【奈良】しだれ桜が美しい！大神神社の大美和の杜展望台

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• 桜井市 大神神社（三輪明神）とは
• 春のしだれ桜が美しい「大美和の杜展望台」に登ろう
•    約100本の桜を鑑賞しながら展望台へ
•    奈良盆地や三輪山を望む展望台
•    丘の下から見る桜もステキです！
• 境内の散策をしよう
•    狭井神社（さいじんじゃ）
•    久延彦神社（くえひこじんじゃ）
• 周辺のお店に立ち寄ろう
•    ワロンカフェ
•    今西酒造　参道店
•    今西酒造　駅前店　Cafe 三輪座
• この記事を書いたトラベルライターから一言

桜井市 大神神社（三輪明神）とは

• 写真：ゆきたか大神神社の拝殿

大神神社（おおみわじんじゃ）は、奈良県桜井市三輪にある神社です。三輪明神とも呼ばれ、日本最古の神社ともされています。こちらの神社は、背後の三輪山をご神体としているため、本殿がないのが特徴となっており、徳川家綱によって再建された拝殿の奥にある三つ鳥居を通してご神体を拝みます。

三輪山の木々に囲まれた神聖な雰囲気の神社は、近年パワースポットとしても人気が高く、日々多くの人が参拝しています。

春のしだれ桜が美しい「大美和の杜展望台」に登ろう

• 写真：ゆきたか

大神神社の境内には、奈良盆地ののどかな景色が楽しめる「大美和の杜展望台」があります。春には丘一面にしだれ桜が咲き誇るため、お花見スポットとしても知られています。拝殿などを参拝したあとに立ち寄ってみてください。

約100本の桜を鑑賞しながら展望台へ

• 写真：ゆきたか

大美和の杜展望台へ登ってみましょう。拝殿からは、病気平癒の神様「狭井神社」の前を通るか、宝物収蔵庫前からお帰りの道を進み、突き当たりを右に曲がって急な坂道を登ってください。ここから少し階段を登ります。

• 写真：ゆきたか

小さな丘には、ソメイヨシノ、シダレザクラなどの桜が、約100本植えられており、毎年3月下旬ごろから美しい花を咲かせます。お花見スポットの中では、本数はさほど多くはありませんが、淡い桃色のしだれ桜がまとまって咲く様子は大変美しいです。足元に注意しながら、桜を鑑賞してみてください。

奈良盆地や三輪山を望む展望台

• 写真：ゆきたか

展望台に着きました。あまり広くはないのですが、ベンチがいくつかあるので休憩することができます。休日などは多くの人が訪れるため、お弁当をゆっくり食べるのは難しいかもしれませんね。

• 写真：ゆきたか奈良盆地を望む展望台。写真中央左に葛城山系の山々が見える。

こちらからは、奈良盆地を一望する景色も楽しめます。大和三山と呼ばれる畝傍山（うねびやま）、耳成山（みみなしやま）、香久山（かぐやま）のほか、大阪と奈良を隔てている葛城山系の山々も眺められます。

また、眼下には、昭和61年5月に竣工した大鳥居が見えます（写真中央あたり）。これは、昭和59年の昭和天皇のご参拝と在位60年を記念して建てられたものです。高さ32.2メートル、柱と柱の間は23メートルもあり、その大きさは日本一だそうです。

• 写真：ゆきたか大美和の杜展望台から望む三輪山。標高は低いが、円錐型の堂々とした姿である。

展望台から東の方向に振り返ると、御神体の三輪山が見えます。美しい円錐形の山は、標高467メートル、周囲16キロメートルで、松や杉、ヒノキなどの樹木に覆われています。

この三輪山には、正月や大祭日、荒天の日などを除いて登山して参拝することが許可されますが、摂社の狭井神社での申し込みが必要です。標高は低いですが、山頂までは険しい山道となっています。

丘の下から見る桜もステキです！

• 写真：ゆきたか

展望台からの景色を楽しんだら、坂道を下りましょう。登って来た道に戻るのも良いですが、西側に下って帰る道もあります。こちらからも桜がよく見えますし、次に説明します学問の神様「久延彦神社」もありますよ。

• 写真：ゆきたか

こちらは、展望台下のコンクリート舗装された遊歩道から見た桜です。細い枝にびっしりと花を咲かせたしだれ桜を下から見上げると、その迫力と美しさに圧倒されそうです。

• 写真：ゆきたかシダレザクラが散り始めるころ、八重桜が咲き始める。

筆者が訪れた時には、八重桜の花も咲き始めていました。しだれ桜の花が終わった頃には、こちらが満開になって美しいでしょうね。

境内の散策をしよう

狭井神社（さいじんじゃ）

• 写真：ゆきたか

狭井神社は、狭井川のそばにある大神神社の摂社です。三輪の神様の荒魂を祀っており、強い神の力を持つため、病気平癒の神社として信仰されています。

• 写真：ゆきたか狭井神社の奥にある井戸。諸病に効くとされる薬水が湧いている。

拝殿の左奥には、狭井と呼ばれる井戸があります。ここからは現在も水が湧いており、薬水とよばれるこの水を飲めば、さまざまな病気が治ると言われています。

久延彦神社（くえひこじんじゃ）

• 写真：ゆきたか

久延彦神社は、三輪山の麓にある大神神社の末社です。世の中のことを何でも知っているとされる久延毘古命（くえびこのみこと）を御祭神として祀っているため、学問の神様として信仰されています。こちらの社殿前にある展望台からも、奈良盆地や大和三山が眺められます。

周辺のお店に立ち寄ろう

ワロンカフェ

• 写真：ゆきたか

ワロンカフェは、大美和の杜展望台から三輪駅方面に下った場所にあるカフェです。レトロな民家を改装した店内に、テーブルやソファーが設置されており、隠れ家のような雰囲気でくつろげます。

メニューは、コーヒーや各種ラテ、ゆずティーなどの飲み物のほか、自家製スイーツや桜井市の名物「三輪そうめん」まで用意されています。天気の良い日はテラス席も利用してみてくださいね。

今西酒造　参道店

• 写真：ゆきたか

今西酒造は、酒の神様として信仰される三輪山の麓で、350年以上も前から日本酒を醸造している造り酒屋です。蔵は古くからの集落にありますが、神社の参道に面した場所にもお店があり、気軽に地酒を購入することができます。

地元で古くから愛飲される三諸杉（みむろすぎ）という銘柄の酒は、適度に熟成されており、コクのある深い味わいが特徴。酒造りの時期には、酒粕も買い求めることができますよ。

今西酒造　駅前店　Cafe 三輪座

• 写真：ゆきたか電車の待ち時間にも利用したいCafe 三輪座。日本酒などのお土産もある。

cafe 三輪座は、JR三輪駅前にある今西酒造のカフェ・土産物店。コーヒーなどの各種ドリンクのほか、ソフトクリームなどもいただけるので、電車の待ち時間に立ち寄る人も多いです。こちらで人気なのは、日本酒のソフトクリーム。今西酒造の日本酒を使った香りの良いソフトクリームを味わってみてください。