中世ヨーロッパの面影が、当時のままに残っているブルージュの街並みは、どこを切り取っても絵になる魅力的な街。街全体がフォトジェニックな魅力にあふれているので、カメラ片手に歩き回りましょう。絵本の中を歩いているような可愛らしい街ブルージュの朝昼晩、時間帯別のお勧めフォトスポットをご案内します。あわせて観光にお勧めの季節などもご紹介!
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ブルージュへの旅、お勧めのシーズンは?
東京の北緯36度に対して、ブルージュは北緯50度を超えるので、東京に比べて気温は毎月3~7度ほど低くなります。ブルージュの夏の最高気温は平均23度前後、冬の最低気温は平均0度前後になるので、旅をするなら4月から10月がお勧めシーズン。
特に日照時間が長くなる6月~8月は、ベストシーズンなので、世界中から大勢の人が集まる人気の季節です。ただし、夏季でも朝晩は冷え込み、肌寒く感じるので、上着は必要です。
最低でも1泊はしよう!
ブルージュの旧市街地は、半日もあれば観光スポットを効率良く見て回れます。それでも、あえてお勧めしたいことがあります。少なくてもブルージュに、1泊はしてほしいのです。
ブルージュには、年間320万人もの観光客が訪れるので、とても賑やかです。そんな中でも、日帰りの観光客が減る朝と夜は、ブルージュの魅力を満喫できるので、ぜひお勧めします。昼間の喧騒が嘘のように、静かで穏やかな時間が流れる、魅力的なブルージュを体感していただけます。
ブルージュのお勧めフォトスポット
以降、文章中の番号(1~12)は、上記地図に基づいています。
早朝の魅力
1.愛の湖公園は、ロマンチックなデートスポットとしても人気ですが、静寂に包まれた早朝のお散歩も魅力的です。日中は観光客の団体が押し寄せてしまうので、朝や夕方がお勧めです。
2.ベギン会院周辺の、ピンと張りつめたような空気感は、宿泊してこそ過ごせる朝のひととき。現在も修道女が暮らしていますので、静かに散策しましょうね。
また、早朝の静かな街角は、散歩する人や働く人々の姿など、街の素顔が見られる機会でもあります。3.Zonnekemeers通りには、道路の上に通路が渡る珍しい風景。
- ゾンネクメールス通り
- ベルギー / 町・ストリート
- 住所:Zonnekemeers,8000 Brugge, BELGIUM地図で見る
昼間だって魅力的
ブルージュの魅力は、朝と夜だけではありません。日中も素敵な場所がたくさんあるので、街歩きをしながらお気に入りの場所を見つけてください。
例えば、ブルージュには、運河が流れていることから、魅力的な橋が多く存在します。中には、4.Meestraat Bridgeや、5.Bonifacius Bridgeなど、歴史が感じられる趣のある橋もあり、時間帯や光の加減などで、見るたびに表情の違う風景をプレゼントしてくれます。
6.Sint-Annareiのように、逆光でモノクロ風に撮ってみるのも、変わった写真が撮れます。歩きながら、時には振り返ってみると、素敵な風景に出会ったりします。
そしてもう一つ、街の至る所で見かける家々の可愛らしさ。マルクト広場のギルドハウスに代表されるゲーブル屋根の家が、なんでもない路地7.Oude Burgでも見られるのです。
見上げる家々も良いのですが、マルクト広場を訪れたら、鐘楼など高い所からも街をご覧ください。上の写真は8.Historiumから。視点の高さが変わるだけで、写真の雰囲気もだいぶ変わると思います。
- シント・アナライ通り
- ベルギー / 町・ストリート
- 住所:Sint-Annarei 25-23,8000 Brugge, BELGIUM地図で見る
- ヒストリウム
- ベルギー / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Markt 1,8000 Brugge,Belgium地図で見る
- Web:https://www.historium.be/nl#
夕暮れ時からの魅力
夕暮れ時から夜にかけてのブルージュは、昼間とはまったく別の顔で、ブルージュの魅力が倍増する時間です。9.マルクト広場に建つと、ギルドハウスや市庁舎が光の中に浮かび上がり、シャッターを押す手が止まらなくなるはず。
でも、広場だけで終わらずに、移動するのも忘れないで!夕暮れ時に必ず訪れて頂きたいのが、10.Dijver運河周辺。この一帯は、ブルージュの中でも一番と言えるフォトスポットです。
マルクト広場の南を流れる運河で、運河の街ブルージュを特徴付ける美しい景観が楽しめる場所です。まるで影絵の世界に入りこんだような不思議な気分になります。
すっかり陽が暮れて、夜になると、オレンジ色の街灯が橋や運河、石畳を照らします。11.Spiegelreiのような、ありふれた町の風景が、一気に、幻想的な物語の世界へと早変わり。お気に入りのメロディなど聞きながら歩いたら、物語の主人公にでもなったような気分になれるはず。
最後は、この通りに限らないのですが、12.Wollestraatなど、街角のショーウィンドーをライトアップした小さなショップもお見逃しなく。
誰もいなくなった窓辺に飾られた小さなチョコレートが、まるで宝石のように見えるひと時です。