韓国に来たら食べたい料理に「冷麺」があげられます。釜山では、冷麺の派生で、「ミルミョン」という小麦原産の麺で作られた冷麺が人気です。この記事では、釜山で人気の「海雲台(ヘウンデ)ミルミョン専門店」という、冷麺・ミルミョンのお店をご紹介します。
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ミルミョンとは!?
ミルミョンとは、冷麺の中でも、小麦粉を材料とした麺で作った冷麺のことを言います。冷麺はそば粉がが原材料なので、黒っぽい麺なのですが、ミルミョンは黄色い麺が特徴です。
釜山はミルミョン発祥の地で、朝鮮戦争で、北朝鮮から逃げてきた方々が、平壌の冷麺を再現しようとしたのが始まりと言われています。当時はそば粉が手に入りづらかったので、小麦粉を代用して麺を作ったのでした。これが、現在でも釜山で愛される冷麺となり、釜山では冷麺の専門店と言えば、ほとんど「ミルミョン」がでてくる、というのが主流となっています。
筆者も、正直冷麺とミルミョンの違いを分かっていなかったので、日本人からすると「麺が少し柔らかい冷麺」みたいなイメージが沸くかと思います。
「海雲台ミルミョン専門店」について
それでは、筆者が訪れた「海雲台(ヘウンデ)ミルミョン専門店」についての紹介をいたします。海雲台は、釜山屈指のビーチがある場所で、特に夏は観光客も多いです。海雲台に来たら、ぜひ食べに行きたいのが、海雲台ミルミョン専門店!
海雲台駅から徒歩10分ほどの距離にあり、繁華街から少し離れているため、逆に地元の人が多く訪れるお店となっています。10:30~21:30まで営業しており、クレジットカードはVISAなら使用できます。
内観紹介
海雲台ミルミョン専門店の内観は、入ると一面に座敷が広がり、30名ほどが入ることのできる広さとなっています。お昼は、このように席もほぼ満席!
客層も、ほとんど地元の方々が多かったのが印象的でした。おばあさんから、工事現場で働く男性の方々、さらに一人で食べにくる女性の方までおり、釜山で愛されるお店なのだなぁ、ということを非常に感じました。
メニュー紹介
メニューはとてもシンプルです。「ミルミョン」と少し辛めの味付けがされた「ピビムミルミョン」の2つ。どちらも6,000w(≒600円)で、麺が2倍になると7,000w(≒700円)になります。麺2倍は少しお得に感じますね!
さらに、もう1個のメニューが「韓国式餃子」!こちらは、10個入りで4,500w(≒450円)です。皮がもちもちしているのが特徴で、いろんなテーブルで注文されていたのが印象的でした。筆者夫婦は、朝ご飯を少し食べすぎたため、餃子は食べなかったのですが、ほかの韓国の方が非常に美味しそうに食べているのを見て、お腹空かせておけばよかったなぁ、と少し後悔しました。(笑)
メニューは、このミルミョン2種類と、韓国式餃子の合わせて3つが全てとなります。
ミルミョン
それでは、海雲台ミルミョン専門店の「ミルミョン」の紹介です!確かに見た目は冷麺ですが、麺が日本のラーメンの麺のように、色が黄色なのがわかります。弾力自体も非常に柔らかいので、固めの冷麺とはこの点でも異なります。
乗っているお肉は、脂少なめのサッパリした豚肉です。冷麺には牛肉が乗っていることが多いですので、やはりミルミョンは、その発祥の由来からも「庶民の料理」という側面があるんだなぁ、ということをここからも感じました。
スープは、野菜やお肉を煮込んだ旨味が非常によく出ているスープです。このスープに、「タデギ」というコチュジャンのような甘辛のタレが入り、そこに麺を絡めて食べると、病みつきになりますよ!
ちなみにミルミョンには、キッチンバサミのような大きなはさみがついてきます。麺が非常に長いのではさみで適度な長さに切り、同じく一緒についてくるお酢と辛子をお好みで混ぜて食べるのが正式な食べ方!
筆者的には、お酢がミルミョンとすごく合い、サッパリと食べられるので非常にお勧めです。ちなみに韓国の方々は、たっぷりお酢と辛子を入れ、箸でグルグル回して混ぜて食べる人が多かったですよ。
ピビムミルミョン
ピビムミルミョンは見た目がものすごく辛そうですが、どちらかというと「甘辛」に近い味をしています。ピビムミルミョンの最大の特徴はスープがないこと。
ピビムミルミョンには、ダシスープがついてくるです!このダシスープに、麺を混ぜたり、麺を食べながらスープを飲んだりするのがピビムミルミョンの食べ方。このダシスープが非常に優しい味で、甘辛の味と合わさると非常に美味しいです。
- 海雲台ミルミョン専門店
- 韓国 / 韓国料理
- 住所:해운대 밀면전문점地図で見る