写真：mikish(石川美佳)岐阜県高山市といえばなんといっても古い町並みが有名ですが、実はもう一つ、あまり知られていない観光スポットがあるのです。今回は、子供も大人も大爆笑間違いなしの「夢工場飛騨」でできる、手焼き煎餅体験をご紹介します。
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夢工場飛騨ってどこにあるの？古い町並みから近い？
出典：giftgift.sakura.ne.jpJR高山駅から東北へ20分（公式サイトのスクリーンショット）
飛騨高山観光の玄関口である高山駅から、古い町並みを横目に八幡神社方面へ20分ほど歩いたところに「夢工場飛騨」はあります。年中観光客の多い高山駅周辺ですが、メインの観光エリアから離れた場所にある夢工場飛騨の界隈は静かな古い住宅街で、ある意味では本物の飛騨高山の暮らしを感じることができるエリアです。
夢工場は魅力的な白い建物
- 写真：mikish(石川美佳)
- 写真：mikish(石川美佳)
小川が流れる静かな古い住宅街に突如として現れるのが夢工場。ちょっと古びた白い建物には、全面に個性的な看板が掲げられています。ドアの前に立っている木彫りの人形も、異国情緒がありキャッチーですね。ちょっと入りにくい雰囲気ですが、大丈夫です。臆せず扉を開けて入りましょう。
- 写真：mikish(石川美佳)
恐る恐る屋内に入ると、高い天井、壁には古い時計、椅子代わりに置いてあるのは切り株だったりと、建物の外見とは打って変わってとても瀟洒（しょうしゃ）な高山らしい空間です。
手焼き煎餅体験を詳しくご紹介！
手焼き煎餅体験コースは全3種
- 写真：mikish(石川美佳)
②あじくらべ体験コース…6枚体験2枚お土産
③たっぷり体験コース…8枚体験0枚お土産
どのコースを選んでも値段は400円、手に入る煎餅は8枚。その内訳が、コースによって違います。
一見簡単そうに見える煎餅焼きですが、確実に失敗するので、お土産（先生が焼いた完璧な煎餅）と比べることができるという意味でも、①と②のコースがおすすめです。
コースを選んだら爆笑レクチャーを受ける
- 写真：mikish(石川美佳)
レクチャーでは、先生がいとも簡単そうに煎餅の焼き方を教えてくれます。そしてこの先生の語り口がとても面白く、大人も子供も爆笑！こちらで行う煎餅焼き体験の楽しみの半分は、このレクチャーの面白さにあると言っても過言ではありません。
簡単そうに煎餅を焼く先生の手つきをしっかり頭に焼き付けたら、いよいよ自分で焼く時間が始まります！
シンプルだけど奥が深いせんべい焼き
- 写真：mikish(石川美佳)
煎餅の焼き方は本当にシンプル。まずは火箸のような道具で小さな「煎餅の素」を挟み、あとはかまどの中でひっくり返しながら炙っていくと、みるみるうちに膨らんでいき、美味しい煎餅が焼きあがるというものです。
ただし、かまどの空間の中には目には見えない温度差があるため、適宜正しいタイミングと位置で煎餅の素を炙らなければ、綺麗に膨らみません。炙る位置が間違っていると煎餅の一部だけが膨らんでしまったり、タイミングが悪いとクルクルに丸まってしまったり、最悪の場合、焦げることも…！
ハートの形の煎餅が割れてしまったり、丸いはずの煎餅があっと言う間に餃子になってしまったりと、大爆笑で盛り上がること間違いなしです。
- 写真：mikish(石川美佳)大人が真剣に取り組んで、この仕上がりである
しかし小さな煎餅の素が膨らむ様子を見るというのはとっても面白く、大人も子供も夢中になって作業にのめりこんでしまいますよ。小学生の課外授業でも利用されることがあるというのも、納得の体験です。
なお、体験中は火箸が大変熱くなるため、軍手を二重にして利用します。小さな子連れの場合は十分に注意して、体験してくださいね。子供が一人で焼けるようになるのは、小学生頃からだと思います。
焼き上がりは厳しい目で鑑定
- 写真：mikish(石川美佳)
煎餅が完成しても、まだ体験は終わりではありません。ようやく焼きあがった煎餅を袋に入れて、先生に提出して鑑定してもらいます。子供も大人も容赦なしの5段階評価の認定です。
ちなみに筆者はかれこれ5度も体験していますが、未だに最高評価をもらえたことがありません。煎餅焼きの世界は奥が深く、厳しいものなのです。
たとえ認定に不満が残ったとしても、自分で焼いた煎餅と、先生が焼いたお土産煎餅の味を比べてみればグーの音も出ないことでしょう。
ちなみにこちらではお土産用の煎餅を別途購入できるのですが、これが絶対おすすめの逸品です！ほんのり香る醤油味の香ばしさとサクサク軽い食感がたまらない独特な煎餅は、ここでしか手に入りません。
・営業時間：9：00～17：00（季により変動あり）年中無休
・駐車場：無料7台
・アクセス：JR高山本線高山駅より八幡神社方面へ徒歩20分
おまけ：子連れ高山旅行のオアシス「かんかこかん」
- 写真：mikish(石川美佳)
高山を旅行するなら欠かせない「古い町並み」の散策ですが、小さな子連れだと親も子供も疲れてしまいやすいもの。そんな時にオアシスとなるのが、古い町並みに面したアーケードにある「かんかこかん」です。こちらは子連れが気楽に無料で休める施設となっています。
施設内には調乳室とトイレがあり、絵本やままごと道具などの遊べるものまで揃っているので、親子でホッとできますよ。
また、こちらではベビーカーの貸し出しサービスもあり、1時間300円で借りられます。子供が眠くなってしまった時も、ベビーカーがあれば安心。是非うまく利用して、子連れ高山観光を楽しんでくださいね。
・開館時間：10：00～17：00
・定休日：年末年始
- まちひとプラザかんかこかん
- 高山 / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所：岐阜県高山市上二之町44-4地図で見る
- 電話：0577-33-5055
- Web：http://www.takayamashishouren.net/kankakokan/servi...
