ヨーロッパの旧市街は、中世の美しい街並みを保持しているところが多く、世界遺産に登録されている地区も多数あります。今回は、美しいヨーロッパの世界遺産の街を厳選してご紹介します。
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1.【ポルトガル】ポルト
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温かい人、美味しい料理、きれいな街並み。これだけでも1度は訪れたい街に名が挙がるべき、ポルトガル第2の都市「ポルト」。国名の由来にもなった街であり、旧市街地は「ポルト歴史地区」として世界遺産に登録されているほどの歴史を誇ります。
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石畳の道にオレンジ色の屋根が所狭しと並ぶ街並みから、『魔女の宅急便』のモデルになった街の1つともいわれている美しい港町ポルトは、魔女宅ファンならずとも1度は訪れてみたい魅力あふれる街です。
2.【チェコ】チェスキー・クルムロフ
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「世界で一番美しい街」のキャッチコピーで人気上昇中のチェコの街、チェスキー・クルムロフ。首都プラハから約190km、南ボヘミア州に位置するこの小さな街は、16世紀ルネサンス様式の街並みが現存することで知られ、1992年には世界文化遺産に登録されました。
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チェスキー・クルムロフとは、ドイツ語で「チェコの曲がりくねった川辺の草地」という意味。湾曲したヴルタヴァ川沿いに形成された小さな街の、色彩鮮やかで華麗なルネサンス様式の街並みは、今もほぼ当時の姿のまま保存されています。
- チェスキー・クルムロフ
- チェコ / 観光名所 / 町・ストリート
- 住所:Nam Svornosti Český Krumlov地図で見る
- Web:http://www.czechtourism.com/Tourists/cultural-heri...
3.【フランス】リヨン
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パリやローマなど名だたる観光都市を抑え、「ヨーロッパで最高のCity Break(週末などの短い旅行)を過ごせる都市No.1」に選ばれたフランス第2の都市、リヨン。美食の街として知られ、風情ある街並みは世界遺産に登録されています。
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フルヴィエールの丘は、リヨンを見渡せる絶景スポットで、赤茶色の屋根で統一された世界遺産の美しい町並みが一望できます。
4.【モンテネグロ】コトル
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モンテネグロの世界遺産・コトルの旧市街は、城壁に囲まれ街路は石畳。住居となる建物は白壁で、オレンジの瓦屋根が特徴的です。古い教会は美しい音色の鐘を高らかに鳴り響かせ、城砦は今もなお頑強な姿を誇示しています。
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路地は、敵からの目を欺くために迷路のように入り組んでいます。旧市街自体はさほど広くはありませんので、いくつかの教会や街のシンボルであるクロックタワーを中心に散策を楽しみましょう。
5.【オーストリア】ザルツブルク
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オーストリアの首都ウィーンから、鉄道で約2時間半で行けるザルツブルクの街。旧市街はユネスコ世界遺産に登録されています。世界的音楽家のモーツァルトの生まれ故郷であり、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地としても有名です。
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旧市街のメインストリートであるゲトライデガッセには、高級ブティックやお土産SHOPが立ち並び、いつも人で賑わっています。モーツァルトの生家があるのもこの通りです。ゲトライデガッセの見どころは何といっても美しい鉄細工の看板。まるでおとぎ話の中の1ページのような光景です。
6.【スイス】ベルン
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スイスの首都ベルンは、スイス連邦のほぼ中心に位置する首都です。1983年には、旧市街がユネスコの世界遺産にも登録され、歴史的な建造物や意匠を凝らした噴水など見どころもたくさんです。まるで絵本から抜け出たような中世のたたずまいを楽しめます。
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美しいアーレ川がぐるりと旧市街を囲み、中世の街並みが今も数多く残されています。絵の具を溶かしたようなコバルトブルーのアーレ川と、その上に架かる石造りのウンタートーア橋。家々に目をやれば赤レンガに瓦屋根、煙突が並ぶ景色は、子供の頃に絵本で見た景色と似ていませんか?
7.【アゼルバイジャン】バクー
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アゼルバイジャンの首都バクーは、カスピ海に面する港湾都市。街の西側に位置する旧市街は世界遺産に指定され、今もなお古き良き当時の城壁や建築物を遺しています。
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豊富な石油資源を生かし、近年バクーは目覚ましい発展を遂げています。旧市街のあちこちから新市街の近代的な建物が垣間見え、まさに新旧融合の都市を感じさせます。
8.【エストニア】タリン
- 出典:tripnote.jpphoto by コチドリさん
タリンは、バルト海の東部に位置するエストニアの首都です。エストニアは1991年までソ連の領でした。そのため、タリン旧市街地の建物にもロシアの面影を見ることができます。
- 出典:tripnote.jpラエコヤ広場に面する建物の多くはレストランになっている
タリン旧市街地は1997年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。街の規模が小さいため、ほとんどのスポットは歩いてまわることができ、まさに小旅行にぴったりの観光地なのです。
9.【マルタ共和国】バレッタ
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太陽に照らされたピカピカの白い大理石の床や、ごつごつとした形状の石が坂道をつくる石畳の路地。石の壁のように立ちはだかる重厚なつくりの建物。バレッタに来ると、この島がどれほど多くの石でできているのか容易に想像できます。
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世界遺産にも登録されている首都バレッタは、現在も昔の建物や雰囲気が残りつつ、民家があり人々の日々の暮らしとが共存します。街のどこを切り取っても絵画のような美しさで、石でできた建物がひしめき合う街並みを眺めていると、まるで旧市街全体が美術館のようにも感じます。
10.【イタリア】アルベロベッロ
- 出典:tripnote.jpphoto by Maru◎さん
アルベロベッロとは、イタリアの南部・プッリャ州バーリにある小さな村です。とても独特な響きを持つ村の名前ですよね。アルベロベッロはイタリア語で、美しい木という意味を持つそうです。その美しい景観から、1996年に村の2つの地区が世界遺産に登録されました。
- 出典:tripnote.jp
トゥルッリがたくさん見られる場所は、世界遺産登録されているアイア・ピッコラ地区とネーオ・モンテ地区の2ヶ所です。この2つの地区は互いに徒歩で行ける距離なので、半日もあれば充分に観光ができます。