【山形】鶴岡市から日帰りで行ける人気スポット8選

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• 見どころいっぱいの鶴岡市内
•    鶴岡を起点に東西南北
• 鶴岡の北・酒田周辺観光スポット
•    酒田の代表スポット「山居倉庫」
•    充実の品ぞろえ「酒田市観光物産館 酒田夢の倶楽（くら）」
•    希少な灯台や北前船も見られる「日和山公園」
•    ミシュラン星獲得の「土門拳記念館 」
• 鶴岡の西・温泉に水族館
•    奥羽山楽郷の一つ「湯野浜温泉」
•    クラゲでギネス？！「鶴岡市立 加茂水族館」
• 鶴岡の東・最強パワースポット
•    最強レベルのパワスポ「羽黒山」
• 鶴岡の南・山形有形文化財
•    兜造りの多層民家「旧遠藤家住宅」
• さいごに

見どころいっぱいの鶴岡市内

• 写真：Olive致道博物館内・旧鶴岡警察署庁舎

山形の日本海沿岸部に位置する鶴岡市は、庄内地方の中心地でもあり、古くは酒井忠勝が庄内藩主として明治維新までおさめていました。市内には、現在も城下町の雰囲気が感じられます。東北地方で唯一残っている藩校建造物や明治時代の洋館など、見どころが多い点でも、おすすめの場所です。

• 写真：Olive致道博物館内・旧庄内藩主御隠殿（ごいんでん）

お城の名残を強く残している鶴岡城址公園には、荘内（しょうない）神社や藤沢周平の記念館などもあり、散策に適しています。必見は、致道（ちどう）博物館で、鶴岡の歴史や文化を知ることができる貴重な場所です。かつての役所や警察署、酒井家のお屋敷だった邸宅＆庭園などを公開している博物館は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも星を獲得しています。

鶴岡を起点に東西南北

• 写真：Olive

鶴岡市の北には酒田（さかた）、東には羽黒山（はぐろさん）、西には加茂（かも）水族館、南には田麦俣集落があります。どこへ行くのにも、車でおよそ30分。各スポットの周辺を散策したとしても、すべて日帰り圏内ですし、周り方によっては、1日で周ることも可能です。

鶴岡の北・酒田周辺観光スポット

酒田の代表スポット「山居倉庫」

• 写真：Olive

酒田は、江戸や大阪に船で荷物を運ぶのが盛んだった江戸時代、北前船（きたまえぶね）の寄港地として繁栄した歴史があります。その名残を感じられる酒田の代表スポットとも言える場所が山居（さんきょ）倉庫です。1893年に建てられた倉庫がつらなっており、お米が10,800tも収容可能で、現在も農業倉庫として使用されています。

• 写真：Olive

風よけや西陽による高温防止のために背後にケヤキを植え、内部の湿気を防止するため二重屋根にするなど、様々な工夫がなされています。最上川に隣接して建つ倉庫は、船にお米を積み込むのに便利だったことも利点の一つでした。NHK朝の連続テレビ小説『おしん』の舞台になったことでも、注目を集めました。

充実の品ぞろえ「酒田市観光物産館 酒田夢の倶楽（くら）」

• 写真：Olive幸の館
• 写真：Olive華の館

山居倉庫の敷地内には、酒田市観光物産館・酒田夢の倶楽があります。お食事処や地酒、銘菓を扱う幸（さち）の館と、酒田の歴史と文化を伝える華（はな）の館があり、民芸品や工芸品の他、『おしん』の人形ギャラリーもあります。その他、庄内米歴史資料館が併設されており、この一帯は常に観光客で賑わっています。

希少な灯台や北前船も見られる「日和山公園」

• 写真：Olive六角灯台

山居倉庫から車で5分の場所にある日和山（ひよりやま）公園は、約400本の桜が咲き誇る桜の名所です。公園内には、日本でも数少ない木造の六角灯台が保存されています。

現役時代は、酒田灯台として、最上川左岸河口の宮野浦にたっていましたが、昭和33年に近代灯台が完成したことにより、明治の洋式灯台は役目を終え、現在の場所に移築されました。数年ごとに塗り替えられているという灯台は、青空に白く映えて、在りし日の姿をしのばせてくれます。

• 写真：Olive北前船模型

もう一つ、公園内での必見スポットが、北前船です。「米を1千石（150tの米）積むことができる大きさ」という意味から千石船（せんごくぶね）ともよばれた北前船。巨大な帆1枚で逆風でも進むことができると言われたすぐれた船ですが、公園内では1/2スケールの模型船を間近で見ることができます。

ミシュラン星獲得の「土門拳記念館 」

• 写真：Olive

• 写真：Olive

山居倉庫から車で10分弱の場所にあるのが、地元出身の写真家・土門拳（どもん けん）記念館。土門氏は、リアリズム写真を確立した写真界の巨匠です。県道355号線沿いの飯森山公園内にある写真専門の美術館で、土門氏から寄贈された全作品約7万点を保存しており、3ヶ月周期でテーマを変え、順次公開されています。

• 写真：Olive中庭　華道家・勅使河原 宏氏の作庭とオブジェ

館内には、土門氏と親交のあった芸術家たちの彫刻や庭園、オブジェなどが配され、写真だけでなく、景色や彫刻なども楽しめる施設となっています。2009年には、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで星を獲得しています。

鶴岡の西・温泉に水族館

奥羽山楽郷の一つ「湯野浜温泉」

• 写真：Olive

鶴岡市の西部に位置する湯野浜温泉は、日本海に面した温泉郷で、山形の上山温泉、福島の東山温泉と並んで奥羽三楽郷の一つとして栄えました。泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物温泉で、慢性胃腸病、切り傷、慢性皮膚病などに良いとされています。

お宿によっては、お湯につかりながら日本海に沈む夕日を眺められると評判のお宿もあります。夏には海水浴と温泉が同時に味わえると人気の温泉地です。

クラゲでギネス？！「鶴岡市立 加茂水族館」

• 写真：Olive

日本海に面して建つ白亜の建物が、クラゲの展示種類が世界一で「クラゲ水族館」と呼ばれるほどの加茂水族館。2014年にリニューアルオープンしたクラゲドリームシアターは大人気で、直径5m、水量40tの円形の水槽に約2,000匹ものミズクラゲが展示される情景は、クラゲ女子ならずとも、うっとりとしてしまう美しさです。

• 写真：Olive

かすかな光の中でゆらゆらと浮遊するクラゲを見ていると、時間を忘れてしまいます。

この水族館の凄さは美しさだけでなく、水槽内のほとんどのクラゲを館内で繁殖させていること。繁殖技術の高さは世界でも話題となっています。また常時60種類以上ものクラゲが展示されていますが、これはギネス世界記録にまで認定されているのです。

もちろん見どころはクラゲだけではありません。キラキラ輝く魚の群れや、可愛らしいアザラシたちにもホッコリさせられます。

鶴岡の東・最強パワースポット

最強レベルのパワスポ「羽黒山」

• 写真：Olive

東北で最強レベルのパワースポットと名高い羽黒山は、山岳信仰の中心地です。羽黒山では現生の幸せを願い、月山（がっさん）では死後の安楽と往生を願い、湯殿山では生まれ変わりを祈る山とされ、三山を参拝することで、現在・過去・未来をめぐる「三関三渡（さんかんさんど）の旅」として信仰されています。

しかしこの三山を巡らなくても、羽黒山の三神合祭殿を参拝することで、三山を参拝したことになるという、ありがたい神社もあります。

鶴岡の南・山形有形文化財

兜造りの多層民家「旧遠藤家住宅」

• 写真：Olive

庄内と内陸を結ぶ六十里越街道の要所だった田麦俣（たむぎまた）集落には、この地方に数多く見られた兜造り多層民家が残されています。屋根の妻側から見た姿が、武者のかぶった兜の姿に似ていることからそう呼ばれました。

• 写真：Olive

湯殿山信仰が盛んな頃には宿場的な役割も果たしていましたが、明治維新以降養蚕が盛んな時期もありました。山形県有形文化財に指定されています。

さいごに

山形県鶴岡市を起点に周れる人気スポットをご紹介しました。関連記事でもご紹介している鶴岡市内の散策を含めれば、歴史あり、水族館あり、温泉あり、パワスポあり、ショッピングスポットありと、贅沢なほど多様な魅力に富んだ旅になることでしょう。