スリランカの国旗の図柄や意味、スリランカの首都について、またスリランカの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび歌われる国歌の成り立ちまで、スリランカの国の基礎知識をくわしく解説します。
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スリランカ国旗とその意味
スリランカの国旗は15世紀から19世紀にかけて存在していた、シンハラ人最後の王朝「キャンディ王国」の旗をもとにしたデザイン。縦と横の比率が1:2とやや横長です。
左側3分の1に、イスラム教をあらわす緑と、ヒンズー教をあらわすサフラン(オレンジ)のストライプ。そして右側3分の2には、赤地に、シンハラ族のシンボルである金のライオンが描かれた「キャンディ王国」時代の国旗を採用し、スリランカは仏教徒が多数を占めることから、四隅には仏教を象徴する4枚の菩提樹が加えられました。
スリランカの首都はスリジャヤワルダナプラコッテ
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by Kolitha de Silva CC BY-SA 2.0 from Wikimedia Commons
スリランカの首都は西部に位置するスリジャヤワルダナプラコッテです。スリランカ最大の都市であるコロンボと間違われやすいですが、コロンボは旧首都。コロンボへの都市機能集中が問題となり、コロンボより南東に約10kmの場所にあるコッテに首都機能を移転することが計画され、1985年に正式に首都が遷都されました。その際に名前がスリジャヤワルダナプラコッテとなりました。
面積は17 km²と小さく、世界年間によると2014年時点での人口は12.8万人です。ちなみにコロンボは2015年時点で70.6万人になります。
最大の見所は、「Diyawanna Lake」という湖の真ん中に浮かぶ「国会議事堂」です。世界的に有名なスリランカ人建築家であるジェフリー・バワにより設計されました。
スリランカの面積は65,610km²
スリランカの面積は65,610km²です。北海道の面積が83,450km²なので、北海道の0.8倍ほどの大きさになります。
スリランカの人口は2,123万人
2018年時点の人口は2,123万人です。年々増加してはいますが、2040年頃から人口減少が予想されています。
スリランカの国歌は「母なるスリランカ」
スリランカの国歌の曲名は「母なるスリランカ」です。公用語であるシンハラ語と、タミル語のバージョンがあり、シンハラ語では「Sri Lanka Matha」、タミル語では「Sri Lanka Thaaye」と書きます。1940年にシンハラ人のAnanda Samarakoonによって作詞・作曲され、イギリスから独立した3年後の1951年に、正式な国歌として採用されました。