世界遺産や観光スポットが数多くあり、海外旅行先としても人気の地。古代ローマ時代から、今もなお多くの人を魅了し続ける街は、「永遠の都」とも評されます。コロッセオや真実の口など、ここだけは押さえたい!観光スポットをご紹介。
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【1】ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
ローマの中心部、ヴェネツィア広場に面した場所に建つ記念堂は、イタリアを統一し初代国王となったヴィットリオ・エマヌエーレ2世の偉業を記念して建てられました。白く美しい建物は、まるで神殿のように圧倒される大きさで、ローマのランドマークと言えるでしょう。
- ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
- ローマ / 建造物
- 住所:Piazza Venezia,00186 Roma地図で見る
【2】フォロ・ロマーノ
紀元前753年、パラティーノの丘にローマが建国され、その麓に整備された場所がフォロ・ロマーノの始まりとされています。「フォロ」とは、政治、経済、宗教の中枢となる公共広場のこと。歴代の皇帝たちが、権威と財力を誇示するため、次々と巨大建造物を建設し、繁栄を極めた古代ローマの中心です。
【3】コロッセオ
ローマ市民を熱狂の渦に巻き込んでいた闘技場。ローマ皇帝は、人気取りと政治への関心を逸らすため連日、闘技会を開催していました。捕虜である兵士が剣闘士として登場し、猛獣を相手にしたり、剣闘士同士で戦わされたりしていました。映画『グラディエーター』の世界そのままですね。
闘技会は5世紀の中頃まで、300年にわたって続けられていたそうです。6万人もの観客を収容していたというコロッセオの、当時の建築技術に驚愕します。
【4】真実の口
真実の口があるサンタ・マリア・コスメディアン教会は、6世紀に造られた赤いレンガが特徴の教会です。真実の口は円盤状の石に海の神が彫られており、嘘をつく人がそこに手を入れると抜けなくなるという伝説があります。映画『ローマの休日』でおなじみですね。元々は、古代の下水溝の蓋だったという説も。
- サンタ・マリア・コスメディアン教会
- ローマ / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Piazza della Bocca della Verità,18,00186 Roma地図で見る
【5】バチカン市国
世界最小の独立国家ですが、ローマ市街地に位置し、国境のようなものはなく、パスポートも不要。旅行者からすると、ローマ観光の一部のような雰囲気ですが、カトリック教徒にとっては、聖域となるカトリックの総本山です。ミケランジェロやベルニーニなど、イタリアを代表する芸術家たちの作品の宝庫でもあります。
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【6】スペイン広場&スペイン階段
昔、広場の南側にスペイン大使館があったことから、その名がついたスペイン広場。こちらも映画『ローマの休日』で、あまりにも有名な階段ですね。アン王女がジェラートを食べていたシーンを思い出しますが、現在この場所での飲食は禁止されています。
【7】バルカッチャの噴水
スペイン階段の下の広場には、イタリアの芸術家ベルニーニの父親が手掛けた噴水があります。テベレ川の氾濫時に流れ着いた、壊れた船をモチーフに1627年に作られました。
【8】トレヴィの泉
トレヴィとは、三叉路の意味で、この泉の前から3本の道が伸びていることから付けられています。ローマに数多くある噴水の中でも大きさは最大。ローマで必ず訪れたい場所のうちの一つでしょう。
有名なコイン投げは、1枚投げれば、またローマに来られる、2枚だと好きな人と一生一緒にいられる、3枚だと嫌いな夫や妻と別れられる、というおまじないになっています。
【9】パンテオン
紀元前25年にすべての神々の神殿として建設されましたが、火事で焼失し、現在の建物は西暦118年に再建されたものです。ここには、イタリアの著名な画家であり建築家である、ラファエロのお墓があります。ライトアップにより浮かび上がるパンテオンは神秘的です。
【10】サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
歴史的価値のある教会が200以上も存在すると言われるローマで、ぜひ足を運んでいただきたい教会がこちら。世界遺産にも登録されており、バチカンを別にして、最大規模かつ最高位の教会なのです。サン・ピエトロ大聖堂内部の大天蓋を手掛けたジャン・ロレンツォ・ベルニーニのお墓があることでも有名です。
- サンタ・マリア・マッジョーレ教会
- ローマ / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Piazza di S. Maria Maggiore, 42, 00100 Roma, イタリア地図で見る
ローマで必見のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂【イタリア】
【11】サン・ピエトロ広場
大聖堂を中心として、両手を広げるように柱廊が続き、そこに広がるのがサン・ピエトロ広場です。ベルニーニが設計した美しい広場には、シンボルとなるオベリスクや二つの噴水があり、訪れる人々を魅了する様々な魅力にあふれています。
- サン・ピエトロ広場
- バチカン / 観光名所
- 住所:Piazza San Pietro, 00120 Città del Vaticano, ローマ教皇庁 (バチカン)地図で見る
- Web:http://www.vaticanstate.va/content/vaticanstate/it...
【12】サンタンジェロ城
バチカン市国からほど近いテヴェレ川沿いに建つお城が、ローマ市内に現存する唯一の城塞で、もともとはお墓として建てられ、後には牢獄としても使用されていたサンタンジェロ城。バチカンの教皇庁のための城塞でもあったので、バチカンとの秘密の通路も現存しています。
お城の前のサンタンジェロ橋の欄干には、10体の天使像が並んでいます。城内の見学、秘密通路の見学ツアーなどもあります。
【13】ナヴォーナ広場
古くは競技場として使用されていましたが、現在は市民の憩いの場となり、観光客にも人気のスポットです。この広場で有名なのが、3つある噴水で、中でも中央にある「四大河の噴水」は、ベルニーニの代表作となっています。北側には、「ネプチューンの噴水」、南側には「ムーア人の噴水」と、物語性を感じる迫力ある彫像を間近でみていると長居してしまいそうです。
【14】ポポロ広場
鉄道が発達するまでは、交通の要衝だった広場で、巡礼者は、ローマへ入る際の北の玄関口ポポロ門をくぐりました。広場の中央には、初代皇帝アウグストゥスが、エジプトから持ち帰った高さ36mのオベリスクがそびえています。ショッピングストリートにも近いので、多くの市民や観光客でにぎわっています。
- ポポロ広場(ローマ)
- ローマ / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Piazza del Popolo, 00187 Roma RM地図で見る
【15】共和国広場
ディオクレティアヌス帝の浴場跡にあった回廊を利用して造られ、エセドラ(半円形部分)が美しい広場です。広場の中央には、「ナイアディの泉」があり、ロータリーになっています。広場に面した場所には、「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ・エ・デイ・マルティリ教会」が建っています。ミケランジェロが浴場の壁をそのまま使用する設計をした教会です。
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