アメリカ・シカゴ。歴史あふれる大都会に、一見の価値ありの公園があります。それは、シカゴの街の中心部に位置し、ミシガン湖に面して隣接する「ミレニアムパーク」と「グラントパーク」です。今回は、公園内のさまざまな魅力をご紹介していきます。緑が美しく、豪華な噴水が爽やかに水しぶきを上げる憩いの場所を訪れてみてください。
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シカゴという街
シカゴはアメリカ合衆国イリノイ州の最大都市で、ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ第3の都市です。また、カナダと国境を接している五大湖の一つミシガン湖に接しており、湖とは思えないような広大な景色を見ることもできます。
ランドマークの一つにシカゴ劇場があり、歴史を感じる建築にネオン看板に描かれた「CHICAGO」が煌々と光っています。毎夜毎夜さまざまなミュージカルが行われてきたことを感じさせます。街の名前そのままがミュージカルの題名にもなっている『シカゴ』も有名ですね。
今回は、そんな大都市シカゴの真ん中にあり、「ミレニアムパーク」と「グラントパーク」、隣接する2つの公園をご紹介します。
【ミレニアムパーク】オーケストラを堪能できる広場
ミレニアムパークには「ジェイ・プリッツカー・パビリオン」という劇場が備え付けられており、日々いろいろなイベントが行われています。
筆者が訪れた時には、夏場だったこともあり、「Grant Park Music Festival in Millennium Park」というオーケストラの祭典が行われていました。祭典の期間は、昼間から夜にかけて盛り上がりを見せ、観客たちのボルテージも上がっていくのが目に見えて分かるようでした。
- ジェイ・プリッツカー・パビリオン
- アメリカ / エンターテイメント
- 住所:201 E Randolph St, Chicago, IL 60601 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:http://www.jaypritzkerpavilion.com/
【ミレニアムパーク】公園を包み込む銀色の雲
ジェイ・プリッツカー・パビリオンのちょっとした先に「Cloud Gate(クラウドゲート)」と呼ばれる“もの”があります。
何かと言うと、彫刻家のアニッシュ・カプーアが大都会・シカゴのスカイラインとその上にある雲をイメージした彫刻なのです。表面はステレンスで覆われており、110トンもあるその大きな作品に映る全てを鏡張りのように反射させています。
反射させたものの中には、写真を撮ろうとする人たちだけでなく、辺りに広がる緑豊かな公園とそれらと共生しているかのように林立している高層ビルたちが映り込みます。
液体の水銀にインスピレーションを得たというクラウドゲートは、ユニークでとても面白い形状をしているので、写真を撮るには絶好のポジションと言えるのではないでしょうか。
【グラントパーク】バッキンガムファウンテン
地図上で見ると公園は縦長な形上をしており、北側にミレニアムパーク、南側はグラントパークが位置しています。ちなみに、東にミシガン湖、西側がシカゴ市街地という位置関係です。
そして、2つの公園のちょうど境目の場所に「バッキンガムファウンテン(噴水)」と呼ばれる、大きな噴水がズシンと座っています。
世界でも最大級の大きさを誇る噴水として有名で、すぐ傍にミシガン湖もあることからなのか、バッキンガム噴水はミシガン湖を表現して造られたようです。
ミシガン湖を背中にして見渡してみると、近代的なビル群と一緒に噴き上げる水を見ることができます。
- バッキンガムファウンテン
- アメリカ / 公園・動植物園
- 住所:337 E Randolph St, Chicago, IL 60601 アメリカ合衆国地図で見る