長野
長野観光
日本で2番目に多い温泉&そばが名物

【長野県】天然のプラネタリウム!阿智村へ日本一の星空を見に行こう

取材・写真・文:

トラベルライター

2021年4月20日更新

27,602view

お気に入り

長野県の南部にある「阿智村」。この村は2006年に環境省が発表する、「日本一星が輝いて見える場所」に認定されました。周辺にある山々が愛知、大阪等の都会の光を遮断し、天然のプラネタリウムを作り出しています。春~秋は星座について教えてくれる、星空ナイトツアーなどのイベントがあり、星空に詳しくない方でも気軽に天体観測を楽しむことが出来ます。都心からのアクセスも良く、すぐ近くに温泉地がありますので、星空だけでなく温泉も楽しむことが可能です!今回は魅力いっぱいの場所、阿智村について詳しくご紹介いたします。

この記事の目次表示

阿智村ってどこにあるの?

岐阜県と愛知県の県境、長野県南部、自然豊かな山間に阿智村はあります。東京からのアクセスも良く、車ならば中央自動車道を使って約3時間、公共交通機関を利用する場合はJR中央線特急あずさを使い、上諏訪駅まで約2時間10分、そこからは昼神温泉行の直通バスが出ています。名古屋はもちろん、大阪からも好アクセスの場所にあります。

  • 夏は天の川も肉眼ではっきりと見る事が出来ます!

天空の楽園 星空ナイトツアーに参加しよう!

ナイトツアーの開催場所は日本一の星空の玄関口、「ヘブンスそのはら」

阿智村では、夜空を見上げれば、都会では見ることのできない数の星々をみることが出来ますが、さらにきれいな星空を見たい方におすすめなのが、「ヘブンスそのはら」。スキー場をメインとした施設で、山頂の富士見台高原は、冬季にはゲレンデとして利用されています。こちらで春〜秋にかけて、星空ナイトツアーが行われます。

星空を観察する山頂までは、全長2,500m、高低差600mゴンドラに乗ること約15分。標高1,600mの地点でみる星空はまさに絶景です!

ただしこのゴンドラに乗る際ご注意いただきたいのが、閉所恐怖症、暗所恐怖症の方。新月が近い場合、高さは感じませんが、あたりは真っ暗。さらにゴンドラには複数で乗り込むことになる為、かなり狭いです。筆者は上記のどちらでもないのですが、それでも多少の恐怖を感じましたので、該当する方はお気を付けくださいね。

  • 写真:トラベルライター満天の星空はもうすぐそこ!

参加方法

ナイトツアーの参加方法は、現地ヘブンスそのはらでチケットを購入する、もしくは後ほどご紹介する宿泊施設から申し込むことが出来ます(高校生以上:2,200円、小中学生:1,700円、幼児:無料)。また、旅行会社から宿泊とセットのプランも発売されています。ご自身の用途に合う方法でお申込み下さい。

筆者は宿泊と交通、ナイトツアー込みのセットプランを選択いたしました。往路のゴンドラ優先搭乗が特典になっていて、並ぶ時間が少なく、とっても便利でしたので、初めて参加する方にはこちらがおすすめです。

  • 写真:トラベルライターゴンドラ往復券と入場券がセットになってます。

山頂についたら?

まず場所を取りましょう。レジャーシートを持参すると寝転がりながら天体観測をすることが出来ますよ。カメラなどで星を撮影する場合は、専用のスペースがあるため、案内に従って場所を確保してください。撮影機器等の灯りが星空観賞の妨げにならないよう、スペースが別になっているので、それぞれ安心して楽しめます!

20:00から約30分間、会場内の照明はすべて消灯されます(時期よっては2部制になることもあるようです)。トイレの灯りはついていますが、会場内の最も低い場所にあるため、全く気になりません。暗さに目を慣らすために、消灯する前に目をつむり、みんなでカウントダウンをします。次に目を開ける時には、会場内で広がる歓声と、満天の星空が目の前に。

ガイドが星空について解説してくれるので、これぞ天然のプラネタリム!時期によって見える星座が違うので、何度も楽しむことが出来ます。

  • 芝生の上に寝ころびながら見る満天の星空は、まさに絶景!

ナイトツアー参加時の注意点

お手洗いはあらかじめすませましょう。

ガイドツアーが始まると、会場内は真っ暗です。トイレは電気がついていますが、会場内は溝があったり、花壇があったり、冬場はゲレンデになるほどの傾斜があります。そんな中歩き回るのは大変危険です。お手洗いは必ずツアーが始まる前に済ませましょう。

懐中電灯やスマートフォンの灯りがあれば大丈夫でしょう?と考えている方もいるかもしれませんが、会場内は本当に真っ暗です。小さな灯りでも目立ち、星空鑑賞の妨げになってしまいます。マナーは守って気持ちよく日本一の星空を楽しみましょう。

防寒対策は万全に

どんなに暑くても必ず上着は持って行ってください。会場は標高が高く、夜になると体感温度がぐっと下がります。後ほど紹介しますが、帰りのゴンドラを待っている間も案外冷えます。可能ならばブランケットをもっていくと安心。また、レジャーシートも厚手のものを持参し、温かくすることをおすすめします。

月の満ち欠けを意識しましょう。

星空をより快適に観賞するためには、一つ邪魔になるものがあります。それが月の灯り。普段、夜道を照らしてくれる満月の明るさですが、星空を鑑賞するためには強すぎてしまいます。予定が調整できるのあれば、満月の前後は避けましょう。

帰りは時間に余裕をもって

行きと同様に帰り道もゴンドラでふもとを目指すのですが、行きとは違ってナイトツアーが終了すると会場内の人々が一斉にゴンドラ乗り場に向かうため、大変混雑します。小さなお子さんを連れていく場合は、はぐれないように気を付けてくださいね。

また、混雑日に運悪く列の最後の方になってしまった場合、ふもとに降りるまで1時間30分程かかる場合もあるようです。もしそうなってしまったら、施設内にある、ショップなどで時間をつぶすのも一つの手かもしれません。

  • 写真:トラベルライター台風の直後など、快晴率の高い日は長蛇の列になります。

次のページを読む

長野の旅行予約はこちら


長野のパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

長野のホテルを探す

長野の航空券を探す

長野の現地アクティビティを探す

長野のレンタカーを探す

長野の高速バスを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


諸説あり!「日本三大稲荷」に数えられる有名稲荷を一挙紹介

日本三大稲荷といえば総本宮の伏見稲荷大社は必ずその1つに挙げられますが、残り2社は諸説あり、比較的知られた説の中だけでもなんと計13もの神社が候補に挙がっていま...


日本のおすすめパワースポット24選!全国の最強パワースポット特集

日本の総氏神のように信仰される天照大御神をお祀りする伊勢神宮や、”願いが叶うパワースポット”として有名な来宮神社、全体が最強パワースポットと言われる皇居など、日...

【2024】温泉街が有名な人気温泉地TOP18!旅行者が行っている温泉街・温泉地ランキング

有馬温泉や下呂温泉、草津温泉など、全国各地にある散策が楽しい温泉街が有名な温泉地を、トリップノートの9万2千人を超える旅行好きトラベラー会員(2024年1月現在...

【2024】5月の国内おすすめ旅行先14選!お出かけシーズンにぴったりな観光地特集

5月は初夏を迎えて気温も上昇し、咲き誇る花々やみずみずしい新緑が全国各地で楽しめる、お出かけにぴったりの季節。ゴールデンウィークや週末旅行など、5月のお休みにお...

初心者にオススメ!上高地1泊2日の定番コース【長野】

年間150万人が訪れる憧れの山岳リゾート上高地。雄大な北アルプスの山々と清らかな梓川の流れ。鳥のさえずりとマイナスイオンの中を歩いてみませんか?行くのが大変そう...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります