「チャガルチ市場」は港町釜山を代表する観光地であり、釜山最大規模の海鮮市場です。ビルの中と外にそれぞれ市場を構えており、どちらも違った様子で楽しさ満点!生け簀に入った新鮮な魚を、その場で調理してもらって食事をとることもできますよ。
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チャガルチ市場の外を楽しむ!
チャガルチ市場は7階建ての大型ビルの1階にある中の市場と、そのビルの外にも市場があり、たくさんの海産物や干物の姿をみることができます。中よりも外の雰囲気の方が好き、という方も多いです。
外の様子
それではチャガルチ市場の外を自由に散策してみましょう。ここでは、中々日本で見られないような光景が広がっており、歩いて巡るだけでも十分楽しい時間が過ごせます。
まずは干物。イワシやアゴなどの煮干しや、ジャコなども販売されていました。こんな間近で魚が吊り干しされている光景をみることは中々ありませんので、とても新鮮な気持ちになります。
続いて生け簀に入った、大量のカニ!これには一瞬、目が点になりました。生け簀に入っているのは見たことあっても、こんなにたくさんのカニが詰め込まれているのは初めて。実はチャガルチ市場では、これが当たり前の光景なのです。
チャガルチ市場の外では、海女さんが海鮮を販売している姿を垣間見ることができます。釜山では、たくさんの現役の海女さんが活躍しているのです。
食事情報
チャガルチ市場の外では、食事を楽しむこともできます。上の写真のようなお店が、チャガルチ市場の外にはずらーっと並んでおり、店の方がよく客引きをしてきます。
外のお店のメニュー例がこちらです。前の生け簀に並んでいる新鮮な魚を、刺身の盛り合わせ・焼き魚・スープなどに調理してくれます。ここで気を付けたいのが、「チャガルチ市場では中の店も外の店も、基本、魚単品だけでは食べられない」、ということです。
例えば刺身にしても、取材の結果、大体どこも30,000w(≒3,000円)からしか食べられません。アワビなどの海鮮類もすべて盛り合わせ形式になってしまいます。
一部、タコの刺身・イカ焼きなどは1人前10,000w(≒1,000円)から食べられる店もありましたが、市場内で食べ歩きをする感覚で「少量だけ安く食べる」というよりも、「大量に高価格で食べる」というのがイメージです。(※高価格とは書いていますが、量が多いのでコスパは非常にいいですよ!)
チャガルチ市場の中を楽しむ!
続いてチャガルチ市場の中を見ていきましょう!7階建ての近未来的な大型ビルの1階には、とても広い市場が広がっています。
中の様子
チャガルチ市場の中は、驚くほどの魚屋さんが並んでいます。それぞれの魚屋さんには、番号が振られているのですが、その数は200を超えていました。もはや、それぞれの魚屋さんの違いが分からないほどの光景です。こんなに綺麗に並んでいる市場はあまり日本にはないですよね。
まずはなんといっても生け簀巡り。アワビ・ハマグリ・ホタテは勿論、ナマコもいましたし、ヒラメも生け簀にたくさん入ってました。
先ほど紹介したカニですが、中の市場にも大量にいます。釜山ではタコもよくとれるので、タコを並べている店も多いです。こんな大量の魚を見ていると、海にはどれだけの魚がいるんだろう…と思ってしまいました(笑)
食事情報
中に並んでいるどこの魚屋さんでも、並んでいる海鮮を調理してもらって食べることができます。
生け簀を見ていると、お店の方が上の写真のように、海鮮を勧めてきてくれます、そして、選んだ貝(もしくは選んでないものまで)を、トレーにドンドン並べてくれます。
そしてメニュー表を出してくれるので、調理方法を選びます。筆者夫婦は、アワビを1つだけ、焼いてもらって食べたかったのですが、やはり単品売りはどうしてもしてくれませんでした。(一番安くて、アワビの刺身の盛り合わせ(小)で、30,000w(≒3,000円)からでした)
選んだものは、2階の食事スペースで頂くことができます。チャガルチ市場で食事を食べるとしたら、やはりお昼や夜など、お腹が空いているときがお勧めです。海鮮をたくさん満喫することができますよ!
- チャガルチ市場
- 韓国 / 市場・朝市
- 住所:52 Jagalchihaean-ro, Nampo-dong, Jung-gu, Busan, 大韓民国地図で見る
- Web:http://jagalchimarket.bisco.or.kr/