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【アメリカ】あま〜いおまじない!? 世にも奇妙な「ブードゥードーナツ 」

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年7月23日更新

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写真:トラベルライター

アメリカ・オレゴン州の最大都市ポートランド。「バラの街」や「環境に優しい都市」など様々な名称を持つこの街は、日本でも地方の街づくりのロールモデルとして注目され、参考にされています。そのポートランドで独特の雰囲気を放っているのが、「ブードゥードーナツ」と呼ばれるドーナツ屋です。今回は、そんな世にも奇妙なお店をご紹介します。

この記事の目次表示

ポートランド発のドーナツ屋

ポートランドについて

  • 写真:トラベルライターポートランド中心部の様子

「コンパクトシティ」「住みたい都市全米No.1」「おいしいクラフトビールが飲める醸造場やサードウェーブコーヒーのカフェが数多くある」「環境に優しい都市」など、その街を称えるキーワードは挙げればキリがないくらい存在する、アメリカ・オレゴン州ポートランド。他にも「DIYカルチャーが発達している」と言われていたり、「バラの街」としても有名です。

日本においてもポートランドの特異性、その街の特徴や取り組みなどを紹介、取り上げるメディアも多く、様々なところで街づくりのモデルとして参考にしていると聞いたりもします。

「おまじない」が店名についたドーナツ屋

  • 写真:トラベルライター

今回は、そんなポートランドにあって、一風変わったドーナツ屋をご紹介したいと思います。その名も「Voodoo Doughnut(ブードゥードーナツ)」。ポートランドに1号店を出店して以降、アメリカ国内、主に西海岸の都市に数店舗構え、そのユニークさは日本でも話題になり、「いつ日本に出店するんだ?」という声も多く聞かれ、とても盛り上がりました。

そして、店名につけられている「Voodoo(ブードゥー)」という単語は、日本語でまじない魔法ブードゥー教のまじない師などの意味を持ちます。ブードゥードーナツには、その名の通りドーナツよって、おまじないをかけられるような不思議さがあり、多くの人を魅了しています。

ポートランドの街中にもいくつか店舗があるのですが、今回はその中の1号店とされる「Downtown店」の様子をお伝えします。

ブードゥードーナツへ突撃

筆者は最初、昼間にブードゥードーナツへ訪れたのですが、あまりの人だかりに断念し、夜に改めて行くことにしました。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

元々の人気ぶりももちろんあるのでしょうが、「人が人を呼んで」おり、行列が絶える気配がありませんでした。営業時間を調べてみて驚いたのですが、ブードゥードーナツは24時間営業なのです。凄すぎます・・・・。それほど売れているという証でしょうか?

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

お店の外観

「常に人がいた」、というのが正しい表現のような気がします。訪れた時も昼夜を問わず、お店の周りには必ず人、集団がいて、その活況ぶりを目の当たりにしました。

  • 写真:トラベルライターエントランスの様子。常に外にまで溢れ出して行列ができあがっていた
  • 写真:トラベルライタードーナツが入っているであろうそのピンク色の箱を持って皆満面の笑みです

外装は、レンガ調の壁にところどころビビッドカラーが差し色としてあしらわれています。特に、ピンク色が特徴的で目立っていました。また、エントランス上部に設置されている、夜になるとステンドグラス風になるガラス窓は見ていてとても面白いです。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

また、何と言ってもこちらのお店のシンボルは、店名と共にキャラクターが描かれているネオンサインです。昼間と夜間でそれぞれ異なった顔を見せてくれます。

メニュー

店内に入る前、外で行列に並んでいる際に、壁に貼られたメニュー表を見ることができます。ただし、その場で瞬間的に決めることは難しいです(ドーナツの種類が独特すぎて、決め辛いと思います)。店内には実際のドーナツが陳列されているタワーがあるので、そこで選ぶのも良いかもしれません。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

店内の様子

  • 写真:トラベルライター天井には大きなドーナツが。ごちゃごちゃしているところがまた雰囲気をより一層引き立てています
  • 写真:トラベルライター

店内は決して広いとは言えず、外からの行列がそのままレジまで続いていました。なので、並んでいる途中に食べたいドーナツを絞り込む必要があります。

  • 写真:トラベルライター

筆者のように「あれも!これも!」と迷ってしまいそうな場合には、実際にお店へ行く前にウェブサイトのメニューからあらかじめ食べたいものを決めておくのが最善でしょう。ドーナツを選んだら、会計に進みます。

実食

今回筆者は4つのドーナツを購入、オリジナルの箱に入れてくれました。箱の色はピンクで、デザインも凝っていてワクワクさせてくれます。箱の側面に描かれているキャラクターも、何やら怪しげです。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

今回買ったドーナツはこちら。

  • 上:マンゴゼリーソースが入った「Mango Tango(マンゴ・タンゴ)」約220円
  • 右:生き物のように目がある「Portland Cream©(ポートランド・クリーム)」約200円
  • 左:オレオが散りばめられた「Old Dirty Bastard(オールド・ダーティ・バスタード)約220円
  • 中央:ド迫力の「Voodoo Doll©(ブードゥー・ドール)」約220円
  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

ネオンサインにも描かれており、ブードゥードーナツのメインキャラクターだと思われる「Voodoo Doll©」は、筆者が食べてみたいドーナツでした。いざ箱を開けてみると、やはりそのまがまがしさと妙な雰囲気に圧倒されてしまいます。

「Voodoo Doll©」のサイズを携帯電話と比較すると、その大きさをうかがい知ることができます。さらに、メニュー表やウェブサイト上にあるものとデザインも異なり、一つひとつ形を変えて作られていることが分かります。この点に一番、ブードゥーらしさを感じざるを得ませんでした。作り手の想いが、いろいろな形で表現されています。

  • 写真:トラベルライター

そして、買った全てのドーナツに共通して言えることですが、「甘い」です! 激甘です。1回で完食しようとせず、何回かに分けて楽しんだ方が良さそうです。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

ブードゥードーナツの甘いおまじないにかけられたくなりましたか。ポートランドやその他店舗の近くに寄った際には、ぜひ訪れてほしいドーナツ屋です。

ウェブサイトを眺めてみるだけでも面白いと思うので、早々と食べたいメニューを決めておくのも一つの手かもしれません。

ちなみに、ウェブサイトのトップにもネオンサインの下部にも「THE MAGIC IS IN THE HOLE(魔法は穴の中に)」というキャッチコピーが書かれています。おまじないを唱えるドーナツ屋さんの矜持を、感じてみませんか。

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