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モロッコ観光
活気あるマラケシュから世界遺産の町にサハラ砂漠まで

意外と安全! 一人旅も安心の北アフリカ「モロッコ」 マラケシュから観光ガイドにない秘境と世界遺産を越えラクダでサハラ砂漠へ

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年9月5日更新

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写真:トラベルライター

北アフリカで一番治安が良く、世界中の旅行者に大人気のモロッコ。古くからヨーロッパと文化的交流もあり、海から砂漠まで特殊な自然環境に適応して多種多様な町を生み出してきました。豊富な地下水と栄養満点の土地で野菜がよく育つことで有名で、モロッカンサラダは絶品。山羊や羊の肉も、山肌の薬草を食べているので臭いが少なく美味しいです。砂漠地帯では360度、雄大な地平線を見ることができます。今回はモロッコ最大の都市マラケシュから、サハラ砂漠の入口で美しい砂が有名なメルズーガ大砂丘に向かう旅をご紹介します。

この記事の目次表示

マラケシュからサハラ砂漠へ! 移動も楽しい旅

世界最大と言われるサハラ砂漠。その日常からかけ離れた壮大な自然への入口であるメルズーガ大砂丘は、砂の色が最も美しいことで有名です。そんなメルズーガ大砂丘に一番近いのが、活力溢れるモロッコ最大都市マラケシュなのです。

  • 写真:トラベルライターメルズーガ大砂丘の朝焼け

マラケシュからメルズーガまでは距離にして約600km、車で9時間程。しかしただ行くだけでは勿体無い! 道中には絶好の観光スポットが潜んでいます。

マラケシュ――ワルザザード――メルズーガ大砂丘――ワルザザード――マラケシュ

この行程で行きと帰り、それぞれに違う場所をゆっくり観光しながらでも往復5泊6日あれば行ってくることができます。降り注ぐ太陽と満天の星空のもと、美しい景色と文化を満喫できるコースをご案内します。

まずは町! 空港からすぐに行けるマラケシュの見所

イヴ・サンローラン心の故郷 色彩の楽園「マジョレル庭園」

  • 写真:トラベルライターマジョレル庭園

マラケシュ=メナラ国際空港から車で15分のところにあるマジョレル庭園。フランス人画家ジャック・マジョレル氏が世界各地の植物を収集して作り、その美しさを愛したデザイナーのイヴ・サンローラン氏が彼の死後買い取って改修したことで有名で、モロッカンブルーを基調にできています。

  • 写真:トラベルライターマジョレル庭園 裏道
  • 写真:トラベルライターマジョレル庭園 邸宅壁

鳥の囀りが響き木漏れ日さす穏やかな庭内は、鮮やかな青と緻密な白の彫刻が差し色と相俟って、とても上品。サンローラン氏の記念碑もあり、この地を心の故郷とした彼の遺灰は庭園に撒かれました。見事に育ったサボテンが庭園に彩を添えています。

  • 写真:トラベルライターマジョレル庭園のサボテン
マジョレル庭園
モロッコ / 公園・動植物園 / 庭園
住所:Rue Yves Saint Laurent، Marrakesh 40090地図で見る
電話:+212 5243-13047
Web:http://www.jardinmajorelle.com/

ジャマ・エル・フナ広場と迷路のようなメディナ(旧市街)のスーク(野外市場)

  • 写真:トラベルライタージャマ・エル・フナ広場から見るクトゥビアの塔(中央)

メディナのスークは、迷路のように入り組んでいます。旅行者には難解な道で携帯ナビは必需品。伝統工芸から昔の邸宅を改装したリアド式カフェまで面白いもの満載。目移りする市場で迷子になった時に目指すのは、世界最大とも言われる無形文化遺産ジャマ・エル・フナ広場。クトゥビアの塔が目印です。

  • 写真:トラベルライターメディナのスーク
  • 写真:トラベルライターリアド式カフェ Dar Cherifa

中庭が吹き抜けになっている昔の邸宅を改装したリアド式のカフェでは、心地良い陽気のもと、現地の人々が普段食べているモロッカンサラダやタジン鍋、断食の後に食べるモロッカンパンケーキなど、モロッコならではの健康的で美味しい食事を楽しめます。散策の後に文化を感じられるカフェで一休みするのも楽しみの一つです。

ジャマ・エル・フナ広場
モロッコ / 観光名所
住所:Derb Chtouka, Marrakech 40008地図で見る

ワルザザードへ! 打ち捨てられた墟城と世界遺産

地方も2016年9月の現在では道が整備されてきて移動も快適です。ワルザザードには観光ガイドに載っていない隠れ家スポットが沢山。

  • 写真:トラベルライターワルザザード郊外の地層
  • 写真:トラベルライターテェルウェット郊外の塩田

現地人が薦める隠れ家スポット 廃墟と化した元豪邸 カスバ・テェルウェット

  • 写真:トラベルライターカスバ・テェルウェット 内装

1950年代の権力者パシャ・グローウィ氏の館で、モロッコきっての資産家であった彼は、世界中の卓越した技術者を呼び集めこのカスバを建てました。その後国政が変化して、グローウィ一族はモロッコ人から搾取した罪で全財産没収、この館も打ち捨てとなりました。当時のモロッコでは貴重な栄養源であった塩の権利を管理して財を成したことでも有名です。

  • 写真:トラベルライター内装のモロッカンモザイク

一歩入ると内装の凄まじさに身震いする程。壁に嵌められたタイルは一つ一つ職人が手作業で組み合わせたモザイクで、絵柄も全て手描き。彫物も手彫りでできています。全方向の掘りの深さが均等になるよう掘り進め、モザイクを裏返した状態で組み立て、接着する時に表面が崩れないよう正確にひっくり返す、気の遠くなるような作業の積み重ねは正に職人技。

  • 写真:トラベルライター内装 柱の彫り込み

老朽化が進む中で残った館は、当時の技術の素晴らしさと、それを成し得た権力の恐ろしさを教えてくれます。現在は一族の末裔が見学料を集めて資金とし、修復と保存を試みています。

カスバ・テェルウェット
モロッコ / 建造物
住所:Telouet kasbah P1506, Telouet地図で見る

世界遺産はまるで砂の城! アラビアンな雰囲気満載 アイット=ベン=ハドゥの集落

砂の城のような神秘的な外観と入り組んだ細い路地の数々はまるで別世界! 商人達の交易の中継地点として栄えたアイット=ベン=ハドゥの集落は、頂点の貯蔵庫跡を中心にカスバ邸宅が密集して建設されています。映画『グラディエーター』の撮影地としても有名です。

  • 写真:トラベルライターアイット=ベン=ハドゥの集落

現在でも7戸で人が暮らしており、入口の家に住むお爺さんは旅人を家に招待して甘いミントティーを振舞ってくれます。お茶を原料に書いた炙り出しの絵を売る絵描きさん。炙るとお茶のいい香りがするので、絵と香りのお土産も粋なものです。

  • 写真:トラベルライターアイット=ベン=ハドゥ 絵描きの家 炙り出しの絵画
アイット=ベン=ハドゥの集落
モロッコ / 観光名所 / 町・ストリート
住所:Ksar of Ait-Ben-Haddou,Morocco地図で見る

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※この記事は2016年11月10日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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