一般庶民にとっては、遠い世界。あのロイヤルファミリーの宮殿へ潜入できるのが、女王陛下不在の夏のひと時。豪華絢爛な世界へ、足を踏み入れてみませんか?チケットの入手方法&公式サイトでの手配方法を詳しくご案内します。
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イギリス皇室が誇るバッキンガム宮殿とは?
女王陛下の公邸であると同時に、ロイヤルファミリーが各国からの賓客をもてなす迎賓館として、また各種の国家的な行事が行われる場所でもあり、世界でも数少ない、執務が行われている王宮の1つです。敷地面積は、約1万坪。総部屋数は775部屋という壮大な場所です。宮殿内は、1つの町のようになっており、接見室や舞踏会場があることはもちろん、美術館や警察、消防署や診療所も兼ね備えられています。
宮殿の一般公開について
宮殿公開の歴史
宮殿の一般公開が開始されたのは、1992年のウインザー城の火事がきっかけで、見学料金は火事の修復に当てられました。当時は5年間限定ということで始まりましたが、今では毎年恒例となり、開催期間も少しずつ伸びています。また2024年夏の公開より、英王室メンバーが主要行事で顔見世を行うバルコニーにつながる部屋も初披露されることが決定しました。(バルコニーに出ることは不可)
公開時期&公開時間は?
女王陛下が避暑のため、スコットランドに滞在する夏の期間、宮殿内が一般公開されます。公開時期は、例年7月末から9月末の10週間ほどになります。期間中のオープン時間は、9:30~17:15(最終入門)、見学所要時間は、およそ2~2時間半です。
公開されるステート・ルーム(state room)とは?
- 出典:www.rct.ukRoyal Collection Trust / © Her Majesty Queen Elizabeth II 2018.
ステート・ルーム(公式諸間)は、宮殿の庭に面した西ブロックを占めている部分。そのうち、19室が公開されます。中には、ウィリアム王子とキャサリン妃がウェディングフォトを撮ったスローンルーム(王座の間)や、世界各国からの来賓客との晩餐に使われるバンケットルーム、イギリスで最も美しい部屋のひとつと言われている、ブルー・ドローイング・ルーム(青の客間)、そして多くのゲストが女王に謁見するホワイト・ドローイング・ルーム(白の客間)などが見学できます。
- 出典:www.rct.ukRoyal Collection Trust / © Her Majesty Queen Elizabeth II 2018.
この白の客間には、女王が自室から目立たずに、この部屋までたどり着けるよう隠し扉が設けられていますので、お見逃しなく。公開と共に、毎年テーマを設けられた特別展示も開催されています。
宮殿見学のチケット入手方法
バッキンガム宮殿の見学のためのチケット入手には、以下の4種類の方法があります。
- ①イギリス王室公式サイトから予約
- ②現地の窓口で当日券を購入
- ③現地の見学ツアーに申し込む
- ④日本の旅行代理店に申し込む
①イギリス王室公式サイトでの入手方法
まずは公式サイトからの予約方法をご紹介しましょう。公式サイトで購入する場合のチケット金額(前売り券)は、大人£32/約6,600円、18~24歳£20.50/約4,240円、5歳~17歳£16.00/約3,300円、身障者£16.00/約3,300円、5歳以下無料です。
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- 出典:tickets.rct.ukPrint at Homeが1番簡単だと思います
- 出典:tickets.rct.ukクレジットカード内容を入力します
筆者の場合は、公式サイトから申し込み当日の30分後に、バウチャーを受信しました。それを出発前に印刷持参しました。窓口でのチケット交換もスムーズでした。
②現地の窓口で当日券を購入の場合
バッキンガム宮殿の見学は、世界中の方から大人気のイベントです。現地でチケットを購入する際は、朝9時前には、チケット売り場へ行かれることをお勧めします。また当日券は、前売り券より少々値上がりします。
③現地の見学ツアーに申し込む場合
シーズンになると以下のサイトが、宮殿見学のチケットを取り扱います。枚数に限りがあるようなので、早めの申し込みをお勧めします。
④日本の旅行代理店に申し込む
日本からツアーでロンドンへ行く場合、見学シーズンでしたら、オプショナルツアーの案内があります。初めからツアーに組み込まれているツアーもあるようなので、見学希望の方は、事前によく検討しましょう。
最後に
当日は、時間厳守でバウチャーを忘れずに。集合場所は、宮殿正門の向かって左手に進むと、「GATE」が設置されているので、すぐにわかります。
入場してから、見学終了後までトイレはありません。宮殿を抜けて中庭に出ると、お土産コーナーやカフェコーナーがあり、横にトイレも設置されています。
ステートルーム内は写真撮影が禁止ですが、現実の世界からかけ離れた夢のような世界を垣間見られる貴重なシーズンです。ぜひ皆さんも楽しんでください。
- バッキンガム宮殿
- ロンドン / 建造物 / 観光名所 / 城・宮殿
- 住所:Buckingham Palace ロンドン イギリス地図で見る
- Web:https://www.royalcollection.org.uk/