岐阜県との県境にあり、町の面積の94%を森林で構成される「南木曽町」。人口約4,000人の静かな山間の町ですが、豊かな自然あふれる場所です。本記事では「南木曽町」で是非訪れてほしい、魅力的なスポット7ヵ所をご紹介します。
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【1】田立の滝(ただちのたき)
霧ヶ滝(落差30m)、螺旋滝(落差25m)、うるう滝(落差40m)などなど大滝川に無数にかかる滝を総称して「田立の滝」と呼ばれています。
中でも落差45mをほこる「天河滝」は日本の滝100選にも選ばれている名瀑です。
駐車場から登山道が整備されており、いくつもの滝を眺めながら散策が楽しめます。登山道は整備されていますが、かなりの山登りコースですので、ある程度の登山装備は必要です。
【2】男滝・女滝(おたき・めたき)
落差は10m程ですが、滝に向かって左側に男滝、右側に女滝と一か所で2つの滝を楽しむ事ができます。中山道の妻籠から馬籠へと続く峠道の途中にあります。道に面した駐車場から階段を降るだけでアクセスできる、訪れやすい滝です。
【3】柿其渓谷・牛ヶ滝
柿其(かきぞれ)渓谷は、木曽路に数ある渓谷の中でも最も美しいと言われています。中でも、渓谷を流れるエメラルドグリーンに澄んだ柿其川は、別格の美しさです。春のツツジ、初夏の新緑、秋の紅葉と季節を通して美しい自然を楽しむ事ができます。
柿其渓谷で一番のハイライトは落差25mの牛ヶ滝。滝までは駐車場から片道20分程でアクセスすることができ、美しく澄んだ柿其川の景色を眺めながらの絶景ルートを楽しめます。
周辺の柿其温泉には1軒宿があり、食事や入浴だけでも立ち寄れます。散策の帰りに立ち寄り湯も楽しめます。
- 柿其渓谷
- 南木曽町(木曽郡) / 自然・景勝地 / 紅葉 / 穴場観光スポット / ハイキング
- 住所:長野県木曽郡南木曽町読書本谷地図で見る
- 電話:0264-57-2655
- Web:http://www.town.nagiso.nagano.jp/kankou/midokoro/n...
【4】中山道/妻籠宿
南木曽町は、江戸と京を結ぶ中山道(別名:木曽街道)が通っており、江戸時代は交通の要所でもあった土地です。
また、江戸から数えて42番目の宿場町「妻籠宿(つまごじゅく)」があり、多くの旅人が訪れ休息をとった所でもあります。江戸時代の妻籠宿は本陣1軒、脇本陣1軒、旅篭31軒の規模であったと言われており、現在でも、宿内で営業している旅館に実際に宿泊することができます。
妻籠宿では、食べ歩きや買い物などを楽しみながら、古き時代の町並みをゆっくりと散策できます。
- 妻籠宿
- 南木曽町(木曽郡) / 町・ストリート / ツーリング / 重要伝統的建造物群保存地区
- 住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻地図で見る
- 電話:0264-57-3123(妻籠観光協会 観光案内所)
- Web:http://www.tumago.jp/
【5】桃介橋(ももすけばし)
読書発電所(木曽川にある水力発電所)の建設資材運搬の用途で、大正11年に木曽川に架けられた橋です。大正12年に読書発電所が完成した後は、通学路として利用されるなど長く地域の交通になくてはならない橋として活躍しました。その後老朽化により一度は廃橋となりかけましたが、平成5年に南木曽町の事業の一環として、橋周辺の公園整備と合わせて全長247mの木製の橋として復元され現在の姿となりました。
橋の名前の由来は、大正から昭和初期の主力電力会社であった大同電力(1919年~1939年)社長で、水力発電に力を注いだ「福沢桃介氏」の名前から、「桃介橋」と命名されました。
【6】等覚寺(とうがくじ)
南木曽町の中心地JR南木曽駅の近くにある曹洞宗の古刹です。寺内では南木曽町の文化財にも指定されている円空仏、「韋駄天像」「天神像」「弁財天像」「十五童子像」を拝観できます。また、入口の鐘桜門も見事で、見ごたえ十分のお寺です。
【7】木曽川の風景
南木曽町を南北に横断する形で流れる「木曽川」、南木曽町では常に木曽川の景観を見る事が出来ます。また、山間の町ならではの川・山・空の美しい風景が魅力の町です。
南木曽町へ出かければ、お気に入りの絶景が見つけられるかもしれません。
最後に
町の大半が森林に覆われた山深い土地ですが、木曽川が流れ、中山道(木曽街道)が通る自然と歴史豊かな「南木曽町」。美しい山々の風景や渓谷の絶景が眺められるほか、江戸時代の風情を感じながら散策ができたり、温泉に地元グルメを楽しめる素敵な場所です。
是非、次回の旅の計画に加えてみてはいかがですか!