愛知県豊川市にある豊川稲荷は、一説では京都の伏見稲荷と並んで「日本三大稲荷」と言われています。ご利益は、商売繁盛、開運招福!その中でも1,000体以上の狐の石像が奉られている「霊狐塚」はとても神秘的な場所です。またお参りのあとは、参道でご当地B級グルメを味わうというお楽しみもあります。特にお正月は周辺の道路が全て歩行者天国となり、にぎやかな雰囲気になります。ちなみに2017年のお正月三が日の参拝客は約145万人でした。
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豊川稲荷とは
商売繁盛の神様として知られています。約570年前に建てられて以来、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など東海地区にゆかりのある武将からも信仰されていたと言われています。まさに、古来からのパワースポット!現在も年間500万人を超える参拝客が訪れます。
稲荷ではなくお寺だった?
豊川稲荷の正式名称は「豐川閣妙嚴寺(とよかわかく みょうごんじ)」という曹洞宗のお寺なのです。「稲荷」というのは狐を奉った神社のことですが、ここで祀られているのは、仏様・豊川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)です。この仏様が稲穂を荷って、白い狐に跨っている像があることから、「豊川稲荷」と呼ばれるようになったのです。
シンボルは千本鳥居ならぬ千本のぼり
神社ではないので、いわゆるお稲荷さんといって思い浮かべる朱色の鳥居がトンネルのように並び立つ光景は見られません。かわりに、正面の鳥居をくぐると「千本のぼり」と呼ばれるのぼりが境内まで並んでいます。
この、のぼりは、1本寄進すると1,000日分の精進の効果があると言われています。1本2,000円から奉納することができます。
境内にはキツネがたくさん
境内にはいろいろな表情のキツネの石像があり、1体1体異なった表情をしています。こんな愛らしい親子キツネもいます。
1,000体のキツネと出会う霊狐塚
本殿でのお参りのあとは、狐の石像が奉られている霊狐塚も一見の価値あり!もともとは納めの狐像を奉る場所でしたが、現在では大小1,000点以上の狐の石像が信者から献納されています。
一歩足を踏み入れると、真っ赤なよだれかけを着たずらりと並ぶ狐たちの存在感やまなざしに圧倒されます。なんとも言えない不思議な空気が漂う空間です。
お参り後のお楽しみはB級グルメ
目移りしそうな変わりいなり寿司
お稲荷さんといえば、いなり寿司。駅から豊川稲荷へと続く参道では、さまざまな種類のいなり寿司を扱うお店が並びます。わさびいなり、竹墨いなり、八丁味噌いなりなど定番いなり以外にも変わりダネが豊富です。バラ売りもされていて、1個80円~とお手頃な価格なので、食べ歩きにもちょうど良いと思います。
豊川の名物として、いなり寿司はB-1グランプリに出品され、初出場の2010年は1位にはなれなかったものの6位という結果を残しています。また、2013年第8回のB-1グランプリは豊川で開催されました。
きつねたちも大好き!?油あげを使った「おきつねバーガー」
豊川稲荷の名物となっているハンバーガーはパンではなく、揚げたての油あげでカツをサンドしています。油あげの表面はバーナーで炙られているので、カリっとサクサクの食感を味わうことができます。
お値段は1つ300円。「アゲ」、「サク」など開運キーワードもばっちり入っています。
- おきつね本舗
- 豊川市 / ご当地グルメ・名物料理 / 食べ歩き
- 住所:442-0037 愛知県豊川市門前町1番地地図で見る
- 電話:(0533)85-6922
- Web:http://www.okitsune.net/
豊川稲荷のおみやげ
豊川稲荷にもゆるキャラはいます。その名も「いなりん」。いなり寿司とキツネがモチーフになっています。ハンカチ、お菓子など色々なグッズが売られていますが、おすすめはこちらのキーホルダー。大きさがまさに、いなり寿司サイズなんです。手のひらにコロンと収まる体型も、何とも愛らしい。
おわりに
2018年の干支は戌ですが、豊川稲荷は干支に関係なくパワーを充電できるおすすめスポットです。
- 豊川稲荷
- 豊川市 / 神社 / パワースポット / ツーリング / 観光名所
- 住所:愛知県豊川市豊川町1地図で見る
- 電話:0533-85-2030
- Web:https://www.toyokawainari.jp/