ドイツ観光の代表かつ人気ナンバーワンの名所である「ノイシュバンシュタイン城」は、ディズニーランドのお城のモデルと言われています。ロマンティック街道の最南端であるフュッセンという街にノイシュバンシュタイン城はあり、ドイツ観光の主要都市であるミュンヘンからも日帰りで行くことができるので、世界中から観光客が訪れる定番観光スポットでもあります。今回は、中世の雰囲気漂うノイシュバンシュタイン城をご紹介します。
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ロマンティック街道とは?
ロマンティック街道とは、ドイツのヴュルツブルクからフュッセンまでの南北366kmの街道のことで、元々はローマ人によって作られたローマへの巡礼の道のことです。
恋人達がロマンティックな雰囲気になれる街道という意味ではありませんが、ローテンブルクの旧市街(プレーンライン)などの人気主要観光スポットがロマンティック街道には並ぶので、中世の雰囲気にうっとりしてしまうこと間違いなしです。
ノイシュバンシュタイン城の最寄り都市「ミュンヘン」
ドイツの南に位置するミュンヘンは、ベルリン、ハンブルクに次ぐ三番目に大きな都市です。850年もの歴史があり、その中世の景観を残すミュンヘン。歴史的なスポットの他に、ビールやサッカーでも有名で見所満載のドイツで人気ナンバーワンの観光都市です。
ノイシュヴァンシュタイン城へは、ミュンヘンを観光の拠点にして日帰りで行くのがオススメです。ノイシュヴァンシュタイン城を紹介する前に、併せて訪れたいミュンヘンの定番観光スポットを少し紹介します。
マリエン広場と新市庁舎
ミュンヘン観光の中心地「マリエン広場」は、ミュンヘンに来た人は必ず訪れる定番観光スポットです。マリエン広場にそびえ建つネオゴシック様式の「ミュンヘン新市庁舎」は重厚で美しく、多くの観光客が写真を撮っています。
電車でアクセスする場合は、Sバーンと地下鉄Uバーンのマリエンプラッツ(Marienplatz)駅で下車して、徒歩3分の場所にあります。
入場料3€(約400円)で85mの高さがある美しい塔にエレベーターで登り、ミュンヘンの街並みを一望することも可能です。
また塔の下にある仕掛け時計「グロッケンシュピール(Glockenspiel)」は、聖金曜日と諸聖人の日を除く毎日11時、12時からの約10分間、32体の等身大の人形のダンスや演奏が繰り広げられるので、こちらも必見!
- グロッケンシュピール(仕掛け時計)
- ドイツ / その他スポット
- 住所:Germany, Munich Glockenspiel地図で見る
ホフブロイハウス
マリエン広場から徒歩5分の場所にある「ホフブロイハウス(Hofbräuhaus)」は、1589年創業の宮廷のための醸造所として設立されたドイツで一番有名な老舗ビアホールであり、人気の観光スポットです。
高い天井と広い店内で、バイエルン装束を着たウェイターがたくさんの1Lのビールジョッキを運ぶ姿や民族音楽の生演奏など、とっても陽気な雰囲気です。
ミュンヘンで有名な白ビール(ヴァイスビール)と、皮を剥いて食べる白ソーセージ(ヴァイスヴルスト)はぜひ味わいたい郷土料理です。ポークナックルもオススメ!白ビールは500mlですが、ホフブロイオリジナルビールと黒ビールは、1Lのジョッキのみというからさすがビール大国ドイツ!
- ホフブロイハウス
- ドイツ / 洋食・西洋料理
- 住所:Platzl 9 80331 München地図で見る
- Web:https://www.hofbraeuhaus.de/en/welcome.html
ノイシュバンシュタイン城
「ノイシュバンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)」は、ドイツのロマンティック街道の終点フュッセンにある白いお城です。ドイツで一番有名なお城で、よくガイドブックの表紙にもなるくらい多くの観光客が訪れる定番観光スポットです。
19世紀にバイエルンの王様ルードヴィヒ2世によって建てられたお城で、実はそこまで古いお城ではありません。オペラ作家のワーグナーに巨額の支援をするほど楽劇好きのルードヴィヒ2世は要塞でも宮殿でもなく、中世への憧れからロマンティックなお城を建設しました。
お城に資金を投資し過ぎていた彼が1886年に謎の死を遂げると建設が中止され、今のなお未完成部分を残しています。
ディズニーランドのお城のモデル♡
ノイシュバンシュタイン城は東京ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとよく言われますが、実はシンデレラ城ではなく、アメリカ・カリフォルニア州にあるディズニーランドの眠れる森の美女のお城のモデルとして公式サイトでも記載があります。
眠れる森の美女のお城をデザインする際に、ウォルト・ディズニーはドイツのノイシュバンシュタイン城を訪れています。