ラトビア
ラトビア観光
首都リガは”バルト海の真珠”と称される美しさ

まるで絵本の世界!!街全体が世界遺産ラトビアの首都「リガ」に行くべき7つの理由

取材・写真・文:

訪問エリア:41ヶ国

2020年6月30日更新

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写真:Emmy

リガってどこ?ラトビアってどこだっけ?とイメージがわかない人も多いはず。ラトビアはバルト海に面し、ロシアに隣接するバルト三国のひとつです。首都のリガは新市街と旧市街が歴史地区とされ、ユネスコ世界遺産に認定されています。一歩足を踏み入れるとそこは美しくかわいい中世の世界。他のどこにも似つかない、中欧らしいそしてラトビアらしい独特の雰囲気を感じます。物価も安く治安も良く、女性にもオススメの旅先なんです。今回は、そんなリガの魅力をたっぷりお伝えします。

この記事の目次表示

【1】旧市街がまるで絵本の世界

かつて「バルトのパリ」とも「バルト海の真珠」とも称されたリガ。旧市街は石畳で、美しい中世の街並みがそのまま残されています。

  • 写真:Emmy見晴らし抜群の聖ペテロ教会の展望台から

聖ペテロ教会からは、その旧市街を一望できます。高さ72mの展望台に上ると、思わず息を飲む素晴らしい景色が待っています。眼下に広がるカラフルでおもちゃのような世界は、現実のものとは思えません。

  • 写真:Emmy早朝のリーヴ広場

リーヴ広場には、個性的な建物が建ち並びます。旧市街はどこを歩いても可愛く、思わず笑顔になってしまいます。

  • 写真:Emmy

リガは他のバルト国に比べてより都会的で、おしゃれなカフェや雑貨屋も多くあり、華やかさを感じます。昼間のレストランはテラス席が賑わいます。

  • 写真:Emmy

路地好き女子必見!素敵な路地を見つけては立ち止まって写真を撮り、お気に入りの場所を見つけるのが楽しいです。地図を見ないで、感覚のままに歩いてみましょう。

聖ペテロ教会
ラトビア / 社寺・教会 / 教会
住所:Skārņu iela 19, Centra rajons, Rīga, LV-1050地図で見る
電話:67181943
Web:http://peterbaznica.riga.lv/en/news/
リーヴ広場
ラトビア / 公園・動植物園 / 広場
住所:Livu square, Central District, リガ LV-1050 ラトビア地図で見る

【2】雑貨や手芸品が可愛すぎる!!

ラトビアは昔から手仕事を大切にしてきました。旧市街には温もり溢れる雑貨木製品革製品などの手芸品が多く売られています。その素朴さとかわいさに、虜になること間違いなし。

  • 写真:Emmy

こちらは伝統衣装を着たお人形。どこか懐かしさを感じます。

  • 写真:Emmy伝統的な手編みミトンはとっても暖かい

編み物も大変盛んで、セーターや靴下などのウール製品を販売している様子は街中のいたる所で見られます。中でも目を引くのがこのミトン。何十種類ものデザインや色があり、どれも丁寧に編まれています。どれにしようか悩む時間もまた楽しいですね。お気に入りの柄がきっと見つかるはず。

【3】レベルの高い演劇が気軽に鑑賞できる

バルト三国は演劇が盛んで、ラトビアでは市民にとってオペラやバレエが身近な存在になっています。旧市街のすぐ傍にあるラトビア国立オペラ座では、オペラバレエミュージカルと、年に約200公演が開催されています。

  • 写真:Emmyラトビア国立オペラ座外観

特にリガのバレエはレベルが高いことで有名です。わざわざ他国から、バレエ鑑賞のためにリガに来る人もいるくらいです。

  • 写真:Emmy豪華で美しい内装にうっとり

チケットは日本からもネットで購入できます。演目にもよりますが、なんと席によっては5€(約620円)から、高い席でも30€(約3,800円)ほどで取れちゃうんです。観光客も多くいるのでラフな格好で来ている人も見かけますが、せっかくなのでちょっとおしゃれして出かけてみては?

ラトビア国立オペラ座
ラトビア / エンターテイメント
住所:Aspazijas bulvaris 3, Riga Ratvia地図で見る
Web:https://www.opera.lv/en/

【4】個性的な歴史的建造物の宝庫

世界最大規模のアールヌーヴォー建築が残るリガ

リガ新市街には、ユーゲントシュティール建築とも言われ、19世紀後半にヨーロッパ中心に広がった新芸術様式の建物が数多く残っています。動物女性をモチーフにした独特な彫刻が特徴的。

  • 写真:Emmy市内には800を超えるユーゲントシュティール建築があり、なかでもアルベルタ通りが有名

その奇抜で華美な彫刻に、思わず足を止めて魅入ってしまいます。よく見ると動物が紛れ込んでいたりして、まるで宝物探しみたいです。

  • 写真:Emmyインパクトある巨大な人の顔の他に、孔雀やフクロウの装飾も

旧市街の様々な建築様式

旧市街ではロマネスクマニエリスムゴシックバロックなど様々な様式の建築物をみることができます。

  • 写真:Emmy

近代的なものと歴史を感じる建物が混在しており、こんなにバラエティ豊かな街はないかもしれません。建築好きにとってたまらないのはもちろんのこと、建築に詳しくなくても楽しむことができます。

  • 写真:Emmy市庁舎広場から眺めるブラックヘッド会館

市庁舎広場に建つブラックヘッドの会館もユニークかつ美しいです。

ブラックヘッド ハウス
ラトビア / 建造物
住所:Rātslaukums 7, Centra rajons, Rīga, LV-1050,地図で見る
Web:http://www.melngalvjunams.lv/en

【5】新鮮な素材が豊富なグルメ天国

ラトビア料理ってあまりイメージが湧かないですよね。ドイツや北欧、ロシアなど各国の影響を受けており、じゃがいもパンが主食で、乳製品キノコ類も豊富です。自然豊かな自国で採れたものが多く、素材はとても新鮮です。お肉料理はもちろんのこと、実は魚料理もよく食べられます。

  • 写真:Emmy3フィッシュセレクション:サーモングリル、にしんのサンドイッチ、鰻のガーリックバターソテー 12.85€ (約1,600円)

街中では魚料理のメニューをよく見かけ、日本で馴染みのあるニシンや鰻なども。しかも美味しい!ラトビア料理の味付けは、実は日本人の口にすごくよく合うんです。

  • 写真:Emmyサーモンとアボカドのサラダ 約500円

おいしさだけでなく、盛り付けにも驚きます。ファミレスのようなチェーン店でも、こんな素敵な盛り付けで出てきます。物価も安いため、お財布を気にしないでグルメ巡りできるのも嬉しいですね。

【6】ヨーロッパ最大級とも言われる中央市場が楽しい

バスターミナル近くにある、5つの大きなドーム状の建物が一際目立ちます。毎日8~10万人の人が訪れるラトビア中央市場です。建物を繋ぐ通路にもスーパーやレストランが隙間なく並んでおり、その規模の大きさと活気に圧倒されます。

  • 写真:Emmyなんでも揃う市場は市民の台所となっている

屋外にもずらりとお店が立ち並びます。食材だけではなく、お花や生活用品、衣類などありとあらゆるものが売られています。お客も地元の人がほとんどで、ラトビアの生活に触れられる良い機会ですね。

  • 写真:Emmy色鮮やかなお花は、日本ではなかなか見かけない種類も売っている

見て楽しむのもよし、お土産を選ぶのもよし、グルメを楽しむのもよし。たっぷり時間をとって訪れましょう。

リガ中央市場
ラトビア / 市場・朝市
住所:Nēģu iela 7, Rīga, LV-1050地図で見る
Web:https://www.rct.lv/en/

【7】思わずうっとり!美男美女が多い

中欧は美男美女が多いことで有名なのをご存知ですか?栗色の綺麗な髪に、濃すぎず薄すぎずの絶妙なバランスの顔立ち。スタイルもよく、そしてみんなおしゃれ!街を歩いているだけで、思わず見とれてしまいます。街歩きがより楽しくなるかも。

終わりに

  • 写真:Emmy

いかがでしたか?ラトビアは様々な国に支配されてきた過去がありますが、各国の文化を受け入れつつ、自身の国の伝統を守り抜いてきた意思の強さも感じられます。リガにはその歴史と魅力がぎゅっと詰まっています。

まだ知名度も低くマイナーな国だと思われていますが、安全なので女性のひとり旅にもぴったりです。まだ知られてない国だからこそ、自分で開拓してみませんか?一度訪れたら、リガの魅力に虜になること間違いなしです!

※記事内のユーロから日本円への換算は1ユーロ=約125円で計算しています。

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この記事を書いたトラベルライター

✿ かわいいと不思議と古いものが好き ✿
~トラベルライターアワード受賞歴~
2018年間 “審査員特別賞”
2019上半期 “国内記事部門・フォトジェニック賞”
2019年間 “海外記事部門・アクセストップ賞”
2020年間 “海外記事部門・フォトジェニック賞”
2021年間 “国内記事部門・フォトジェニック賞”をいただきました

旅が人生のモチベーション。年々好奇心だけが向上していく30代。

一人旅の魅力を知ってから、国内外問わずフリーの一人旅に出ています。念入りな下調べ、計画は欠かせない慎重派。宿を決めない自由旅は憧れ。

メジャーな場所より、あまり人が行かないスポットに惹かれます。

可愛い街並みはもちろんのこと、
摩訶不思議な光景、大自然、秘境、
古い建築物、遺跡、お城やお寺 etc…

訪れた国は現在41ヶ国、国内は44都道府県。
海外も好きだけど日本も好き。

主に一人旅やフリーの旅人を意識して、詳しく正確な記事を心掛けています。

※2020年12月にトリップノートさんよりインタビューを受けました。興味がある方はサイト内の「トラベルライターインタビューVol.3」をご覧ください。

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