ドイツ・ハンブルクのザンクトパウリ地区に存在する巨大歓楽街レーパーバーン(Reeperbahn)は、今やB級スポットとして大人気の観光地。「飾り窓」や「ビートルズ広場」などの名物スポットとともに、レーパーバーンの様子を紹介します!
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レーパーバーン(Reeperbahn)とは
レーパーバーンは、ドイツ・ハンブルクのザンクトパウリ地区(St. Pauli)に存在する歓楽街です。約1kmのレーパーバーン通りを中心に飲食店や風俗店などの様々なお店が存在し、「世界で最も罪深い1マイル」などと呼ばれています。
レーパーバーン(Reeperbahn)の意味
「レーパーバーン(Reeperbahn)」には「縄の製造場」という意味があり、かつては船のロープを製造していたとされています。ちなみにハンブルクは湾岸都市のため、そこに立ち寄る船員とともに風俗産業が発展していったと言われています。
レーパーバーンの様子
マクドナルドも風俗店と隣り合わせ
レーパーバーンは大通りなのにもかかわらず風俗店が堂々と展開しているので、マクドナルドと「SEX」の文字が隣り合わせになるという珍景が見られます。
警察署
レーパーバーンの大通りには警察署もあるので安心して観光できます。
一見おしゃれなアダルトショップ
レーパーバーンは観光客をかなり意識しているため、アダルトショップもおしゃれな雰囲気です。ただし中はまっとうなアダルトショップなので、苦手な方は気をつけてください。
お土産もたくさん
レーパーバーンを写したポストカードなどのお土産もよく売っています。
- ポストカード1枚約0.5ユーロ/75円
レーパーバーンの3大名物スポット
1. ビートルズ広場
レーパーバーンは、かつて無名だったビートルズの活動の中心地としても知られています。「ビートルズ広場(Beatles Platz)」には老若男女の観光客が訪れています。
ビートルズ広場からこちらの通り(Große Freiheit)を奥に進めば、かつてのビートルズがよく活動していたライブハウス「Star Club」の記念碑があります。
2. レーパーバーンのアイコン的なバー「Zur Ritze」
開脚した女性の足のデザインが印象的な「Zur Ritze」は、意外にも風俗店ではなくバーです。バーの内部には、ボクシングリングがあります。ちなみに「Zur Ritze」は「割れ目」という意味です。
- Zur Ritze
- ドイツ / 居酒屋・バー
- 住所:Reeperbahn 140, 20359 Hamburg, Germany地図で見る
- 電話:49 40 3193946
- Web:http://zurritze.com/
3. 「飾り窓」エリアのハルベルト通り(Herbertstraße)
「飾り窓」とは、ヨーロッパで合法的な売春宿などのエリアを指す言葉です。写真の先の「ハルベルト通り(Herbertstraße)」一帯が飾り窓エリアとなっており、内部の撮影や女性の入場は禁止されています。
このハルベルト通りは、オランダ・アムステルダムの飾り窓に次ぐ世界でも有名な飾り窓エリアです。
飾り窓エリアは簡単に入れる
男性観光客は、記念に見ておこうと言わんばかりの勢いでどんどん中に入っていくので、いかがわしい雰囲気はあまりありません。ただし女性(働いている人以外)は入場禁止なので、観光客の女性が飾り窓エリアの入り口の前で待っているといった光景が見られます。
- ハルベルト通り(飾り窓)
- ドイツ / 町・ストリート
- 住所:Herbertstraße地図で見る
レーパーバーンは意外にも健全な人気観光地
レーパーバーンは冷静に見ると結構ハードコアなのですが、やはり観光地としての印象が圧倒的に強いです。団体観光客の姿も多く見受けられます。
レーパーバーンの看板からも、世界中の観光客を意識していることが伺えます。
1つだけ注意
レーパーバーンの大通りは安全ですが、道を逸れた裏道などは少し雰囲気が異なる場合があります。観光客が歩いているエリアは基本的に問題ありませんが、明らかに怪しい道は避けるようにしましょう。観光客がいない道には入らないのが無難です。
※記事内のユーロから日本円への換算は、1ユーロ=150円で計算しています。