シャトーメルシャン勝沼ワイナリーのプレミアムツアーのご紹介です。ワインの醸造の様子を、実際の機械やタンクを見ながら知ることができ、数種類の試飲も楽しめます。ワイン好きにはたまらないツアーです。
この記事の目次表示
ワイン140年以上の歴史を知ろう!!
シャトーメルシャン勝沼ワイナリーは、勝沼ぶどう郷駅から徒歩だと40分ほど、タクシーであれば7、8分のところにあります。
ワイナリーツアーは、所要時間約60分(参加費1,000円)のスタンダードツアーと、所要時間約90分(参加費3,000円)のプレミアムツアーの2種類。ワイン好きの方には、ワインをより深く知ることができ、試飲できる種類も多いプレミアムツアーをおススメします。ツアーは電話かウェブからの事前予約制です。
ビジターセンターに集合して、シャトーメルシャンの140年以上の歴史を知ることから始まります。
ズラリと並ぶ醸造タンクや木樽に圧倒!!
ワインの原料となるブドウが収穫され、運び込まれた後、どのような工程を経てワインになっていくのかを、実際に使用する機械やタンクを見ながら知ることができます。案内してくださる方は全員ワイン関連資格を持つプロなので、ツアー中に直接質問することができ、とても親切に応えてくださります。少人数制なので、質問しやすく喋りやすい雰囲気があるのも嬉しいです。
木樽に入ったワインが保管されている地下セラーは、入った途端その芳醇なワインの香りを感じることができ、思わず誰もが「いい香り…」と声を漏らしてしまいます。一見同じように見える木樽でも、新しいものから古いものまで様々で、それによりワインの味も変わってきます。樽に関する豆知識も教えてくれるので、翌日には誰かに話したくなってしまいますよ。
お待ちかねの試飲タイム!!
一通りの工程を見学したら、お待ちかねの試飲タイムです。プレミアムツアーでは6種類のワインが紹介されます。筆者は、秋も終わりに近づいた頃に訪れましたが、通常の6種類に加えて新酒の紹介もありました。
どんな人がブドウを栽培し、どのようなこだわりをもって造られたか…そのワインのバックグラウンドを知ることで、より美味しく飲むことができます。それぞれのワインに合う料理も教えてくれるので、ペアリングの幅も広がりそうです。
ブドウの知識も深めてツアー終了!!
試飲をしたあとは、少し歩いて祝村ヴィンヤードというブドウ畑へ移動します。筆者が訪れた際は、ブドウの収穫が終わった状態のため、ブドウの木もなんだか寂しげに感じてしまいますが、翌年の収穫に向けての剪定が始まる時期になるとのこと。いつもは葉に埋もれている枝が、実際にどのように生えているのかをじっくり見ることができる機会です。
その後、ワインを販売しているギャラリーに案内され、アンケートを書いてツアー終了です。ギャラリーでは、ワイナリー限定商品も販売しているので、買わないわけにはいきません(笑)。併設されているテイスティングカウンターでワインを選び、外の広々としたワインギャラリー・ガーデンでゆっくりとテイスティングすることができます。飲み過ぎに注意ですね。
ギャラリーの向かいには、無料で見学できるワイン資料館もあります。実際に使用されていたワインの醸造器具や日本最古のワインの展示などを見ることができます。ワインの知識をさらに深めたい方におススメです。
おわりに
ブドウの収穫が終わった秋以降に、ワイナリーの見学に行っても見るものがないと思われるかもしれません。しかし、新酒が出回り始める時期にもなりますので、さっぱりとした飲み口の軽いワインが好きな方にはオススメのタイミングでもあります。また、ブドウ畑も春夏秋冬で様々な表情を見せてくれるので、ぜひ季節ごとに訪れて、ツアーも楽しんでみてくださいね。
- シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー
- 山梨 / ワイナリー / ワイン / カフェ・喫茶店
- 住所:山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1地図で見る
- 電話:0553-44-1011
- Web:https://www.chateaumercian.com/winery/katsunuma/in...