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浄土平(じょうどだいら)
標高約1,600mに位置する浄土平は、周囲を東吾妻山、一切経山(いっさいきょうざん)、吾妻小富士に囲まれた磐梯朝日国立公園に指定されている地です。それぞれの山には登山や散策ルートが整備されており、浄土平を起点に、様々な散策ルートを楽しむことができます。
浄土平には、ビジターセンター、レストハウス、天文台が併設されており、食事やお土産も買える人気のスポットです。
- 浄土平レストハウス
- 福島 / ご当地グルメ・名物料理 / 食堂・定食
- 住所:福島県福島市土湯温泉町字鷲倉山浄土平地内地図で見る
- 電話:0242-64-2100(4月上旬~11月中旬)
- Web:https://www.tif.ne.jp/jp/spot/spot_disp.php?id=608...
一切経山
一切経山は、今もなお噴煙をあげ続けている活火山です。一切経山までなら片道1時間弱で登れます。山頂では「魔女の瞳」と呼ばれる幻の湖・五色沼(裏磐梯の五色沼とは別の湖です)があります。
吾妻小富士
小さめですが、富士山を思わせる姿から名づけられた吾妻小富士。片道約10分で頂上に着き、そこから1時間ほどで、火口壁をぐるりと一周することができます。すり鉢状の大きな噴火口は迫力があります。足元は滑りやすく、強風が吹くこともあります。
浄土平湿原
浄土平には、登山やハイキングコースの他、湿原の散策コースもあります。駐車場の脇に木道が整備されているので、気軽に歩くことができます。一周約15分の周遊コースです。
双竜の辻(そうりゅうのつじ)
浄土平を越えると下り坂が続きます。標高1,543m地点にあるのが、双竜の辻。右に磐梯山と猪苗代湖、左に安達太良山をのぞむことができます。ふたつの山が、首をもたげて向かい合う2匹の竜のように見えるのが名前の由来だそうです。ヘアピンカーブが続くので、気を抜けないドライブポイントではあります。
湖見峠(うみみとうげ)
磐梯山を囲むように猪苗代湖、秋元湖、小野川湖、桧原湖の四つの湖を遠望できるスポットですが、視界がクリアでないとわかりづらいかもしれません。奥にきらめくのが猪苗代湖です。
天風境(てんぷうきょう)
標高1,283mに位置する天風境は、カラフルに色づいた山の斜面が広がり、天空を吹く風を感じられるようなスポット。まさに名前の通りですね。
国見台
遠くに会津盆地を望める場所です。名付け親の井上靖氏が、この場所で沈む夕日の美しさを称えていたという絶景スポット。福島側からドライブすると、吾妻八景最後のスポットとなります。
磐梯吾妻スカイラインの紅葉時期
標高の違いにより紅葉時期に違いがありますが、参考までに例年の紅葉時期をお知らせしておきますね。
- つばくろ谷 / 不動沢橋:10月中旬〜下旬頃
- 天狗の庭:例年10月上旬〜中旬頃
- 浄土平:例年9月下旬〜10月上旬頃
さいごに
天空を走る道とも呼ばれる、磐梯吾妻スカイラインの見どころをご紹介してきました。カラフルな紅葉から、まるで火星?!と、思うような荒涼とした風景に、気象条件によっては、幻想的な雲海も発生し、天空気分もマックスとなるドライブルート。変化に富んだ景色も磐梯吾妻スカイラインの大きな魅力です。
カーブごとに出現する絶景に感動の連続ですが、駐停車スペースが十分ではないので、ピーク時は競争率が高くなります。駐車場を見つけたら停まってみるのがおすすめです。ツーリングスポットとしても人気の道路なので、ぜひ安全運転でお願いいたします。
紅葉を見る際は、できれば平日や早めのお出かけがお勧めです。2020年の紅葉ピーク時ですと、高湯温泉街から浄土平まで、通常は車で30分程度なのですが、3時間かかったという情報もあります。