世界中で唯一、東洋と西洋が出会う国トルコ。シルクロードやイスラム文化が創り出したエキゾチックな文化は何度訪れても飽きません。親日家が多いことで有名なトルコ人の先祖を辿れば日本人に繋がるとも言われているのです。素直で穏やかで勤勉、そして手先が器用なところはまさに日本人と通じるものがあります。そんな魅力あふれるトルコから、今回は2つの街で出会える雑貨たちをご紹介します。
この記事の目次表示
2つの大陸にまたがる大都市イスタンブールでエキゾチック小物に出会う
はずせない有名な2大バザール
- 出典:photo-ac.comイスタンブール/グランドバザール
観光客がよく利用するグランドバザールは、パッケージツアーでは必ず立ち寄るスポット。地元の人も利用しているエジプシャンバザールの別名はスパイスバザールというだけあって、スパイスやドライフルーツやお菓子が山積みに。どちらも見ているだけで一日が終わってしまいます。
一番人気はやっぱりトルコランプ
日本国内でもオリジナルランプのワークショップが開かれるほどに最近人気が出てきたトルコランプ。幾何学模様の穏やかな光が部屋を照らし出せば、部屋の雰囲気がぐっとエキゾチックになります。お値段は大きさによって5,000円~数万円するものまでさまざま。ランプ専門店がバザールの中と外のエリアにもありますから、色々のぞいて自分だけのお気に入りを見つけてくださいね。
こんな小さなキャンドルホルダーなら、何個か買って仲良し女子へのお土産にするのも良いですね。
世界に一つだけのかわいい小物入れたち
- 出典:photo-ac.com
小さな小物入れも人気です。基本的に手作りなのでどれも絵柄や色合いが異なります。
- 出典:photo-ac.com
トルコ発祥のチューリップ柄やトルコブルー、トルコ国旗を思わせる鮮やかなレッドで色付けされたタイルや絵皿は定番です。アクセサリーを入れたり、リビングやキッチンに飾ったり用途は様々。
トルコ人のお守りナザール・ボンジュー
- 出典:photo-ac.com
「ナザール=目」「ボンジュー=ガラス玉」の意味をもつ、妬みなどの悪い視線から守るトルコのお守りは、ビーズパーツとして広く使われています。パワーストーンと組み合わせれば、あっという間にトルコ版スピリチュアルグッズになります。玄関にバッグチャームに一つ飾れば魔除けになるのだそうですよ。
露店の雑貨&アクセも充実
バザールまでの道端や若者にデートスポットとして人気のオルタキョイジャーミー近辺には露店が出ていて、千円程度から買える小物やアクセサリー類がたくさん並びます。他で出会えない商品が多い為、興味を持ったら躊躇せず手に入れてくださいね。
- グランド・バザール
- イスタンブール / 市場・朝市
- 住所:Fatih, Beyazıt Mh.地図で見る
- Web:http://www.kapalicarsi.com.tr/
- エジプシャンバザール
- イスタンブール / 市場・朝市
- 住所:Fatih, Rüstem Paşa, Istanbul地図で見る
- オルタキョイ・メジディエ・ジャーミィ
- イスタンブール / 社寺・教会
- 住所:Istanbul, Mecidiye, 34347 Beşiktaş/İstanbul地図で見る
長閑な街サフランボルでアンネが作った刺繍&オヤを手に入れる
アンネの手仕事
サフランボルは「サフランがいっぱい」という意味の街。その名のとおりオスマントルコ時代にサフラン産出で栄えました。今は緑豊かな谷に伝統的な家々が立ち並びます。その家々の軒先や道端でトルコのアンネ(トルコ語でお母さん)たちが仲間と談笑しながら手芸品を作っているのをよく見かけます。
アラスタバザールは温かな人でいっぱい
ここアラスタバザールは葡萄棚が道を覆っていて、吹き抜ける風がとっても気持ちのいい場所。手芸品や土産物屋の他にも、ロカンタ(食堂)やチャイハーネシ(喫茶店)が集まっていて居心地抜群。どのお店の人もフレンドリーで優しい人ばかり。こんな雰囲気だからこそ、値段交渉がしやすくて、良い物が安く買えるのがオススメの理由です。
花の刺繍がされた子ども服やバッグ、テーブルクロスやサシェが素朴でかわいいですよね。縫物はその人と地の氣を編むと言われています。心温かで朗らかなアンネたちが作ったコットン雑貨は見るたびに心がほんのりしますよ。
日本でも人気のオヤ
オヤはレース糸で作る縁飾りのことですが、最近は日本でも趣味とされている方が多くいらっしゃいます。シュシュやスカーフ、ネックレスやブレッスレッド等にしてお洒落を楽しみます。その年によって流行があるんですよ。
値段交渉は仲良くなるための手段
イスタンブールの空港でも質の良い雑貨は手に入りますが、やや高めの印象です。できる限り訪れた街々で手に入れておきたいもの。どのお店でも値札のない商品は値段交渉が必須です。トルコで値段交渉は相手と仲良くなるための手段なのだそうです。
トルコ人たちはチャイを飲みながらじっくりと時間をかけて交渉してから買います。値段が下がりづらくなるのを避けるため、交渉の際にはお財布は最後まで見せないようにしましょう。
メルハバ!でつながる輪
どの町でも「メルハバ!(こんにちは)」とお店に足を踏み入れれば、「チャイでも飲んでいきなさい!」とあっという間に店主たちと仲良くなれます。チャイをいただいたからといって買わなくても大丈夫です。焦らずまずはカタコトの単語でもジェスチャーでも交わしてみましょう。忘れられない旅の思い出になりますよ。