淡路島内には七福神がお祀りされている七つの寺院があります。今回の旅はご利益を求め島内の七寺を参拝して回る旅です。1日で全てのお寺を参拝に訪れる事ができますので、霊場巡り初心者の方にもおすすめです。
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七福神とは
福徳の神として信仰される七柱の神様(恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天)です。
淡路島七福神巡りは、七人の神様がそれぞれ祀られている島内の七つのお寺を参拝しながら島内を巡り、七人の神様から七つの幸福が授かるとされるパワースポット巡りです。
七福神巡りできるスポットは全国に数多くありますが、海や山、花々の美しい自然風景や、海の幸と山の幸が楽しめる「淡路島七福神めぐり」は、人気の開運ツアーとなっています。
日本での七福神の信仰は、室町時代の終り頃から始まったといわれており、幸福と財産の神様として古くから信仰されています。
八浄寺(大黒天)
お金と出世の神様と言われている大黒天がお祀りされています。
淡路島七福神霊場の総本山で、国内で唯一の宝塔「瑜祇七福宝塔」が建立されています。本堂には木造としては日本一大きい高さ2m以上の「大黒天像」が安置されています。
【大黒天:五穀豊穣、商売繁盛】
智禅寺(弁財天)
淡路島七福神の中で唯一の女神であり、音楽を主とする芸術の神として信仰される「弁財天」がお祀りされているお寺です。
非常に珍しい8本の腕を持つ弁財天「八臂宇賀神弁天」も拝観できます。
竜宮城を連想させるような鐘楼門が目を引きます。
【弁財天:学徳成就、諸芸上達】
宝生寺(寿老人)
健康長寿の神様として信仰されている「寿老人」がお祀りされています。
境内は小規模でこじんまりとしたお寺ですが、長寿のご利益を享受できるとされる多くの参拝者が訪れるお寺です。境内にある「長寿橋」を渡ると10年寿命が延びると伝わる、延命長寿のご利益があるお寺です。
【寿老人:幸福長寿、家庭円満】
長林寺(福禄寿)
大望の神様で、財運招福などにご利益があると言われる「福禄寿」がお祀りされています。
創建から1200年を数える寺院で、本堂の外観は古びた感じを漂わせています。本堂内では1000年以上にわたって護摩が焚かれており、すすで真っ黒になった天井からも歴史を感じる古刹です。
「思わぬものが映り込む」という理由で堂内の写真撮影が禁止されている、七福神霊場の中でもとりわけミステリーに溢れている寺院です。
【福禄寿:財運招福、延命長寿】
覚住寺(毘沙門天)
淡路島最古のお寺と伝わる古刹で、戦いをつかさどる「武神」として知られる毘沙門天がお祀りされています。
毘沙門天の使いとされる「むかで」にちなみ健脚祈願のお寺としても知られています。
寺伝では聖徳太子により建立したという言い伝えが残っており、歴史的価値も感じる事のできる霊場でもあります。
【毘沙門天:武道成就、家内安全】
萬福寺(恵美酒太神)
七福神の中で唯一日本生まれの神様「恵美酒神」を参拝できるお寺です。
境内にはボケ封じ観音や薬師堂などがあり様々な仏様がお祀りされています。
本堂内には木造では日本最大と言われている「えべっさん像」が祀られており、体の悪い所と同じ所をなでると病気が治ると伝えられています。
【恵美酒太神:商売繁盛、五穀豊穣】
護国寺(布袋存)
七福神の中では唯一、実在の人物を神格化した「布袋尊」をお祀りしています。
朱塗りの仁王門や立派な本堂などが目を引く大きなお寺です。四国側から入った場合に一番最初になるお寺で、四国側からのスタートにおすすめのお寺です。
【布袋存:夫婦円満、千客万来】
最後に
淡路島七福神巡りはどのお寺から回り始めて大丈夫です。、最初のお寺で奉納金2,100円(各寺300円)を収めると、各寺で御祈願や法話などが聞く事ができる他、参拝記念品や吉兆福笹などが頂けます。
プラス700円(合計2,800円)支払って「淡路島七福神宝印帳」を購入すると、各お寺で参拝した日の日付印を押してもらえますので、淡路島七福神巡りの良い記念となります。
(各寺とも参拝のみの場合は特に費用は発生しません)
島を回る事で七福神全てにご挨拶できる貴重な島「淡路島」に訪れてみてはいかがでしょうか!