ヨーロッパの西部を周遊するオランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツの旅は、それぞれに異なる文化を持ち、多くの魅力にあふれる旅となります。しかし国を超えての移動は、いろいろ心配なことも。そこでベネルクス3国(オランダ・ベルギー・ルクセンブルク)+ドイツ北部のベストシーズン6~8月の最適旅ファッションと、基本情報をご紹介します。
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オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツ北部のベストシーズンは?
オランダと言えばチューリップで、見ごろは4月上旬から5月中旬となります。チューリップが目的でなければ、気候や日照時間などから考えると、観光には6月から8月が最適となります。またドイツ国内、北海やバルト海側の北部は、ベネルクス3国(オランダ・ベルギー・ルクセンブルクの総称)と同じ海洋性気候になります。
夏は雨が少なく、湿度も低く、快適に過ごせるおすすめのシーズンです。緯度が高いので昼間が長く、夜9時頃まで明るいので、観光もめいっぱい楽しめますから、お勧めです。
ベストシーズン6月~8月の最適ファッション
4か国すべてに共通して言えるのが、湿度が低いせいか、「思っていたよりも涼しい!」ということ。晴天ならば日中は、もちろん半袖の服装でちょうどよいのですが、ノースリーブを着るほどの暑さではなく、朝晩はかなり冷え込み、半袖の上にサマーセーターやカーディガンを着て、ストールを羽織るほど肌寒く感じます。
旅先では、ショールやストールを上手に応用して対応したいですね。欧米人は一般に薄着ですが、さすがに夜間は、革のジャケットや薄手のジャケットを羽織っている状態が目立ちます。
街歩きにも共通して言えることですが、ドイツでライン川クルーズを楽しむ際は、帽子とジャケットは必須です。船内で過ごすのも良いですが、せっかくのクルーズですから甲板にも出たいですよね?ただし、甲板は陽差しが強く、風も強い!その上、太陽が雲に隠れたりすると、ひどく寒い状態になります。
体感温度には個人差があるので、ノースリーブからニットまでという、上の写真のような状態になるのですが、ご自分の体感温度に合わせた服装をご準備ください。
筆者は寒がりなので、滞在中どの国でも半袖1枚になったのは、日中ほんの数時間。あとは、カーディガンやサマーセーターを羽織るか、タンクトップの上に長袖ブラウスで過ごすというスタイルが快適でした。
それから、日本では人気の日傘やアームカバーですが、海外では奇異な目で見られるので、できれば帽子やサングラス、長袖で対応したいですね。足元は、石畳も多いので、ヒール低めの、歩きやすい靴が安心です。
オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツ北部の基本情報
通貨は?
オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツ、すべてユーロ加盟国なので、共通して使えます。紙幣は各国共通、硬貨の裏側は国によってデザインが違いますが、普通に使えるので、不便なことは一切ありません。
- レートは€1=157.50円(2023年6月現在)
時差は?
4か国とも日本より8時間遅れです。日本が夜9時の場合、マイナス8時間で午後1時となります。ただし、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までは、サマータイムになるので、時差が7時間になります。
公用語は?
オランダはオランダ語。ベルギーはオランダ語、フランス語、ドイツ語。ルクセンブルクは、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語。ドイツは、ドイツ語となりますが、都市部ではどの国も英語が通じます。
コンセントや電圧は?
4か国ともコンセントは2穴のCタイプで、電圧は、ベルギーとルクセンブルクが220V、周波数50Hz。ドイツとオランダが230V、周波数50Hzになります。100~240V対応なら使用できますが、非対応の電気製品を使うには変圧器が必要です。