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奄美大島限定!伝統工芸の泥染めは体験すべし!

取材・写真・文:

愛知在住

2019年9月25日更新

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写真:myao

海が綺麗で自然豊かな鹿児島県奄美大島。海でのアクティビティ以外にも、自然や植物からの恩恵で染める「泥染め」という伝統工芸がこの島にはあります。奄美でしか出来ない体験を是非!旅の日程に組み込んでみてはいかがでしょうか。

この記事の目次表示

泥染めとは

世界中で、奄美大島だけで行われている天然の染色方法です。バラ科の植物であるシャリンバイをチップ状にし、煮出して発酵させた液体に生地を浸け、数回染めた後、鉄分が豊富な田んぼの泥に数回浸けます。そうすることで、木に含まれるタンニン酸と泥の鉄分とが化学反応し、自然界ならではの独特な、優しい深みのある黒色に染まります。奄美大島に代々続く伝統的染め技法です。

  • 写真:myaoチップ状にしたシャリンバイ。
  • 写真:myaoシャリンバイを煮出し、発酵させた染料液

大島紬との関係

奄美大島には「大島紬」と呼ばれる伝統工芸品があり、手間暇かけて作られる繊細な絹織物は、とても高価な着物として知られています。

  • 写真:myao大島紬の色は泥染めの色。一本ずつ計算して染められた糸を織って模様にしていく。大島紬村にて
  • 写真:myao織る作業も、手のかかる繊細な仕事。一日に織れる長さは僅か数cm。大島紬村にて

大島紬の歴史は約1300年前から続いており、泥染めはその大島紬の代表的な染色方法とされています。泥染めもまた、奄美の自然と先代の知恵が合わさった、歴史的な技法なのです。

泥染めを体験しよう!

そんな伝統技法の泥染めを、気軽に体験できる施設が奄美大島には数カ所あります。筆者が訪れたのは、「肥後染色・夢しぼり」

  • 写真:myao泥染め体験ができる肥後染色さん

染め柄はたくさんの種類があり、スタッフが丁寧にサポートしてくれます。ストール、Tシャツ、カバンなど、染めアイテムを購入し、体験します。

体験料金:¥3,000 要予約(当日予約可)
販売染めアイテム:Tシャツ¥900〜、コットンストール¥1,500〜、トートバック¥500〜など
染めアイテム持込可。300g未満で1,2点。
天然繊維、綿、絹、麻など

汚れる可能性のある作業工程ですが、エプロンや手袋、靴なども無料で貸出しているので、気軽に手ぶらで体験できます。体験時間は1時間半〜2時間程。

  • 写真:myaoどんな模様に染めたいか、スタッフが相談にのってくれます。
  • 写真:myao工房には染めたアイテムがあるので、参考になります。
  • 写真:myaoその模様ならこうやって…
  • 写真:myaoゴムでギュッと縛って。どんな模様になるか楽しみ。

生地に絞り模様の細工を施したら、ひと通りの工程を聞き、実際にシャリンバイの染料液の中に生地を浸けて、染まりやすいように空気を含ませながら揉み洗い。5-10分この作業をして、石灰水で洗います。アルカリ性の石灰水で洗うことで、酸性の染料液と中和させ、染めの色を濃くする効果があるのだとか。この工程を数回繰り返すことで、徐々に茶褐色へと染まっていきます。

  • 写真:myao体験では数回、染料液で揉み浸ける。この作業が意外と大変。ジャージなどは借りられる。

染料液での染め作業後、今度は泥水の中へ。泥に含まれる鉄分を、シャリンバイ液のタンニンと反応させ、茶褐色を黒い褐色へと変化させます。そうすることで、色は安定し、生地はしなやかになるようです。

  • 写真:myao外のスペースが体験場所。水洗い場と奥に泥水。左側ボウルには染料液。

脱水機にかけて、生地に施した細工をとって、仕上がりの模様を見る時は感動ものです!あの細工でこんな模様が出来るのか!と、作品を見て大盛り上がり。

  • 写真:myaoギュッと縛ったことで大きな模様の渦巻きに。反対側のグラデーションは、染め液に浸ける回数を少なくした。

旅の思い出に!ワンランク上のお土産に!

いかがでしたか。自分で染めたアイテムを身にまとったり、お土産にすることも。奄美大島を思い出す逸品になること間違いなしです。筆者も日常で使うことができるストールを制作しましたので、身につける度に奄美大島の自然と、旅を思い出します。

  • 写真:myaoこれが染料となるシャリンバイ。
  • 写真:myao実際に職人が作業している所も。

筆者は「肥後染色・夢しぼり」にて、泥染め体験をしましたが、大島紬や泥染めについて知りたいと思い伺った「大島紬村」でも体験は行っていました。奄美大島には体験できる工房が数カ所あります。是非体験してみてくださいね。

  • 写真:myao昔ながらの泥染め風景。大島紬村にて
肥後染色 夢しぼり
鹿児島 / 体験・アクティビティ
住所:鹿児島県大島郡龍郷町戸口2176地図で見る
電話:0997-62-2679
Web:http://dorozome.com/
奄美大島紬村
鹿児島 / 体験・アクティビティ
住所:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1945地図で見る
電話:0997-62-3100
Web:http://www.tumugi.co.jp/

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※この記事は2019年9月25日に公開した情報です。
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この記事を書いたトラベルライター

暮らすように旅する事が大好き!クラフト作家ライター
いつからか、旅をして知らない世界を垣間見るのが大好きになった。
普段は銘木などでナチュラルアクセサリーやコモノを制作して、WEBやイベントで販売しています。"タンポポの綿毛と旅しよう"と題したペンダントも作る程の旅好き。観光地を巡るのも好きだけれど、地元の人が訪れる場所、ガイドブックに載っていないような場所を探して暮らすように旅する方が好き。モノづくりをしているので、海外のホームセンターで興奮して工具を買って帰ってきたこともあります(笑)。最近は山登りも始めて、旅先も大自然があるところが多くなりました。そんな私の目線から観た世界が、あなたの旅の発見や参考になったら幸いです。
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