルコースをご紹介します♪
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鎌倉をどうまわる？その主な方法のメリット＆デメリット
写真：自由旅クリエイターにじねこMii- 出典：twitter.com
鎌倉は歴史あるお寺や神社、かわいい雑貨屋さんやおいしい甘味処など、小さな街の中に魅力的なスポットがぎゅっと詰まった街。細い路地の奥に思いがけない素敵なお店を発見したり、何気なく立ち寄ったお寺が癒される場所だったりと、何度行っても新しい発見があります。
電車で鎌倉を訪ねた場合、街をめぐる方法は主に5つ。そのメリットとデメリットについて考えてみました。
【1】徒歩移動の場合のメリット
- 街の雰囲気がじかに感じられる
- 小回りが利く
- 店が密集して人が多い、小町通りなどの散策に向いている
- 交通費がかからない
- 渋滞に左右されない
・行動範囲が限られる
・体力を使う
・天気の悪い日には向かない
【2】バス移動の場合のメリット
- 行動範囲が広がる
- 天気の悪い日でも比較的行動しやすい
・小回りが利かない
・発着時間を気にする必要がある
・行きたいエリアが広範囲の場合、バスの乗り換えなど難易度が高い
・交通費がかかる
・渋滞に左右される
【3】江ノ電移動の場合のメリット
- 行動範囲が広がる
- 天気の悪い日でも比較的行動しやすい
- 旅気分が味わえる
- 渋滞に左右されない
・まわれるエリアが江ノ電沿線に限られる
・小回りが利かない
・交通費がかかる
【4】タクシー移動の場合のメリット
- 目的地まで車で行くことができるので便利
- 天気の悪い日も安心
- 遠くまで足を延ばせる
・交通費が高くつく
・街の雰囲気をじかに味わいにくい
・渋滞に左右される
【5】レンタサイクル移動の場合のメリット
- 行動範囲が広がる
- 街の雰囲気がじかに感じられる
- 小回りが効き、路地裏なども探索できる
- 臨機応変に動くことができる
- 天気のよい日はサイクリング気分で楽しめる
- 渋滞に左右されない
・レンタル料がかかる
・天気の悪い日には不向き
・混んでいる場所を走るのは向いていない
レンタサイクルはこんな人におすすめ！
- 出典：twitter.com
以上のように、それぞれの方法でメリットデメリットがあります。
江ノ電やバスも、例えば江ノ電1日乗車券「のりおりくん」（大人650円）や、鎌倉駅を発着する江ノ電・路線バスが1日乗り放題の「鎌倉フリー環境手形（大人600円）」は協賛施設での割引を受けることもできるので、上手に使えばかなりお得に鎌倉めぐりをすることもできると思います。
ただ、もしあなたが乗り物の発着時間などに捉われず、鎌倉の街を自由気ままに探索したいのであれば、レンタサイクルでの移動はうってつけといえるでしょう。何より行動範囲が広がるうえに、じかに街の雰囲気が感じられるので、鎌倉の日常を垣間見ることもできます。天気がよければ気持ちのよいサイクリングも楽しめて、まさに街探索にはぴったりなんです♪
レンタサイクルはどこで借りられるの？
- 写真：自由旅クリエイターにじねこMii
レンタサイクルの店は鎌倉市内にいくつかありますが、今回筆者が借りたのは鎌倉駅の東口を出てすぐ右手にある、鎌倉レンタサイクル鎌倉駅前店。
【営業日】
年中無休（1/1～1/3は休み）
【営業時間】
8:30～17:00（ただし夏季は17:30まで。詳細は事前に要確認。）
【自転車利用料金】
＜普通自転車の場合＞
はじめの1時間600円～ / 1日（4時間以上）1,600円
※自転車のタイプや時季によって料金は変わります。
- 鎌倉レンタサイクル 鎌倉駅前店
- 鎌倉 / レンタサイクル
- 住所：神奈川県鎌倉市小町1-1 JR鎌倉駅東口駅前 交番の裏手地図で見る
- 電話：0467-24-2319
- Web：http://www.jrbustech.co.jp/kamakura/
レンタサイクルで実際にまわったモデルコース
それでは筆者がレンタサイクルを一日借りて、実際にまわったモデルコースをご紹介します。各スポットに到着した時間も書き添えておくので、ぜひ大まかな所要時間として参考にしてみてくださいね。
レンタサイクルを借りたのは9:30。ではさっそく出発です！
9:40 【1】鎌倉時代の生活が垣間見れる穴場スポット「北条小町邸跡」
- 写真：自由旅クリエイターにじねこMiiなんと、このビルの奥に遺構が保存してあるんです！
こちらは鶴岡八幡宮から延びる若宮大路沿いにある「M`sArk KAMAKURA（エムズアークカマクラ）」というビル。その1Fにはなんと、鎌倉時代の屋敷跡が一部そのまま残されているんです。一見ごく普通のビルなので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、道路を挟んだ反対側にある「タリーズコーヒー」が目印です。
- 写真：自由旅クリエイターにじねこMii
ビルの奥は一部床がガラス張りになっており、その足下に保存されているのは「北条小町邸跡」の発掘現場。鎌倉北条氏の本家筋の屋敷跡といわれているそうです。ガラスの下には「芥穴（ごみあな）」と呼ばれる生活ごみなどが発見された穴や、住居の柱の穴とされる「柱穴」が発掘されたときのままの状態で残され、当時の生活を垣間見ることができます。
鎌倉時代の遺構の発掘現場を見るチャンスなんてなかなかありません。しかも入場料はかからないので、自由に中に入って見学できるのがうれしい。800年前の暮らしを知ることができる貴重な穴場スポットです！
- 北条小町邸跡
- 鎌倉 / 遺跡・史跡
- 住所：神奈川県鎌倉市雪ノ下1-12-5-1F地図で見る
- 電話：0467-81-4410
- Web：https://www.msark-kamakura.com/
10:00 【2】竹の庭に癒される「報国寺」
- 写真：自由旅クリエイターにじねこMii
「報国寺」は美しい竹の庭が有名なお寺。まっすぐに伸びた竹が幾重にも重なりあった、緑のグラデーションに心癒されます。風に吹かれてざわめく竹の音や、雨に濡れる竹の庭も風情があっておすすめです。奥には「休耕庵」という茶席があるので、竹林を観ながら抹茶と干菓子を心静かに楽しむのも素敵ですね。
- 写真：自由旅クリエイターにじねこMii
- 写真：自由旅クリエイターにじねこMii
なお竹林を歩く際、竹同士が無数の紐で結ばれているので驚かれる方もいるかもしれません。じつは竹の庭は、2019年の秋の台風で大きな被害を受けたのだそうです。根こそぎ倒れた竹もあったとのことで、2020年1月31日現在では、倒れないように、竹同士を紐で結んで支えている状況でした。
- 写真：自由旅クリエイターにじねこMii
報国寺の境内には足利氏一族の墓も残されているので、こちらもぜひ見学してみてください。岩肌をくりぬいて造られているのですが、これは鎌倉に特有の「やぐら」と呼ばれる横穴式の墳墓なんです。
- 報国寺
- 鎌倉 / 寺 / インスタ映え / 竹林
- 住所：神奈川県鎌倉市浄明寺2−7−4地図で見る
- 電話：0467-22-0762
- Web：http://www.houkokuji.or.jp/
