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ミャンマー カロートレッキングで少数民族に会いに行こう

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年8月18日更新

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写真:トラベルライター

ミャンマーといえば、チャイティーヨーのゴールデンロック、バガンの寺院巡りなどが観光として人気ですが、伝統を守りながら暮らす少数民族の村へ訪れることのできるトレッキングは、とても貴重な体験をすることができ、かなりおすすめです。トレッキングはナッヤ山、インレー湖、ピンタヤなどでもできますが、今回はイギリス植民地時代から避暑地として人気なカローのトレッキングをご紹介します。

この記事の目次表示

カローってどんな町?

  • 写真:トラベルライター

カローはミャンマー東部シャン州のタウンジー区にある、標高1,320mの町で、イギリス植民地時代から避暑地として人気です。

主な見どころは、そこまでたくさんありませんが、鍾乳洞に金箔にぬられた仏像があるシュエウーミン洞窟寺院、竹の仏像(バンブーブッダ)があるニー・パヤー、サンセットポイントのThein Taung Payaなどがあります。

カローの周辺地区では、数多くの少数民族が伝統を守りながら暮らしており、トレッキングツアーに参加して、少数民族の村を訪れることができます。

ツアーの予約の仕方

インターネットやホテルなどの宿泊施設でも予約できますが、カローの町を歩いていると、ツアー会社がいくつかあるので、事前予約をせず直接ツアー会社に行っても参加可能です。

会社や時期によって異なりますが、日帰りのものから、少数民族のお宅にホームステイができる1泊2日、2泊3日、3泊4日と複数あり、コースによって会える少数民族が違います。日帰りだけでもいくつかコースがあるので、コースの特徴を聞いて決めるのもよいと思います。

トレッキングに行く前に服装をチェック

カローの平均気温は1年間の平均気温30℃で、最低でも25℃くらい。

暑いから、ラフな格好でいいや・・・って思っていたらさぁ大変。坂や生い茂った草むらがある山道を登っていくので、以下のものは必須です。

・虫よけ
・帽子
・トレッキングシューズ
・長袖、長ズボン(日差しが強く、草むらを歩く時もあるので)

  • 写真:トラベルライター

そんなの持ってきてないよ!!!!という方は、カローには朝から夕暮れまで毎日開いているマーケットや、お店もありますのでご安心を。

では、カローのトレッキングへ出発!!!

山岳少数民族、パラウン族に会いに行こう!

  • 写真:トラベルライター

今回紹介するのは、少数民族のパラウン族が暮らす村を目指す、日帰りのトレッキングツアー。レストラン兼ツアー会社である、Sam's Family Restuarant主催のツアーで、参加費は人数が多いほど安くなります。1人のみの参加でも、昼食込みで大体20ドルくらいです。

まずは山道のトレッキングから始まり、ガイドさんから山中で見かける植物についての解説などを聞きつつ、山の中に暮らすパラウン族の居住地を目指します。パラウン族が育てている畑を見学したり、暮らしている家を訪れたりと、日帰りのツアーですが内容はとても充実しています。

  • 写真:トラベルライター

トレッキングのスタートから、かなり斜面がきつい山道を登っていきます。ガイドさんが先頭をきってくれますので、その後ろをついていきます。

山の植物も堪能できる

少数民族の村につくまでの間、ガイドさんは、山道に生えている自然の植物の説明をしてくれます。その中で、日本でも有名な植物もたくさんありました。

そこらじゅうに生えているマンゴーの木

  • 写真:トラベルライター

写真のものはまだ食べることができませんが、時期になるとそこらじゅうで実り、食べ放題状態に。日本では高価なものなので、夢のようですね。

実っているパイナップル

  • 写真:トラベルライター

パイナップルの実は、日本でもおなじみですが、実っている姿は見たことない方が多いのではないのでしょうか。知っている方にとっては当たり前ですが、見たことがなかった人には驚きの姿です。

黄色い竹やぶ

  • 写真:トラベルライター

日本の竹やぶは緑ですが、なんと、ミャンマーの竹やぶは黄色で、さらに無数のとげがあるんです。きれいだと思って、触ってしまうと手がとげだらけになってしまって危険です。竹皮は、帽子の材料になるそうです。竹帽子は日本でもありますね。

日本でもおなじみのキイチゴ

  • 写真:トラベルライター

日本でも、春の終わりから夏の初めに実るキイチゴ。

  • 写真:トラベルライター

小さい頃、口にした方も多いのではないでしょうか。味も日本と同じようで、あとひく酸っぱさで、ついついたくさん食べたくなります。

植物を堪能しながら、長い山道を進んでいくと、ようやく少数民族の村に到着します。

村には少数民族が育てている畑がたくさん

あたりいちめんに広がるキャベツ畑

  • 写真:トラベルライター

時期によりますが、気持ちいいくらいに広がったキャベツ畑があります。

かごいっぱいの生姜

  • 写真:トラベルライター

収穫時期だと、大きなかごいっぱいに生姜を収穫しています。かなりの力仕事ですが、生姜の収穫を含む、畑仕事は女性の仕事とのこと。たくましいですね。

山道に突然現れるお茶畑

  • 写真:トラベルライター

ところどころ、小規模で山道にお茶畑があります。

  • 写真:トラベルライター

たくさんの女性たちが収穫しています。

お茶のピッキング

  • 写真:トラベルライター

収穫されたお茶は、干して乾燥させて、手でお茶のピッキングをしています。

少数民族のお宅へ訪問

  • 写真:トラベルライター

こちらは山岳少数民族、パラウン族のお宅。電気、窓にガラスがありません。

  • 写真:トラベルライター

お茶の葉を育て、おうちのすぐ横で、薪を使って焙煎をしています。

  • 写真:トラベルライター堪能な英語で、笑顔で説明してくれる。

住民の方は生活の様子や、ミャンマーのことなど、何でも詳しく教えてくれます。滞在時間がたっぷりあるので、聞きたかったことや世間話など、たくさんお話してみるといいと思います。

帰り道もいくつかの少数民族の村を通る

  • 写真:トラベルライタータナカと呼ばれる化粧品を顔にぬってもらっている。

帰り道にも、いくつかの少数民族の村を通り、休憩させてくれます。ここでも、少数民族の方とお話することができます。

帰りながらでも、村に立ち寄ることができるなんて、うれしいですね。

Sam's Family Restaurant
ミャンマー / その他レストラン
住所:Aung Cha Tha, Kalaw, Myanmar地図で見る

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