マサチューセッツ州の州都・ボストンにある、1885年創業の老舗レストラン「Marlieve」を紹介します。パリからボストンにやってきたフランス系移民がオープンしたレストランですが、アメリカの定番料理を味わえます。
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レストラン・Marliaveの概要
レストラン「Marliave」は、パリからボストンにやってきたフランス系移民のHenry Marliaveが創業したレストランです。 現在と同じ立地であるBoswort通り10番地にて、1885年にオープンしました。
現在は、イタリアンレストラン「Grotto」のシェフ兼オーナーであるScott Herrittによってリオープンされ、 一階部分にはパン菓子やコーヒーなどを提供するエスプレッソバーも追加されています。 今ではボストンのランドマーク的レストランの一つとしても考えられています。
フランス系移民によって創業されたレストランではあるものの、レストランのメニューは、(ボストンを含む)ニューイングランド地方の現代的なアメリカの定番料理といった内容です。
レストラン・Marliaveの様子
外観
ボストンのこのエリアは全体的に茶色いレンガの建物が多いのですが、それらとは趣が違った、モノトーンの小洒落た雰囲気です。アメリカよりはヨーロッパ風といった感じでしょうか。
中の様子
外観と同じく店内もモノトーン。創業当時のものと思われる、歴史を感じる写真も飾られていました。
Marliaveのメニュー
パスタ、ステーキ、サンドイッチなど、アメリカの一般的なレストランのメニューです。
前菜
食前にサービスで、オリーブ&オリーブオイル、パンが提供されます。なんとなくイタリアンレストランのような内容です。
ルーベン(Reuben)
ルーベンとはコンビーフのグリルサンドイッチで、アメリカでは定番のメニューです。 元々はリトアニア系ユダヤ人のReuben Kulakofskyが発明したと考えられており、ヨーロッパ由来の料理です。ライ麦パン、コンビーフ、チーズ、ザワークラフト(ヨーロッパのキャベツの漬物)が含まれています。
Marliaveのルーベンはザワークラフトの酸味が効いており、クミンのような香辛料の風味も感じました。ライ麦パンは自家製で、付け合わせのピクルスやポテトチップスもインスタントとはちがう美味しさでした。
- 15ドル(1,650円)
ステーキフライ(Steak Frites)
ステーキフライはステーキとフライドポテトをくみ合わせた定番メニューです。 フライドポテトは自家製で、味も文句なしの美味しさです。
- 18.50ドル(2,035円)
タピオカ・プディング(Warm Tapioca Pudding)
タピオカ・プディングはクリームにタピオカは混ぜて食べる料理です。甘いおかゆのような食べ物のライス・プディングのタピオカ版と言えます。
- 10ドル(1,100円)
チョコレートケーキ(Chocolate Cake)
温かい半生のチョコレートケーキとバニラアイスの組み合わせです。このままケーキ屋を展開しても良いのではというくらい美味でした。
- 10ドル(1,110円)
レストラン・Marliaveのいいところ
Marliaveは、ややアップスケール な雰囲気でハズレのない王道のアメリカのグルメが楽しめるレストランだと思います。子供の時から来ているという高齢の方もいたりして、「地域の美味しい店」として愛されているようです。
- マーリーブ
- アメリカ / 洋食・西洋料理
- 住所:10 Bosworth St, Boston, MA地図で見る
- Web:https://www.marliave.com/
※記事内のアメリカドルから日本円への換算は、1ドル=110円で計算しています。