ヨーロッパ

意外に涼しい旅準備!【夏のオランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツ周遊旅行編】

取材・写真・文:

福島在住
訪問エリア:18ヶ国

2023年6月29日更新

4,770view

お気に入り

写真:Olive

ヨーロッパの西部を周遊するオランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツの旅は、それぞれに異なる文化を持ち、多くの魅力にあふれる旅となります。しかし国を超えての移動は、いろいろ心配なことも。そこでベネルクス3国(オランダ・ベルギー・ルクセンブルク)+ドイツ北部のベストシーズン6~8月の最適旅ファッションと、基本情報をご紹介します。

この記事の目次表示

オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツ北部のベストシーズンは?

  • 写真:Olive

オランダと言えばチューリップで、見ごろは4月上旬から5月中旬となります。チューリップが目的でなければ、気候や日照時間などから考えると、観光には6月から8月が最適となります。またドイツ国内、北海やバルト海側の北部は、ベネルクス3国(オランダ・ベルギー・ルクセンブルクの総称)と同じ海洋性気候になります。

夏は雨が少なく、湿度も低く、快適に過ごせるおすすめのシーズンです。緯度が高いので昼間が長く、夜9時頃まで明るいので、観光もめいっぱい楽しめますから、お勧めです。

ベストシーズン6月~8月の最適ファッション

4か国すべてに共通して言えるのが、湿度が低いせいか、「思っていたよりも涼しい!」ということ。晴天ならば日中は、もちろん半袖の服装でちょうどよいのですが、ノースリーブを着るほどの暑さではなく、朝晩はかなり冷え込み、半袖の上にサマーセーターやカーディガンを着て、ストールを羽織るほど肌寒く感じます。

  • 写真:Olive

旅先では、ショールやストールを上手に応用して対応したいですね。欧米人は一般に薄着ですが、さすがに夜間は、革のジャケットや薄手のジャケットを羽織っている状態が目立ちます。

  • 写真:Oliveライン川クルーズ船上

街歩きにも共通して言えることですが、ドイツでライン川クルーズを楽しむ際は、帽子とジャケットは必須です。船内で過ごすのも良いですが、せっかくのクルーズですから甲板にも出たいですよね?ただし、甲板は陽差しが強く、風も強い!その上、太陽が雲に隠れたりすると、ひどく寒い状態になります。

体感温度には個人差があるので、ノースリーブからニットまでという、上の写真のような状態になるのですが、ご自分の体感温度に合わせた服装をご準備ください。

  • 写真:Oliveご覧のように様々な服装

筆者は寒がりなので、滞在中どの国でも半袖1枚になったのは、日中ほんの数時間。あとは、カーディガンやサマーセーターを羽織るか、タンクトップの上に長袖ブラウスで過ごすというスタイルが快適でした。

  • 写真:Oliveアムステルダムにて

それから、日本では人気の日傘やアームカバーですが、海外では奇異な目で見られるので、できれば帽子やサングラス、長袖で対応したいですね。足元は、石畳も多いので、ヒール低めの、歩きやすい靴が安心です。

オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツ北部の基本情報

通貨は?

  • 写真:Olive

オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツ、すべてユーロ加盟国なので、共通して使えます。紙幣は各国共通、硬貨の裏側は国によってデザインが違いますが、普通に使えるので、不便なことは一切ありません。

  • レートは€1=157.50円(2023年6月現在)

時差は?

4か国とも日本より8時間遅れです。日本が夜9時の場合、マイナス8時間で午後1時となります。ただし、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までは、サマータイムになるので、時差が7時間になります。

公用語は?

オランダはオランダ語。ベルギーはオランダ語、フランス語、ドイツ語。ルクセンブルクは、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語。ドイツは、ドイツ語となりますが、都市部ではどの国も英語が通じます。

コンセントや電圧は?

4か国ともコンセントは2穴のCタイプで、電圧は、ベルギーとルクセンブルクが220V、周波数50Hz。ドイツとオランダが230V、周波数50Hzになります。100~240V対応なら使用できますが、非対応の電気製品を使うには変圧器が必要です。

ヨーロッパの旅行予約はこちら


ヨーロッパのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

ヨーロッパのホテルを探す

ヨーロッパの航空券を探す

ヨーロッパの現地アクティビティを探す

ヨーロッパのWi-Fiレンタルを探す

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


日本と異なるオランダのコンセント・プラグ・電圧を解説!変圧器は必要?

オランダ旅行の前に知っておきたい、コンセント・プラグ・電圧について日本との違いを徹底解説!変換プラグや変圧器がどんな時に必要か、また持っていくと便利なおすすめ電...


日本と異なるギリシャのコンセント・プラグ・電圧を解説!変圧器は必要?

ギリシャ旅行の前に知っておきたい、コンセント・プラグ・電圧について日本との違いを徹底解説!変換プラグや変圧器がどんな時に必要か、また持っていくと便利なおすすめ電...

【イギリス】コッツウォルズおすすめの可愛い村完全ガイド!8つの村の見所とアクセス方法!

路線バスと列車で巡る「コッツウォルズ」周遊の旅!定番のバイブリーやボートン・オン・ザ・ウォーター、『ハリー・ポッター』ロケ地のレイコックなど、8つの村を訪れるモ...

日本と異なるポルトガルのコンセント・プラグ・電圧を解説!変圧器は必要?

ポルトガル旅行の前に知っておきたい、コンセント・プラグ・電圧について日本との違いを徹底解説!変換プラグや変圧器がどんな時に必要か、また持っていくと便利なおすすめ...

日本と異なるベルギーのコンセント・プラグ・電圧を解説!変圧器は必要?

ベルギー旅行の前に知っておきたい、コンセント・プラグ・電圧について日本との違いを徹底解説!変換プラグや変圧器がどんな時に必要か、また持っていくと便利なおすすめ電...

この記事を書いたトラベルライター

お出かけ、食べることが大好き!
日帰りドライブから、国内、海外を問わずお出かけするのが大好きです。ずっとタウン重視でお買い物に夢中の旅でしたが、10年ほど前にアメリカ・サンフランシスコに在住。国立公園めぐりをしたことをきっかけに、自然も大好きになりました。少し歴史を知ってから出かけると楽しいこと、美味しい食べ物や綺麗な風景に出会えると幸せなこと。小さな情報が、誰かの楽しい!や嬉しい!につながったらいいなと思っています。これからも、いろんなところへ出かけて、たくさんの情報を発信してゆきたいと思っています。少しでも参考になれますように!

これで完璧!奄美土産31選はここで買う!

島特有の文化が残る奄美大島では、古くから島に伝わる調味料や、加工品が多くあり、お土産としても喜ばれそうな品が豊富です。特産品を使ったお菓子や、珍しい雑貨などと共...


半日で周れる!奈良のいいとこ取り観光スポット・ベスト3

日本の国宝の5分の1は、奈良県にあると言われるほど、見どころの多い奈良ですが、町中から離れている場所もあり、1度に見て周るのは大変です。そこであまり時間はないけ...


きっと一番心に残る旅!ベルギー・ブルージュの観光スポット14選

天井のない美術館やベルギーの水の都と呼ばれ、ベルギーで最も人気の街ブルージュ。街を流れる運河に羽を休める白鳥、歴史的な建造物と昔ながらの石畳、中世とほとんど変わ...

旨いものだらけ!山形で買いたいお勧めお土産29選

美味しいものに事欠かない山形。今回は、充実の品ぞろえを誇る、お勧めのスーパーや物産会館のご紹介と共に、山形土産の定番品から、可愛いお土産、変わり種までご紹介しま...

【長野】湯田中温泉周辺の観光スポット10選&お土産

長野でも潤沢な湯量を誇る湯田中温泉周辺はとても魅力的な場所。車で1時間圏内には、人気の観光スポットが目白押しです。素朴な温泉街、美味しいものに溢れた町歩き、地獄...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります