岐阜県北部に位置し広大な面積を誇る高山市では、大小様々な滝をみることができます。今回は、ガイドブックなどではあまり紹介されていない、高山にかかる魅力的な滝を紹介します。
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1. 大倉滝
隣接する郡上八幡市と高山市を結ぶ県道73号線(通称:せせらぎ街道)。この県道にある大倉トンネルを高山側に抜けた先にある、川上川の支流にかかる落差30mの滝です。
トンネルを抜けた所にパーキングエリアがありますので、駐車して渓谷沿いに40分程登ると大倉滝に到着します。
メインの大倉滝までは40分の山登りとなりますが、渓谷沿いの山道には大倉滝以外にも様々な滝がかかっており、自然美を楽しみながら登る事ができます。
2. 宇津江四十八滝
岐阜県最北部、飛騨市との境にある宇津江川の上流ににかかる滝群の総称で、落差約18mの王滝をはじめ、渓谷にかかる13の滝を楽しむことが出来ます。
最上部にある上平滝までは、渓谷の入口から約900m、片道約1時間の行程となります。
滝めぐりは渓谷に沿ってきつい登り道が続きますが、滝群の麓には温泉施設「しぶきの湯」があり、渓谷巡りで疲れた体を癒してくれます。
3. 銚子の滝
高山市内から岐阜県を代表する温泉地平湯へと続く、国道158号線沿いに案内看板があり、国道を逸れて1km程林道を進むと駐車場があります。駐車場からは徒歩5分程で滝へアクセスできます。
末広がりに綺麗に流れ落ちる落差18mの滝で、その姿がお銚子に似ていることが名前の由来となっています。
4. イノシシ滝/三ツ滝
両滝とも乗鞍岳の西麓にあるカクレハ高原にある滝。イノシシ滝は、飛騨川の源流でもある二又川の上流岩井谷にかかる落差15mの滝で、三ツ滝は、岩井谷のすぐ隣にある長倉本谷にかかる落差16mの三段に流れ落ちる滝です。
両滝が流れるカクレハ高原周辺は公園として整備されており、公園の駐車場からから滝にアクセスできます。
- イノシシ滝
- 高山
- 住所:岐阜県高山市朝日町青屋地図で見る
- 電話:0577-55-3464(カクレハ高原キャンプ場)
- Web:https://www.hidatakayama.or.jp/watch/イノシシ滝/
- 三ッ滝
- 高山
- 住所:岐阜県高山市朝日町青屋地図で見る
- 電話:0577-55-3464(カクレハ高原キャンプ場)
- Web:https://www.hidatakayama.or.jp/watch/三ッ滝/
5. 女男滝
岐阜県を南北に結ぶ国道41号線のわきに流れる落差14mの滝。国道沿いにあるドライブインの展望台から望むことが出来ます。展望台からは遊歩道も整備されており、間近で滝のマイナスイオンを感じる事ができる滝です。
2段の滝となっていて、上段を女滝、下段を男滝と言い、古くから縁結びや子宝にご利益があると崇められています。
- 女男滝
- 高山 / 滝 / 自然・景勝地
- 住所:岐阜県高山市久々野町渚1065地図で見る
- Web:https://www.hidatakayama.or.jp/watch/女男滝/
6. ダナの滝
岐阜県から長野県へと繋がる野麦峠(県道39号線)の山中にかかる、落差30mの滝です。滝専用の駐車場はありませんが、車道脇に車を寄せ5分程で滝へ行く事ができます。
また車で10分程の県境にある休憩場からは、乗鞍岳の雄姿を一望する事が出来ます。
7. 胡桃大滝
御岳山の山麓にかかる落差43mの滝。長野県の開田高原から岐阜県下呂市の濁河温泉へと繋がる山中にあるため、滝へと繋がる林道を片道約40分かけて訪れる必要がありますが、周囲約200mの巨大な岸壁の中で白い線となって一筋に流れ落ちる滝は見ごたえ十分です。
8. 魚帰りの滝
高山市荘川の荘川渓谷にかかる、落差7m、幅約20mの滝です。秋の紅葉シーズンは特に美しいと評判になっています。
東海北陸自動車道の「荘川IC」から5分程と、アクセスも便利。また、近くには温泉が併設された道の駅「桜の里荘川」があり、食事や買い物、温泉が楽しめます。
- 魚帰りの滝
- 高山 / 滝 / 自然・景勝地
- 住所:岐阜県高山市荘川町三尾河地図で見る
- Web:https://www.hidatakayama.or.jp/watch/魚帰りの滝/
まとめ
岐阜県の山間部に位置し、広大な面積を要する高山には今回紹介した以外にも、日本の滝100選に選ばれている「平湯大滝」や、ガイド同伴でないと行くことが出来ない五色ヶ原の滝群など、おもしろい滝や名瀑がいくつもあります。
夏の暑い時期などは特におすすめなので、涼や滝のマイナスイオンを感じに、高地「高山」に出かけてみてはいかがでしょうか!