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ラウシェ地区
ラウシェ地区は、地中海を臨む海岸線沿いのビルに、レストランやカフェが立ち並ぶ賑やかな地区です。
鳩の岩
この地区で特に有名なのは、地中海に浮かぶ巨大な岩です。
歩道から海を見下ろすと見える、水面に突き出たふたつの巨大な岩で、これは「鳩の岩」と呼ばれています。特筆すべきものもない単なる大きな岩ですが、ここを起点に遊覧船がでるなど、常にこの岩の周りには地元の人が集い、憩いの場となっています。
鳩の岩の前の歩道は、夕方になると人が増えてきます。サンセットを見ようと地元の人々が外へ出てくるようです。
服装は様々
他のアラブ諸国とは違い、街中を歩く人はムスリムの服装をしている人もいれば、欧州のカジュアルな服装の人もいます。
ハムラ地区
官公庁ならびに高級ブティックやカフェの並ぶ地区です。
総理府のある道路は写真を撮ることができません。少しでもおかしな動きをすると、ライフルを構えた警察に撃たれかねないので注意!緊張する道です。
この通り以外は、カフェが軒を連ね、夜遅くまでにぎわっています。
海岸通り
ベイルートで最も好まれ、親しまれているこの道は、ジョギングや散歩をする人たちで常に賑わっています。
地中海の穏やかな風吹くこの歩道は、皆様どこへ行くでもなく、何となく海岸沿いを歩いたり、海を眺めたりしていらっしゃいますよ。出張紅茶やアイス屋さんなどがでて、思い思いに休憩し、会話を楽しんでいるよう。
横浜の山下公園のような雰囲気で、それが永遠と海岸線に沿って続いているイメージです。
ビブロス
地中海を望むビブロスは、ベイルートの北方36kmに位置する、レバノンの歴史を知るに欠かせない重要な場所です。
今日、世界中で読まれている聖書を意味する呼び名「バイブル」は、ここビブロスからきており、この地名が神聖な書物の呼び名となっていることは、レバノン人の誇りでもあります。
ビブロス遺跡(世界遺産)
紀元前3000年頃、地中海交易で栄えたフェニキア人が、世界で最も歴史の古い都市国家をここに建設したことは有名で、ビブロスの遺跡はユネスコの世界遺産にも登録されています。
紀元前18世紀ごろに建てられた神殿跡です。柱しか遺っていませんが、地中海を望む景色が素晴らしかったであろうことは見て取れます。
また、現在、世界中で使われているアルファベットも、ここビブロスが発祥の地と云われています。あまり知られていませんが、ここビブロスは、今日の世界にとってとても重要な地なのです。
このあとにご紹介する「バールベック」のような派手さはありませんが、悠久の時の流れを感じる味わいのある遺跡です。
● Entry fee: 6,000LBP(約420円)(2018年4月現在)
ベイルートからビブロスへの行き方
レバノンのほとんどの町へ向かうバス乗り場が、コーラ(Cola)と呼ばれる場所にあります。高架下に位置しており、特に行先案内板などはありませんので、バスの運転手やバス待ちの乗客に聞くと良いでしょう。
「ビブロス」よりも「ジュベイル」と聞いた方が、地元の人には通じやすいです。
ここから、ローカルバスに乗って1時間です。
● Bus:1,200LBP(約80円)