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韓国まで3時間海の旅!福岡⇔釜山の高速船ビートルに乗ってみよう

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年12月10日更新

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写真:トラベルライター

「日本から最も近い外国」のひとつ、韓国。福岡から船で釜山に行ける便があるのをご存知ですか。高速船なら、ターミナルが街に近いので、わざわざ郊外の空港まで行って長い待ち時間を過ごすことなく、スムーズに現地で観光やショッピングが楽しめます。運賃もキャンペーンやパックツアーなどを使えば飛行機よりかなりお得に利用できます。週末弾丸旅行も手軽にできてしまいますよ!

この記事の目次表示

福岡-釜山をつなぐ高速船 BEETLE(ビートル)

ビートルは、JR九州が運航する高速船です。福岡の博多港と韓国の釜山港を3時間5分で運行。「ジェットフォイル」と呼ばれる、船体を海面から浮かせて走行する水中翼船のため、比較的波の影響を受けにくいので乗り心地も快適です。

  • 写真:トラベルライター

ダイヤ

月によって、日によってダイヤは異なりますので、ウェブサイト等でご確認ください。基本的には、福岡発・釜山発ともそれぞれ午前1便、午後1便ずつとなっている日が多いようです。

運賃

通常運賃は次の通りです。

  • 大人(満12歳以上) …片道14,000円、往復28,000円
  • 小人(満2歳~11歳) …片道7,000円、往復14,000円
  • 幼児(1歳児) …片道1,400円、往復2,800円
  • 身体障がい者(割引対象者本人/一部の介護人) …片道11,200円、往復22,400円
  • ※1歳未満児で座席不使用の場合は無料

ちなみに、オンライン予約購入限定の往復割引「うみ旅」、復路のみ他社のニューかめりあを利用して24時間以内に博多に戻ってくる往復チケット「Bかめチケット」などを利用すると、なんと1万円以内で博多-釜山間を往復することも可能です。

他にもお得な割引料金やキャンペーンがありますので、事前に確認して購入しましょう。

予約方法

ビートルウェブサイトで予約・購入可能です。すべての予約方法で、予約の際に、パスポートの記載通りの氏名、パスポート番号が必要です。ウェブ予約での購入はクレジットカードでの決済となります。

電話での予約も可能です。ビートル予約案内センター(092-281-2315、9:00~18:00、年中無休)へ。

そのほか、博多港国際ターミナルビートルカウンターや主要旅行会社でも購入できます。購入方法によって、利用できるキャンペーンや割引運賃が異なることがありますので、ウェブサイトや予約案内センターで詳細を確認してください。

乗船の流れ

博多港国際ターミナルへのアクセス

  • 写真:トラベルライター博多港国際ターミナル

乗り場となる博多港国際ターミナルへは、博多駅からバスで20~25分ほど。「中央埠頭(ふとう)」行のバスに乗って、博多港国際ターミナル停留所で下車してください。国内の定期船などのターミナルがある「博多ふ頭」とは別の場所なので、要注意。

チェックイン(搭乗手続き)

  • 写真:トラベルライター

出航の1時間前にはターミナルに到着し、飛行機に乗る場合と同様に搭乗手続きをします。1階のチェックインカウンターで予約情報を伝えて乗船券を受け取ります。電話予約をした場合は、ここでチケットを購入します。

燃油サーチャージも、チェックインカウンターで支払います。チェックイン時の荷物の預かりはなく、スーツケースなどの荷物は自分で船内のクロークに収納することになっています。

「利用券」購入

チェックインが済んだら、ターミナル利用料支払いのため、利用券を販売機にて購入しましょう。大人500円、6歳~12歳未満250円です。

ターミナル案内

1階

1階には、ビートル以外の船舶のカウンターも並んでいます。総合案内所や、銀行のカウンターもありますので、ここで両替をしていくのもいいですね。

  • 写真:トラベルライター

2階

出発ゲートと売店があります。ふつうの空港ほどの規模ではありませんが、船の中で食べるおやつや飲み物などが買える売店もあります。マッサージショップ、韓国料理が食べられる小さな食堂も。

  • 写真:トラベルライター

3階

乗船までの待ち時間には、ぜひ3階にも上がってみてください。展望デッキから港を発着する船やたくさんのコンテナ、そしてきらきら輝く博多湾を望むことができます。

オーシャンビューを楽しみながら食事のできる素敵なレストランもありますので、船に乗らなくても行ってみたいスポットです。

出国

空港同様、出国審査を通過します。出国審査を抜けると、小規模ながら免税店もあります。

  • 写真:トラベルライター出発口の待合室

乗船

  • 写真:トラベルライター

いざ、船に乗り込みます。船のほうが出発までの確認作業が少ないのか、搭乗口~搭乗の流れは、飛行機に乗るときよりもスムーズな印象です。シートベルトを締め、出航します。波の影響を受けにくく、飛行機よりはずっと揺れが少ないです。

船内の様子

客室は1階と2階に分かれていますが、基本的には同じようなつくりです。

  • 写真:トラベルライター

座席には折り畳み式のテーブルとシートポケットが付いています。足元は必要十分な空間が確保されており、座席の雰囲気としては、高速バスや飛行機のような感じです。揺れが少なく、飛行機や高速バスよりも室内空間が広いので、子ども連れなど気軽に席を立って動き回りやすいのもおすすめのポイントの一つです。

  • 写真:トラベルライター船内の案内板

飛行機のようにドリンクや食事のサービスはありませんが、シートポケットに入っているメニューからおやつやアルコール、ソフトドリンクを買うことができます。お土産にもぴったりのビートルオリジナルグッズの販売もあります。

そして、船内では無料Wi-fiが使えます。

  • 写真:トラベルライター

手持ちのパソコンやタブレット等の端末で映画を観たり、旅の情報収集をしたりしながら、到着までゆったりと過ごすことができます。

  • 写真:トラベルライター内装デザインはかの水戸岡鋭治氏が担当。鉄道ファンも注目です
  • 写真:トラベルライター釜山到着間際
博多港国際ターミナル
福岡市 / 駅・空港・ターミナル
住所:福岡県福岡市博多区沖浜町14−1地図で見る
Web:http://www.hakataport.com/

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