熊本観光で必須の「熊本城」は、約400年前に加藤清正が約7年の歳月をかけて築城した熊本の遺産です。この記事では、2016年に起こった地震からの復旧工事中の熊本城を観光するための、お勧めの回り方を紹介していきます。
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熊本地震で被災を受けた熊本城
熊本城は、難攻不落の堅牢な造りとして知られていたお城で、加藤清正が約400年前に築城しました。そんな熊本城ですが、2016年の熊本地震で被災を受け、石垣の1割が崩落、約3割で修復が必要な状態になってしまいました。
熊本市は「熊本城復旧基本計画」を立ち上げ、被災した石垣や建築物の保全、天守閣の早期復旧に向けて取り組んでいます。
熊本城では地震の爪痕も生々しく残っています。こんな大きな城でも、地震で簡単に崩れてしまうのか…とある意味人の無力さを感じつつ、しかしあれだけ大きな地震が来てもしっかりと残っている部分があることに、改めて熊本城の偉大さを感じることができます。
①桜の馬場 城彩苑駐車場よりスタート
それでは、熊本城観光でお勧めの回り方を紹介します。2019年1月現在熊本城は復旧作業中により城内に入ることができませんので、外から熊本城の外観を眺めるのが観光ルートとなります。
まずは駐車場から。熊本城にはたくさんの駐車場がありますが、お勧めは「桜の馬場 城彩苑駐車場」に停めることです。立地的に熊本城より低い部分にあるので、熊本城から戻ってくるときに楽ですし、お土産を買ったあと、そのまま駐車場にすぐ向かうことができます。
②城彩苑入り口を通り熊本城へ
駐車場を出ると、桜の馬場 城彩苑の入り口があるので、入っていきましょう。
このように城下町のようになっており、お土産購入や食事・食べ歩きを楽しむことができます。熊本城を見終わったらこちらに戻ってくるので、お土産購入も含め、最後にゆっくり観光するのがお勧めですよ。
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城彩苑の中を通りつつ、熊本城の「未申櫓(ひつじさるやぐら)」を目指します。
- 桜の馬場 城彩苑
- 熊本市 / 観光名所 / 女子旅
- 住所:熊本市中央区二の丸1番1-1号地図で見る
- 電話:096-288-5600
- Web:http://www.sakuranobaba-johsaien.jp/
③未申櫓から熊本城観光ルートへ
城彩苑を出ると、すぐに見えるお城が「未申櫓」と呼ばれる三階櫓です。ここはもともと役所機能があり「奉行丸」と呼ばれていた場所です。
立派な櫓に見えますが、少し裏側に回ると、このように石垣や塀が崩れており、地震の爪痕を体感するでしょう。
ここからはルートが1本で決まっているので迷わず安心!
先ほど説明したように、2019年1月現在外から熊本城の外観を眺めるのが観光ルートとなります。未申櫓からは、このようにルートが制限されていますので、迷わず観光することができますよ。
見学ルートの看板もあるので安心ですね。
④大小天守と宇土櫓を一望
次に訪れるのが、大小天守と宇土櫓(うとやぐら)を一望できる広場です。正面右側に見えるのが大天守で、加藤清正が築いた城です。正面中央の復旧工事中の白が小天守です。大天守が造られたのちに、別棟として建造されました。
また、正面左の宇土櫓は「三の天守」とよばれ、江戸時代から残る重要文化財建造物に指定されています。
⑤瓦礫の崩壊が恐ろしく生々しい戌亥櫓
次に見えのるは戌亥櫓(いぬいやぐら)です。先ほど紹介した未申櫓同様、江戸時代は方角を干支で示す文化があり、これが名前の由来となっています。
このように、左右の石垣がすべて崩壊してしまっています。にもかかわらず上の戌亥櫓はしっかりと残っていることも驚きです。
⑥加藤神社から天守閣を眺める
熊本城観光のゴールがここ加藤神社です。
ここからが、2019年1月現在復旧工事を行なっている中、一番近い距離で天守閣(大天守・小天守)を眺めることができます。まさに復旧が進んでいる様子を感じることができるスポットですね。
このように写真撮影スポットもあるので、ぜひ早期復旧を祈念して一枚撮ってみてください。
- 熊本城
- 熊本市 / 城 / 観光名所 / 紅葉 / 桜の名所 / ツーリング
- 住所:熊本県熊本市中央区本丸1-1地図で見る
- 電話:096-352-5900
- Web:https://kumamoto-guide.jp/kumamoto-castle/