近年、日本各地で開催されているランタン祭り。その元となったのが、タイのチェンマイで行われる世界最大のコムローイ祭り。夜空に数千個のランタンが浮かぶ姿は、映画『塔の上のラプンツェル』の世界に迷い込んだかのよう。日本からのパッケージツアーも多数出ていますが、ここでは現地旅行会社でチケットを入手し自力で行く方法をご案内します。
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コムローイ祭りってどんなお祭り?
コムローイ祭りって?
近年 TVやインターネットでよく見るこちらの光景。こちらは「イーペン・ランナー・インターナショナル」、別名「コムローイ祭」での一枚です。
もともとはタイのチェンマイで毎年11月に行われていたもので、その年の収穫や豊作を祝う仏教徒のお祭りです。僧侶が念仏を唱え黙祷を捧げた後に、一斉にランタンを夜空へと放ちます。
近年は観光客が多数参加するようになったため、宗教的要素を少なくした観光客用のお祭りが開催されるようになりました。それがメージョー大学で開催される「イーペン・ランナー・インターナショナル」です。また観光客の増加に伴い、メージョー大学以外の他会場でも、コムローイ祭りが開催されるようになっています。
今回の記事では、メージョー大学を会場にしたコムローイ祭りについて、詳しくご紹介します。
開催日
開催日は、タイの旧暦で12月の満月の夜に行われます。現在の暦では、11月の中旬〜下旬ごろですが、開催日は年によって違い、また会場ごとにも異なります(毎年2〜4ヶ月前に発表されます)。
同時期にチェンマイの中心部に流れるピン川で「ロイクラトン祭り(灯籠流し)」も行われますので、合わせて観光する事をオススメします。
開催場所
いくつかある会場の中でも、もっとも規模が大きいのがメージョー大学で、こちらが「イーペン・ランナー・インターナショナル」の会場となります。約5,000席もあり、よくTVや本で紹介されているコムローイの写真はこちらの会場となっています。とにかく沢山のコムローイを見たい!という方にオススメします。
またお祭りは、他にも以下の3つの別会場があります。
- ドイサケット
- ランプーン
- メーリム
座席数は約2,000席〜3,000席です。どの会場も、近年の観光客の増加に伴い年々座席数が増えています。会場によって1人が上げることができるコムローイの数も違うため、一概にどこがいいとは言えませんが、日本からのパッケージツアーは、ほとんどがこちらの3会場のチケットとなっています。
チケットの入手方法
コムローイ祭りに参加するにはチケットが必要です。このチケット、増加する人気に伴い年々入手しずらくなっています。こちらではチケットの入手方法を2通りご紹介します。
日本のパッケージツアーに申し込み
航空券、ホテル、会場までの送迎、チケットがセットになっているパッケージツアーが多いです。海外旅行に慣れていない方や、前もって確実に予約したい方は、こちらの方法でチケットを入手・お祭りへ参加するのがオススメです。
但しイーペン・ランナー・インターナショナル(メージョー大学)のチケットは、チケットの発行がお祭りの2〜3ヶ月前のため、日本の旅行会社では取り扱いが少ないので注意して下さい。申し込むツアーがどこの会場のものなのか、しっかりチェックしましょう!
現地の旅行会社でチケットの申し込み
今回筆者がオススメするのは、こちらの方法。日本からインターネット経由で、タイ現地の旅行会社に直接申し込みをして、現地到着後チケットを取りに行く方法です。直接申し込みと聞くと不安になるかも知れませんが、タイには日本語サイトの旅行会社も多くあるので、安心して下さい。
筆者が利用したのは、日本語OKのチェンマイの旅行会社「ランベルツアーRANVEL TOUR」。日本語でのメールのやり取り後、日本国内から入金を済ませたら、後は現地でチケットを受け取るだけです。受け取りカウンターはチェンマイの中心部にあります。
現地旅行会社で申し込むメリットは、なんと言っても''価格が安い事"。日本からのパッケージツアーですと20万円を超えるツアーも出ていますが、会場のチケット自体はVIP席でも1万5,000円程です。とにかく価格を抑えたい方や、現地での滞在時間を自由にアレンジし、他の観光に使いたい方にオススメです。