みなさんは山口県にある「いろり山賊」をご存知でしょうか?山道を登っていくと突如現れる鯉のぼり、まるでお祭りのようににぎやかな装飾、昔ながらの建物…。そしてメニューもインパクトのあるものばかり。今回は、そんな謎だらけの「いろり山賊」をご紹介します。
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いろり山賊って?
歴史
「いろり山賊(以下、山賊)」は、山口県岩国市に3店舗展開している和風レストランです。風変わりなメニューとお店の雰囲気により、いまや市民だけではなく全国から注目を浴びています。
昭和20~40年頃、広島で発祥した山賊は、当時から大人気の居酒屋でした。現在も山賊の大きな特徴となっている昔ながらの建物は、初代社長の父が建具屋を営んでいた頃の建築様式を守り続けているそうです。
当時、店内で飾られていた装飾品の一部は現在の店舗にもそのまま飾られており、山賊の長い歴史も感じられます。
玖珂(くが)店について
3店舗の中でも一番規模が大きい「玖珂(くが)店」は、国道2号線沿いの山奥に位置しています。そのため、アクセスには車かタクシー、バスを利用することになります。食事時は駐車場が満杯になるほど混むため、時間には余裕を見て来店しましょう。
敷地内には、「いろり山賊」「竈(かまど)」「桃李庵(とうりあん)」という3つの建物が点在しています。季節ごとに変化する装飾を楽しむことができるのも特徴。大人も子供も飽きずに何度でも来店できる、エンターテインメント性あふれるレストランです。
メニュー紹介
山賊焼(789円/税込)
山賊の名物メニューである「山賊焼」は、なんといってもその大きさがインパクト大!おおきな串にささった肉を、豪快にかぶりつきながらたべることができます。まさに「山賊」が食べていそうなお肉といった印象。
見た目はもちろん、味付けのたれがとってもいいお味で、やみつきになること間違いなし。
山賊むすび(519円/税込)
こちらも名物メニューの「山賊むすび」。写真では伝わりづらいですが、かなりビッグサイズ!鮭・こぶ・梅と、3つの具が入っている欲張りおむすびです。むすび目から食べるときれいに食べれるそうなので、ぜひチャレンジしてみてください。
山女塩焼(540円/税込)
山女を一匹まるまる焼いた塩焼きは、あっさりしたやさしいお味。レモンをかければよりさっぱりと味わえます。
しずみ餅(540円/税込)
こちらは、こんがり焼かれた草餅が出汁に浸かった料理です。草餅を割ると中に甘いあんこが入っていて、出汁のしょっぱさと絡まり絶妙なおいしさが生まれます。デザートとしても楽しめるメニューです。
肉料理各種(843円~/税込)
山口県のブランド牛である「皇(すめらぎ)牛」を使った肉料理は、山賊のいちおしメニューです。現在は100頭前後しか生息していないといわれる希少な天然記念物「見島和牛」の遺伝子を受け継いでいるのが「皇(すめらぎ)牛」。とても柔らかい食感が特徴です。
山賊には屋内席のほか、屋外席もあります。そちらを利用しながら食べれば、気分がより高まるのでおすすめです。
このほかにも、うどんやそば、串カツなど多彩なメニューが勢ぞろい。宴会料理もあるので、大人数でワイワイ楽しむことができます。詳しいメニューはコチラから!
最後に
歴史も守りながら目いっぱいお客さんを楽しませてくれる山賊は、これからも市民に愛され続けていくことでしょう。もはや市民のソウルフードといっても過言ではない「山賊焼」、一度は食べてみてください!