スペイン・バルセロナのシンボルである「サグラダ・ファミリア」といえば、建築好きでなくとも一度は行ってみたい憧れの世界遺産ですね。バルセロナには、奇才と名高い建築家、アントニ・ガウディが残した建築がサグラダ・ファミリア以外にもいくつもあり、ガウディの建築を一見するために世界中から多くの観光客が訪れます。今回は「建築好きでなくても訪れたい」、「見るだけでも楽しめる」そして「世界遺産に登録されている」ガウディ建築をご紹介します。
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1.サグラダ・ファミリア
サグラダ・ファミリアは、ガウディの代表作であり、建設開始から130年以上経った今もなお未完成であることから、世界的にあまりにも有名な作品です。
未完成ながら、その外装や内装は他の大聖堂とは全く違った独特な奇抜さがあり、一見の価値ありです。完成はガウディの没後100周年にあたる2026年に予定されています。
外観は写真で見たことがある方も多いと思いますが、大聖堂中に入ると驚きと感動間違いなしです!ステンドグラスを透して入りこむ色鮮やかな光は、言葉では言い表せない美しさがあり、想像をはるかに超えるすばらしい空間が広がっています。
ガウディの作品には、自然からインスピレーションを受けてデザインしている建築もあり、大聖堂内には「木」や「カメ」をモチーフにした柱があります。何をモチーフにしているのかを考えながら見たり、モチーフを見つけたりするのも楽しみ方のひとつ。
- サグラダ・ファミリア
- バルセロナ / 社寺・教会 / 観光名所
- 住所:Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona,Spain地図で見る
- Web:http://www.sagradafamilia.org/
2.グエル公園
バルセロナの市街地を一望できる高台にある公園。当初、人々が自然と芸術に囲まれて暮らせる住宅地として売り出しましたが、買い手がつかずに市に寄付され、現在は公園となっています。広い公園内にガウディの作品が散りばめられているので、1時間程度かけてゆっくり散策することをおすすめします。
泉を守る大トカゲは、グエル公園のシンボル的存在。2.4メートルという存在感と、カラフルなモザイクタイルに目を引かれ、思わず写真を撮りたくなります。
耳より情報!
通常は入園料がかかりますすが、開園時間以外はなんと無料で入園できます!閉園後は暗いので、日の出後の早朝がおすすめ。
昼間は観光客でごった返している園内ですが、早朝は人もまばらで見学もゆっくりできますし、写真も独り占めで撮れちゃいますよ。開園時間は時期によって異なるので、公式サイトで確認してみてくださいね。
3.カサ・バトリョ
「ガウディの宝石」とも呼ばれるほど美しく芸術的なこちらの建物は、ガウディが建物から家具に至るまで手がけたブルジョア向けの邸宅。
外装は「骨の家」というユニークなニックネームを持ち、内部は「海の世界」からインスピレーションを受け、この作品からはガウディ独特の世界観が溢れ出しています。内装や家具を間近で見学できるのもおすすめのポイント。市街中心部に位置しているので、アクセスも良好ですよ。
おわりに
いかがでしたでしょうか。バルセロナに行くなら絶対に見るべきガウディ建築を厳選してご紹介しました。筆者自身、訪れるまではガウディ建築に興味がなかったのですが、バルセロナの旅で一番の思い出になっています。ぜひ、ガウディの世界に足を踏み入れてみてはいかかでしょうか。