ミャンマー第2の都市であるマンダレー。ここは、ミャンマー最後の王都が置かれた王宮都市であり、旧王宮を中心に碁盤の目状に整備された街です。そんな街には、たくさんのパゴダ(仏塔)や僧院が点在し、仏教国ミャンマーをより色濃く感じられる場所でもあります。今回はこのマンダレーの必見スポットを8箇所お伝えします。
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1) マハムニ・パゴダ (Maha Muni Pagoda)
マンダレー最大規模のパゴダで、高さ4メートルの仏像があります。
男性なら仏像の脇へ上がることもでき、金箔を貼り付けて祈りを捧げることができます。女性は残念ながら仏像には触ることができないので、男性が貼っている様子を「生中継」した動画を見ることができます。
また、境内には青銅像があります。これはカンボジアのアンコールワットにあったもので、アンコール王朝と戦ったときにアユタヤ王朝が勝ち、ビルマに持ち帰ったと言われています。
自分のお身体の悪い部分と同じところを触ると治ると言われているため、青銅像はあらゆるところがテカテカになっています。
筆者は朝一番に行きましたが、とても人が多く、地元の人から愛されているパゴダだということが一目瞭然でした。
また、敷地内はとても広く、4メートルの仏像以外にも、ミャンマー独自の八曜日の神様が祀られていたり、また境内にもおみやげ屋さんやちょっとした食べ物が食べられるお店も出ていて、とても賑やかでした。
ちなみに日本では神社やお寺にATMがある光景はあまり見られないと思いますが、ミャンマーでは大きなパゴダの中にはATMがあります!
2) シュエインビン僧院 (Shwe Inbin Kyaung)
1895年に建てられた総チーク材の僧院。創建時のままの姿で、屋根や壁、扉、欄干などあらゆるところに施された彫刻はとても繊細で見ていて飽きることはありません。
特に屋根は、木特有の柔らかさと模様の燃え立つような強さでとても素敵です。雨風にさらされながらも100年以上もこの姿を保っているのが不思議です。
本堂の中はとても静かで、こげ茶の建物の中に金の仏像が映えてとても綺麗です。
こちらは僧院なので袈裟を着たお坊さんがお食事されていたり、洗濯をしていたり、生活の一部を垣間見ることができます。
3) 旧王宮 (The Mandalay Royal Palace)
旧王宮の大きさは到着前に分かります。すぐに旧王宮には行けるのに、入り口に行くまでに延々と続く外壁…。それもそのはず、敷地の1辺は約3.2キロもあるのだとか。
1862年に造られたこの王宮は1885年にイギリス軍に占領され、軍の施設になった歴史があります。第二次世界対戦中に戦闘で建物が焼失されましたが、その後一部を復元し、今では見学が出来るようになりました。
王宮いう名にふさわしく、建物がいくつもあります。どの建物も天井がとても高く、広々とした印象です。全ての建物を見ようとするととても多いので、歩きやすい靴、そして暑い日には帽子とお水が必須です。
敷地内には「監視塔」という名で展望台があります。階段は急で狭いので上るのがとても大変ですが、見晴らしは最高です。
- 旧王宮(マンダレー)
- ミャンマー / 社寺・教会
- 住所:66th St Mandalay, Myanmar地図で見る
4) シュエナンドー僧院(Shwe Nandaw Kyaung)
1883年に完成した木造の僧院。先ほどのシュエインビン僧院と同じようにこちらもチーク材で造られたお寺で、とても静かなところです。建物の外の壁にも綺麗なレリーフが彫られているのが特長です。
建物の廊下では外からの光がやさしく差し込んできて、それが神聖さを増しているようにも感じられます。
仏像が置かれているエリアでは女性は立ち入ることができませんが、その雰囲気を味わえるだけでも満足が出来るくらい、とてもいい雰囲気です。
本堂には天井や柱などに金箔が残り、昔の豪華絢爛さを想像することができます。