ポルトガル
ポルトガル観光
ユーラシア大陸最西端の国で見たい美しい町並み

【保存版】ポルトガルのお土産・厳選10選!

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:35ヶ国

2018年4月9日更新

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写真:aka-region

ポルトガルはヨーロッパの西端に位置し、地中海性気候の穏やかな気候で過ごしやすく、食もおいしく古い街並みが美しい国です。カステラやカルタ、天ぷらなどポルトガルと日本との繋がりを感じられる言葉や文化が多く、そうしたルーツを巡る旅をしても面白い土地です。装飾タイル「アズレージョ」や海産物、コルク製品やポルトワイン、卵黄をたっぷり使用したお菓子など独特の文化も奥深く、街のお土産物屋さんには個性的な商品で溢れています。今回は、ぜひ持ち帰りたくなるポルトガルのお土産・厳選10選をお届けします。

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1. 装飾タイル「アズレージョ」のイワシの陶器

ポルトガルの街歩きをしていると、必ずどんな街にも小さなお土産やさんが存在します。そこでよく売られているのがイワシなどの魚をイメージした陶器の置物や飾りです。

  • 写真:aka-regionイワシの置物(値段不明)

こちらの下の写真は、ポルトガル名物の装飾タイルのアズレージョ風に青や白、黄色といったシンプルな色使いでありがながら細やかな装飾が施してあるイワシの置物(€9.90=約1,300円)。部屋のちょこっとしたインテリアにもなりますし、キッチンに置いても素敵で場所を選ばないオブジェクトです。全種類集めたくなる一品です。

  • 写真:aka-region独特の装飾が施されたイワシの陶器

装飾タイル「アズレージョ」について知りたい方は、リスボンのアズレージョ博物館でどっぷりとその歴史や生活の中の装飾タイルについて知ることができます。お土産物屋さんにはミニタイルも売っているので、チェックしてみてください。

  • 写真:aka-region装飾タイルのアズレージョ。街中のスーパーにも幅広い品揃え。

2. 魚の缶詰

イワシの置物とくれば、海産物の有名なポルトガルの海の恵みを持って帰らないわけにはいきません。旅の醍醐味であるローカルフード。ポルトガルの街のバル(食べ物も飲み物もつまめる居酒屋のようなところ)の中には、店頭でイワシの炭焼きを実演販売しているお店も少なくありません。

現地に行って、焼きたてを頂くのが一番ですが、バカリャウ(干し塩鱈)、サバ、ツナ、タコなど種類豊富な缶詰をお土産として持ち帰るのはいかがでしょうか?

  • 写真:aka-regionスーパーに並ぶイワシの缶詰(€2.29=約310円)

ポルトガルのスーパーマーケットの缶詰コーナーには必ず置いてあるものです。様々な種類のものがあり、パッケージもレトロな色使いのイラストでかわいいので、お土産にも喜ばれるでしょう。缶の蓋を開けた瞬間、ポルトガルの空気が漂ってきそうな一品です。

3. ピカイチのおいしさのエッグ・タルト

ポルトガルの味をお土産に!一口食べた瞬間に見える異国の風景や街の匂い—。その国に行ったことがなくとも想像するのも楽しい、その土地の食べ物のお土産。

ポルトガルのスイーツと言えばエッグタルトということで、エッグ・タルトを買って帰りたいものです。

  • 写真:aka-regionリスボンに来たら寄りたい1837年創業のエッグ・タルトの名店

ポルトガルでも屈指の歴史と美味しさを誇る名品が、首都リスボンのベレン地区にあります。そのお店がPasteis de Belem(パステル・デ・ベレン)です。エッグ・タルトはもともと修道院の修道女たちによって、18世紀以前に発明されたと信じられています。その発祥となっているのがPasteis de Belemのお店の隣にあるジェロニモス修道院です。

  • 写真:aka-regionエッグ・タルトは修道院が発祥。

エッグ・タルトを売るお店「パステル・デ・ベレン」では、エッグ・タルトを1個から購入することができるため食べ歩きにもぴったりですし、併設のカフェでカフェオレと一緒に出来立てを頂くのもまた格別です。

お土産の際には、5個入りなど箱に入れてもらうのがいいでしょう。生ものですので真夏の持ち帰りは避けた方がいいですが、食べる前にもう一度オーブンで焼くと、カリッとして出来立ての感動が蘇ります。

  • 写真:aka-region温めなおしても美味しいエッグ・タルト!
パステラリア パステイス デ ベレン
ポルトガル / スイーツ
住所:Rua de Belem, 84-88 1300-085 LISBOA地図で見る
Web:http://pasteisdebelem.pt/

4. 卵黄たっぷりのポルトガル菓子

ポルトガルのお菓子は、エッグ・タルトだけではありません。卵黄を使った真っ黄色のお菓子が種類豊富にあります。ポルトガルから日本にもたらされたカステラの原型となったパン・デ・ロー(Pão de ló)や、卵黄生地に卵黄のクリームが包まれているお菓子など、全ての種類を制覇してお気に入りをぜひ持ち帰りたいですね。1つあたり1ユーロ(約130円)前後という安さも人気の秘密です。

  • 写真:aka-region卵黄たっぷりのポルトガルのお菓子

お土産として持ち帰るほかにも、ポルトガルを旅する時には、甘いスイーツをつまみながらひと息つくのがオススメです。街中に個性的で雰囲気のよいカフェがたくさんあるので、ぜひお気に入りのおいしい時間を過ごしてみてください。

  • 写真:aka-regionリスボンの素敵なカフェ

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