ポルトガル
ポルトガル観光
ユーラシア大陸最西端の国で見たい美しい町並み

子どもも大人も癒される注目のポルトガル最南端リゾート「ファロ」

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年3月26日更新

9,048view

お気に入り

写真:トラベルライター

日常の喧噪から離れてゆったりと贅沢な時間を過ごしてみませんか?そんな人にぜひ注目してもらいたいのが、ポルトガル最南端にあるリゾート地「ファロ」です。プライベートな時間をのんびりと過ごしたい人から、小さなお子様を連れての家族旅行まで、訪れる人々の心を癒してくれる景色が広がっています。見どころである旧市街では、イスラム統治時代の雰囲気を感じられる町歩きを。そんな旧市街ならではの白壁の景色に映える、美しいブルーラグーンでは思い思いの時間を。青と白のコントラストが美しい町ファロの魅力をご紹介します。

この記事の目次表示

のどかなリゾート地ファロ

ポルトガル最南端にあるアルガルヴェ地方の県都であるファロ。県都とはいえ、小さくてのどかな雰囲気を楽しめる町であるファロは、小さな子ども連れの家族にもおすすめのリゾート地です。特に夏になると、ヨーロッパをはじめ国際的なリゾートとして多くの旅行者で賑わいます。

  • 写真:トラベルライター水平線も美しい

イスラム統治時代の過去を持つファロの歴史

現在こそのどかなリゾート地として人気のファロですが、1249年にポルトガル王アフォンソ3世によって再征服されるまで実に500年間ものあいだイスラム教徒支配下にあり、ポルトガルにおけるイスラム勢力終焉の地としての歴史を持つ町でもあるのです。

そのため、ファロの見どころである旧市街を歩けば、イスラム統治時代の雰囲気や名残りをひしひしと感じられる城壁に囲まれた景色を楽しむことができます。

  • 写真:トラベルライター旧市街地への入口

また、イスラム統治時代の城壁をはじめ白基調の美しい町並みは、グラデーションを描くかのように広がる美しいブルーラグーンとの青と白のコントラストでさらに美しく映え、ずっと眺めていたくなってしまうほど訪れる人々の心を癒してくれるのです。

  • 写真:トラベルライター青と白のコントラスはずっと眺めていたいほど

子どもも大人も癒されるリゾート地

ヨーロッパでは子連れの家族旅行でもリゾート地を選び、家族みんなで休暇を過ごすのが一般的です。とはいえ、日本ではリゾート地というと大人がゆったりと余暇を過ごすイメージが強く、子連れではちょっと…と諦めてしまいがちです。

でも小さくてのどかな雰囲気が魅力のファロは、実際に筆者の場合は2歳半の娘を連れて行きましたが、まさに子どもも大人も癒される注目すべきポルトガル最南端リゾートだと言えます。

  • 写真:トラベルライター子連れ旅でもゆったりと癒されるファロ

ファミリーフレンドリーなおすすめのホテル

ただし、子連れ旅行にはホテル選びがポイントです。筆者がファロを訪れたのは1月であったため、昼間は暖かいとはいえブルーラグーンや多くのホテルに併設されている屋外プールで泳ぐにはまだまだ寒い時季でもあります。そのためベストシーズンである6~9月以外に訪れる方は、室内プールのあるホテルを選ぶとより一層楽しめるはずです。

そこでおすすめしたいのが、「Monica Isabel Beach Club(モニカ イザベル ビーチクラブ)」です。

  • 写真:トラベルライターMonica Isabel Beach Club

3泊以上の場合には、食事スタイルを数種類のなかから選ぶことができます。

アパートメントに完備されている簡易キッチンで自炊をしたり、ホテル内外のレストランで自由に食事をする「セルフケータリング」はもちろん、朝食と夕食が付いている「ハーフボード」、3食の食事にプラスして、種類は限定されるもののアルコールやスナックなども付いている「オールインクルーシブ」から選ぶことができるのです。

客室は、簡易キッチンや冷蔵庫なども完備された1ベッドルームのアパートメントタイプで、プライベートの空間でゆったりと過ごしたいという人はもちろん、小さなお子様連れの家族旅行にもぴったりです。

屋外プールをはじめ、小さいながらもスポーツジムやインドアプール、ビリヤードなどが置いてあるゲームルームなど、小さなファロの町だからこそリゾート内でゆったりと過ごせる施設があるのも嬉しいポイントです。

  • 写真:トラベルライターリゾート内からも眺められる美しいブルーラグーン

また、キッズプログラムとして毎日夜8時からは日替わりのエンターテイメントが行われており、子どもたちも楽しめるような工夫がなされています。また、美しいブルーラグーンまでは徒歩2分と、とにかく美しいファロのビーチを満喫できる立地も魅力です。ファロでは、日本ではあまり味わえないほど贅沢な時間を過ごせること間違いなしです!

絶対に訪れたい旧市街までの送迎もあり!

また、毎日数回ホテルのシャトルバスで、旧市街までの送迎が用意されています。ビーチ沿いを歩いていっても徒歩15分ほどで旧市街へいけるため、ぜひイスラム支配時代の雰囲気を感じる町歩きに出掛けましょう。

  • 写真:トラベルライターイスラム支配時代の名残りを残す旧市街地

もちろん、旧市街の前にも美しいブルーラグーンが広がっており、綺麗な景色を眺めながら食事のできるレストランやカフェもたくさんあるのでおすすめです。

  • 写真:トラベルライター自然に囲まれて癒しの時間を
モニカ イザベル ビーチクラブ
ポルトガル / ホテル
住所:Forte Sao Joao | Areias de Sao Joao, Albufeira 8200-325, Portugal地図で見る
電話:289 599 200
Web:http://monica-isabel-albufeira.h-rez.com

ファロの楽しみ方

ファロの見どころが旧市街であるとはいえ、半日もあれば周れてしまうほど小さな町であるため、忙しく観光するよりも、歴史を感じながら美しい景色を眺めてのんびりと過ごしたいという人におすすめです。

  • 写真:トラベルライター旧市街地から眺めるビーチ

ポルトガルにおけるイスラム勢力終焉の地であるファロが、リゾート地として新たな輝きを放つ姿は、青と白のコントラストを魅せながら何か感じさせるものを与えてくれます。ぜひ、子どもも大人も楽しめるポルトガル最南端リゾート「ファロ」で、贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

  • 写真:トラベルライター白壁+ブルーラグーンのコントラスが美しい
ファロ
ポルトガル / 町・ストリート
住所:ファロ、ポルトガル地図で見る

ポルトガルの旅行予約はこちら


ポルトガルのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

ポルトガルのホテルを探す

ポルトガルの航空券を探す

ポルトガルの現地アクティビティを探す

ポルトガルのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


世界のカラフルな街並み23選!インスタ映え間違いなしのフォトジェニックな街を歩こう

世界には、フォトジェニックでかわいい街並みがたくさん!アルゼンチンやポルトガル、エストニアにフランスといった世界各国から、インスタ映え間違いなしのカラフルな街並...


【ヨーロッパ】世界遺産の美しい街並み10選!

ヨーロッパの旧市街は、中世の美しい街並みを保持しているところが多く、世界遺産に登録されている地区も多数あります。今回は、美しいヨーロッパの世界遺産の街を厳選して...

最もポルトガルらしい村モンサント ~巨石と共存する不思議な村に出会う~

「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」と称される村をご存知ですか?ポルトガル中部にある山の上には、巨大な岩々と共存している小さな村の姿があります。大きな岩が家に...

ポルトガル人気観光スポット!王妃に愛された美しい村オビドス

リスボンから日帰り可能な人気観光地のオビドス。中世の城壁で囲まれた小さな村は、その美しさから「谷間の真珠」と呼ばれ、歴代のポルトガル王妃をも魅了してきました。真...

【ポルトガル】女子旅にぴったり!ポルト観光おすすめ1日コース〜あの『魔女の宅急便』のモデルになった街〜

リスボンに次ぐ第二の都市ポルト。実はここポルトも『魔女の宅急便』のモデルとなったと言われているんです。それも納得、ドロウ川沿いの丘に立ち並ぶカラフルな家々は映画...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります