関西の神戸からフェリーで3時間でいける小豆島。土日に、友達や彼氏、家族とちょっと小旅行という時にぴったりの旅先です。今回は、小豆島ジャンボフェリーに実際に乗船した体験をもとに、フェリー内での楽しみ方をご紹介します。
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フェリー内での楽しみ方
- 出典:shoudoshima-ferry.co.jp小豆島ジャンボフェリー公式サイトのスクリーンショット
ジャンボフェリーは「こんぴら2」と「りつりん2」の2種類あります。どちらのフェリーも、地下1階から4階までのフロアと、さらに展望デッキもある大きな船です。
圧巻!明石大橋くぐりを体験
明石大橋を車で渡ることはあると思いますが、その橋を真下から見るというのは、なかなかない貴重な体験になるのではないでしょうか。
明石大橋をくぐる前に、船内放送がありますので、カメラの準備をして展望デッキに向かいましょう。
こしがある!名物オリーブ牛100%カレーうどんに舌鼓
フェリー2階の売店には軽食の販売もあり、中でもオススメは2種類のカレーうどんです。オリーブ牛100%はキーマカレーになっていて中辛、もう1種類の煮込みカレーうどんは甘めとなっています。
香川県というだけあり、こしもあり美味しいです。カレーの量が一見少ないように思いますが、食べているとちょうどいい量です。
女子旅であれば、女性専用ルームを満喫する
筆者は男女大勢での旅でしたので利用はしませんでしたが、女子旅であれば、女性専用ルームを利用したいところです。しっかり仕切られていて特別感がありました。
また、女性専用シャワー室もあります。フェリー船内についてはコチラを参考にしてください。
黒猫を探そう!
船内のいたるところに、黒猫のシルエットが描かれています。小豆島は『魔女の宅急便』のロケ地でもありますので、ジジをイメージしているのかもしれません。
景色を楽しむ
船内でゴロゴロするのもいいですが、海の風を感じながら、近づいてくる小豆島の景色を眺めるのもとても気持ちがいいです。
巨大絵本『トラやんの大冒険』を読む
展望デッキでは、壁に描かれた現代美術作家・ヤノベケンジ作の絵本『トラやんの大冒険』を読むことができます。一部抜粋ではなく、最初から最後まで全部のストーリーが描かれています。
現代美術作家ヤノベケンジ代表作!ジャンボ トラやんと記念撮影ができる
「こんぴら2」の展望デッキには船長トラやん、「りつりん2」の展望デッキにはオリーブトラやんが乗っています。違いは、船長トラやんは船長らしく舵を持っていて、オリーブトラやんはオリーブを持っています。
写真のトラやんはオリーブトラやんです。
こちらのトラやん、小豆島のゆるキャラなのかと思いきや、現代美術作家ヤノベケンジの代表作。2013年に開催された瀬戸内国際芸術祭のメインステージの一つだったのが小豆島で、その時に創られたものです。
フェリーが運行している神戸港や小豆島の坂手港が物語にも登場し、一つのストーリーになるような仕掛けがされています。※後述する「坂手港でアート作品を堪能」の部分にも関係します。
坂手港でアート作品を堪能!
小豆島の坂手港に着いてフェリーを降りた先にも、先ほどご紹介した絵本『トラやんの大冒険』に関する見どころがありますので、見逃さないようにしましょう。
巨大モニュメント「THE STAR ANGER」@坂手港
- 出典:www.flickr.com撮影者:cotaro70s / THE STAR ANGER
坂手港の灯台跡地にある、THE STAR ANGER。小豆島のシンボルとなっています。絵本『トラやんの大冒険』のラストに登場する小さな太陽のように、来訪者を出迎えてくれます。
直径5mの巨大ミラーボールの上にドラゴンが乗っており、日没から23時半頃までライトアップしており、回転しながら光を放つ光景は美しいです。
「ANGER from the Bottom(地底からの怒り)」@美井戸神社
絵本『トラやんの大冒険』でトラやん船長がたどり着いた希望の島、小豆島。そこの港付近にあるのが、このANGER from the Bottom。
- 出典:www.flickr.com撮影者:cotaro70s / ANGER from the Bottom
普通の住宅地の中に古井戸があり、そこで異様な威圧感で存在しています。車で気楽にドライブしていると、突然現れるのでびっくりしますよ。こちらも2013年瀬戸内国際芸術祭の一番の目玉だった巨大モニュメント。ビートたけしさんとヤノベケンジさんのコラボ作品となっています。
井戸は自然と人間を繋ぐ回路、それが現代では井戸がどんどん閉鎖されており、人間は自然の声が聞こえなくなってしまったのではないか。その自然の怒りの声を表現しているそうです。詳しくはコチラ
- ANGER from the Bottom
- 小豆島 / その他スポット
- 住所:〒761-4425 香川県小豆郡小豆島町坂手765地図で見る
お得情報
フェリー半券で割引GET
フェリー乗車後に、チケットをぽいっと捨ててしまわないようにしましょう。フェリーの半券を提示すると、提携店で割引を受けることができます。
たとえば、坂手港近くにある昭和23年創業の佃煮屋さんでは「佃煮ソフト」が50円引き、さらに小豆島の観光スポット「道の駅小豆島オリーブ公園」では、オリーブソフトが50円引きになります。
また、小豆島国際ホテルに宿泊すると、エンジェルロードの幸せ絵馬プレゼントも。
このように、ホテル、レジャー、お土産処などでは、粗品プレゼントや10%引きもあるので、フェリー半券を捨てる前にコチラで確認しておきましょう。
車の予約はネット予約が断然おすすめ
車両と一緒にフェリーで移動する場合は、ネットから予約すると往路5%オフ、復路10%オフになります。車で行くことが確定している方は、ネットから申し込んでおくとお得です。
注意点
神戸港付近にはカフェがない
港近くには、フェリー切符売り場に座るスペースはありますが、近くにカフェなどはありません。コンビニもセブン等の大手コンビニではないこじんまりしたコンビニが1つあるのみです。早めに到着してカフェでゆっくり過ごそうと思っている方は、ご注意ください。
フェリー内の軽食コーナーは座席数が少ない
フェリー2階にあるうどんやたこ焼きなどが食べられる軽食コーナーをご紹介しましたが、席数は7~8席程度と驚くほど少ないです。長居はできず、大人数で座れる確率は低いです。ただ席が確保できれば、「こんぴら2」は全席窓越しに海が広がるカウンター席なので、気持ちがいいです。
- ジャンボフェリー(神戸〜小豆島)
- 神戸 / 乗り物
- 住所:〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町3−7(神戸港) 〜小豆島 坂手港地図で見る
- Web:https://shoudoshima-ferry.co.jp
この記事を書いたトラベルライターからひと言
フェリーは交通手段と思いがちですが、神戸と小豆島を繋ぐフェリーは、アートも含めてこだわりが散りばめられています。せっかくの旅行、フェリー内も満喫して旅を楽しんでください。(藍ai)